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Audio-PCを作ってみた -8 |
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- 2段式スパイラル型を作る BH-8 (2022/11)
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- 前回でスパイラル式をたいそう気に入りまして、FostexFE103NV専用スパイラル式筐体を作ってみようと・・・、ただ同じものを作っても似たような音では面白くないので、おぼろげに脳内妄想していたものを実現しようと思ったわけです。
- 右図pic-1を妄想していた次第でキモは床接地面を 少なくするため、又音道を長くするために2段式にしました。3Dにして組立順序、音道の流れをじっくり考えましたね。
- 当初はひとつの箱で考えていましたが、上段と下段のふたつに分けて組立た方が簡単なんじゃね?っと材料カットの時に思い急遽変更。
- たしかに、各段の作業は容易ですがふたつの段を合体?しようとするとカット誤差でうまく合いません。段差が1mm位付いてしまいました。( ノД`)シクシク…
- もう一つ、左右対称なので片方を作るときは脳内で反転出来ないような老人になってまして、図面を反転して作りましたが何かを忘れるのです・・・、コーナー△木を両方共忘れてました。バランス的には関係ないのでしょうけど、思い込みが激しいので「無」と言うことに脳内では働いていたようです。前項BH-7では片方忘れてました(´Д⊂ヽ
- 高音---BH-7号では気にならなかったのですが、Fostex特有のちょっと張り出した音ですね。要因はヘッド後ろ側に空気室を大きくしようと板1枚分伸ばしたからでしょうか。余分な事をしたような気がしましたので吸音材を入れ、耳障りな音は良くなりました。同一幅の折り返し式バックロードよりもおとなしい感じです。(吸音材は水槽濾過フィルターから音工房Z 様https://otokoubouz.com/topcontents/products_amazon.html 販売のものを使用、中高音が制御出来ました。昭和の車の床に貼ってあった吸音材に材質が似てますね。現在の自動車にも同じ材質が使われているのでしょうか?)
- 中音---ヴォーカル中音域で一定の音が変に共鳴、共振してしまい語尾が不快な感じです。周波数帯はソフトイコライザーで操作すると600Hz付近で起っているようですね。これが解ってもどうすれば??ですけど・・・。上に書いた吸音材をヘッド上面に追加して効果的でした。それと、ホーン出口を狭くしてみました。音響的根拠はまったくありません(;^_^A。それなりに改善したのでこれはこれで良いのでしょう?(pic-2 赤色の斜め板、材質は柔らかい杉合板、縦横の赤色棒は補強)
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- pic-2
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- 低音---思ったよりも出てます(⌒∇⌒)、しかも締まった感じですね。特別強調されず音楽の幅を作っているというか・・。うまく表現できません、ごめんなさい。BH-7-1段スパイラルより良いですね、音道も長くなっているわけですし、狙いは成功としておきましょう。
- スパイラル式は音が遅れて出てくるそうですが、僕ごときではまったく解りませんです。バックロード式全般に言えることではないかと思いますけどね。
- FOSTEX FE103NVを使いましたが、音の広がりは一般的な折り返し同幅のバックロードよりも良いように感じますね。スピーカーユニットの特性でしょうか。全体の迫力と言う点では一般的折り返し式に劣ると感じます。 pic-2-1
----完成
- 私見となりますが、スパイラル式ってホーンの理想的なものなんじゃないかと思うのですよ。巻貝を使った楽器?も古くから有るわけだしね、当時はこれしか無かったからか・・・・。吹奏楽器その他楽器には詳しくはないですけど、巻貝の様なチューバとか言うのもありますよね。
- これを正面から見ると音源の縦軸が直線上にありません。ダメダメなんでしょうか?っ出口が後ろだったり、サイドだったりするバックロードホーンのありますからね、これはこれで修正出来ませんから。
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PIC-1fig-1(図面--詳細はこちら)
pic-2-1(完成品) |
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TangBand 10cm W4-1337SDFを買ってみた(φ10cm)
- 上のBH-8に気をよくした筆者はネットで見つけたちょっと気になるスピーカーを買ってみました。見た目は良い音出そうですよね、これを上のBH-8スパイラルに付けたくなってしまいました。
スペック(Tangband W4-1337SDFhttp://www.tb-speaker.com/products/list/30/page:20?sort=products.model_no&onlystock=0&onlynew=0&mrows=4&style=b&act=list --タンバンと言うらしい、台湾メーカー)pic-3
- 再生周波数帯域:70~20kHz
- 出力音圧レベル:89dB
- Qts:0.34
- moving mass:3.99g
- インピーダンス:8Ω
- 重量:1.803kg
- バッフル開口径:φ95mm(FE103NVとほぼ同じ)
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- これだけ見ればバックロードホーンに合いそうですよね。ところが、高音は鮮明じゃなくて籠ったような音で、低音はFostex FE103NVよりも出ていますがこれも籠ったような音です。音圧が89dBとFE103NVと同じなのにかなり音が小さいです。数値間違ってない???。マグネットもFE103NVよりも大きいみたいなんですけど。(pic-4)
別の折り返し式筐体(BH-6号)に付けてみましたが傾向は同じですね( ノД`)シクシク…。コーンが金属で重いのでfostexよりも反応が悪いのでしょうかね。いやー、本当に捨てようかと思いましたが、FE103NVと同じような金額だったので年金受給者の老人には勇気が出ませんでした。そこで、以前に作ったミニバスレフに取り付けてみました。相変わらず音圧は低いです、¥800也の東京コーン紙製作所 F100A228-1
と較べても小さな音なんですけど・・・。音質は好みもあるでしょうが、Fostex好きの人には敬遠されそうですね。
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- ミニバスレフ筐体での感想 pic-4-1
- 高音は聴きやすく甲高くはありません、スローな曲なら良いのではないでしょうか。低音はこのサイズのバスレフとしては良く出ていますよ。如何せん全体的に霞んだような感じですね。バスレフとして考えれば、もう少し予算をだして市販のブックシェルフ型 YAMAHAのNS-B210 Denon SC-M41 SONY SS-CS5 等々を買う方が満足できると思いますよ。
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pic-3
pic-4 (筐体はほぼ完成状態で試聴)
pic-4-1 |
- 2023-03 BH-7改
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- 次の予定は、φ12cm BH-7号を下1段追加して2段式に改良しようと思っています。今回のBH-8の方が低音は出ているので、2段式にしたら今のBH-7の良いところをそのままにして低音だけ増やす事が出来るかも?と。失敗したら気に入っているBH-7が・・・と思うとなかなかねー。 pic-5
pic-5 |
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