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Gitzo(旧カーボン)三脚の石突を改良してみた |
大雑把に言うと
- 右図面の様な金属カラーというか、円形ナット(旋盤機械があればベスト)。製作は友人に依頼しました。
- 白色の色鉛筆(脚に印を付けるため)
- マスキングテープ(脚切断の目印)
- 弓形のこぎり(刃は塩ビ管、プラスチック用を使用)
- サンドペーパー(#300程度 紙ベース 切り口の整形)
- 接着剤(耐ショック、耐水−シリコンポリマー系)
- バイス(脚切断時の固定用)
- ※特定メーカの三脚だけでなく、最先端の径が解れば同じことができると思いますよ。
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材料と完成品 |
完成品詳細図面
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主な道具
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1.作業方法
- 図面のような円形ナット(カラー)を製作する必要があります。 色々と既製品を探したのですが、ありませんでした。 アルミ製なら6角ナットの自力削りだしで、ストッパーを作れるかもしれないですね。 又は、上の画像のようなアルミ材料で削りだしが可能かもしれないです。実際、削り始めましたが相当な時間がかかりそうなので諦めましたけど・・・。
- もし自力で削り出しするならば道具は旋盤(一般家庭にはないですよね)、グラインダー類(これもないかな)、無ければヤスリがけと言うことになります。
道具を買う予算で依頼出来そうです。
- まだありました、ネジ切りをしなくてはいけません。タップバイス(右画像)が必要です。その前に、垂直にボール盤等で穴あけ作業も必要ですね。
- なんだか面倒な作業です、2020年現在の三脚は石突きが変えられるものが多いようですね。壊れれば新型に変えますが、丈夫なんですよねこれが。
- 製作して頂けるのなら、脚の現品を渡して(1本)寸法も現品合わせの方が良いです。(ノギス計測) まあ、自分で出来る作業と言ったら、脚を切断して円形カラーを接着剤で固定することでしょうか。
2.これから作業です、脚の切断箇所を決めます。
- 脚上部(ロック部分)からまっすぐな固いもの(細い物差しみたいな)を差し込んで、現在の石突の位置を計ります。 だいだい石突き下部(地面接地)から3cm位でゴム製の端がありました。(図面参照)
- その箇所をカットラインとして、数カ所色鉛筆等で印を付け直線をマスキングテープの上から引きます。カーボンのささくれが出来るのを緩和出来ます。
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- さて、切断です、脚をバイスに固定(布で巻いて保護)して弓形のこぎりでマスキングテープに沿って切ります。 この時、固定が弱いと切り口にササクレが出来てしまいます。 但し、強く閉めすぎて脚を割らないように・・・。そんなにGitzoは弱くないか^^)
- 多少切り口が斜めでも構わないです。 後でペーパー処理をしましょう。
- 切り口のパイプの厚みが薄くなるに連れて、不要になる脚の先が震えるようになると、パイプの内側にササクレが出来ることがあります。 内側にササクレが出来てしまったら、それを取ってしまったほうが良いです。 最終的には接着面となりますからね。
- 切り口が斜めになってしまったら、画像のような曲尺で調べるのがいいのですが、目測で充分でしょう。 紙ヤスリを平らな場所に貼り付け、脚を持ってゴシゴシします。
- いよいよ接着です,接着剤は種類がたくさんありますからね。 結局、耐ショック、-40°〜120°C対応、肉痩せなしのものを使いました。(セメダイン製 24〜48時間で実用強度)
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- 接着後10日以上経ちますが、スパナでスパイクを取り外しても剥がれる事はありません。
- 接着剤がはみ出てしまっても乾けば空気に触れているところは簡単に取れますよ。
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バイス・タップ(依頼すれば不要) |
切断 |
切り口チェック |
相当古いアルミ三脚も改造してみた
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完成
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- ※2014〜2020年、地面にスパイクを何度も突き刺して使いましたが現役ですよ。
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