メモ帳ですけど・・・

バナースペース

                       Pentax645Dを使ってみた ブレテストへ最下行へ
 
 縦位置撮影でブレ発生の件:
  2015〜2020 再評価が含まれています。読みづらいかも・・・



  • 驚きました、今まで横位置と縦位置で何も考えないで撮っていたのに不都合なんてありませんでしたけどねぇ。使っていたのがMamiyaRZ67、これはレンズシャッタで縦横でカメラの位置は変えなくて良いのですけどね。このPentax645Dのシャッタユニットショックは小さいのですけど、こんな癖があるんですね、困りました。(結構、縦位置撮影は多いのです。) レンズ焦点距離160mm以上(120mm希)、シャッター速度1/4〜1/100において縦位置ではほぼブレが発生します。 FA150-300mm
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  • pic-0
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  • 根源はPic-0の150-300mmズームレンズです。大体焦点距離150mm以上での縦位置(SS=1/4から1/100)でほぼブレが発生します。対策はしましたが、改善されませんのでレンズは処分しました。ズームレンズって便利なんですけどね。入れ替えでA300mmF:4.0EDを導入しました(相当古いレンズですけど良く写りますよ pic-1 雲台への固定位置は無視してね)。これで全体の重量が増え、改善されるのでしょうか?結果は以下。
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  •  まずは原因:(推測)
  • シャッター動作が縦運動(カメラ横位置)の時は良いのですが、横運動(左右運動-カメラ縦位置)の時に、本体も縦長で慣性力が大きくなり、ブレるのだと思います。まあ、シャッターユニット自体が35mmカメラに較べれば大きいですからね。三脚座がないレンズばかりなんで、これも関係しているんでしょうね。
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  •  やっぱり対策は必要です:
  • ISO感度上げてシャッタ速度を速くすれば良いのですが、645Dの許容は僕としては「ISO400」です。基本ISOが200ですので1段しか稼げません。多くの場合、早朝、夕方、PLフィルターとかハーフND使用とS=1/4〜1/60が多い中 ISO400でもブレの対象になってしまいます。
645Dシャッタユニット 



pic-1A-300 ED 
 その前に一応、貧相な頭脳で考えた:
  1. シャッタ速度を稼げる高感度特性の良い機種に替える(35mm判も可)
  2. 特大の重い三脚を揃える。Gitzoならばアルミ製5型とか・・・。
  3. 三脚に特大の重りを付ける。
  4. 三脚から下方向にベルト(ひも)を付け、そのベルトを足で踏み、地面に押しつけて荷重を下方向に作用させる。
  5. Diyでパイプフレームを組んで(立方体)固定する。
  6. シャッタ速度を極端に遅くする工夫をする。1秒とか・・・。
  7. シャッタ速度S=1/125以上で撮影する。
  8. ブレるシャッタ速度時に縦位置では撮影しない。
  9. 一脚感覚で手で下方向に抑え込んで、直接レリーズする。
  10. 電子シャター搭載機に替える。(手ぶれ補正機能搭載機も可、基本三脚)
  上記対策の対策? :
  1. そもそも、僕は高感度は嫌いなのでボツです。Isoを上げれば画像の詳細(緻密さ)は落ちますからね、高感度特性の良いと言われるSonyα7シリーズでも見た限りはIso1600が限界かな。(個人的にはね) 撮影後あまりごちゃごちゃ画像をいじるのは気乗りしませんね。 645Dを選ぶ時(2015)には645Zがすでに発売されていて悩みましたが、最終流通在庫の645Dを選んだわけでかなりの価格差でしたよ。
  2. 重くて風景撮りにはもっていけないです。そういえば、測量機器用の三脚をいただきました、改造してみようかな、これも持ち運びは出来ないですよね。
  3. ストーンバッグのようにしましたが、ブレの発生が高い位置で横方向には無力でした。カメラバッグは禁物ですよ、少し風で揺れるとブレの増幅となります。
  4. 足の筋肉を鍛えないと震えがブレを増長させます。ベルト(布製)では左右に動いてしまい無い方が良いようです。
  5. 持ち運びできません。
  6. ND16 + PLフィルタ、又はハーフND(8)の組合せで撮ってます。暗くてオートフォーカスが作動しません。マニュアルでもピントは感です。
  7. 開放絞りでISO400なら可能な場合はありますが、そのシーンは少ないです。絞り開放とかその付近で撮ることはほとんど無いです。
  8. 諦めたこともあります。
  9. 足場がよくて焦点距離200mm、SS=1/40〜1/80ならば何もしないよりはまし。
  10. 余裕があれば現実的でしょう。35mm判は軽いですからね、三脚も1ランク落とせます。高画素機ならいいのでは?うーーんやっぱり疑似中判は使いたいし・・・。(追記:2020年時点ではFujifilm-GFXシリーズなら可能なようですね。このままPentaxレンズを使うならマウントアダプタが必要ですかね。)

  • またまた話がそれてしまいます、645Zのdng(Rawファイル)を観たのですが(2018)ISO800で限界のような気がします(iso1600はなんとか・・個人的にはですよ)。そもそも、僕はフィルム時代のレンズFAシリーズで言えば3000万画素以上は像が拡大されるだけで解像感は無いように感じています。なのでFAシリーズを使う限り645Zに変える意味はあまりないようです。それ以外にはカメラ自体の反応がいいとか、ライブビューができるとか、階調幅に余裕があるとか、諸々進化は目覚ましく大変いいカメラだと思います。今からカメラを変えるとするなら、FujiFilmにするかな。古いレンジカメラ風なスタイルは好みじゃないですけどね。僕なんかは動き物を撮るわけでなし、フィルム中判に比べればデジタルは快適なカメラですから、素子が多少大きければそれだけで良いです。
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  • D-FAレンズ(デジ対応)に関しては、1本も持っていないですけど、大きさ、重さとか値段を考えるとフィルム時代(FAとかA)のレンズを使っても良いかなと思いますね。 当然、フィルム時代のレンズより良く写るわけで、種々の収差も改善されているのだろうと思います。サンプルを観た限りでは、D-FA55mmf:2.8とかD-FA25mmf:4.0が素晴らしいですね。
 645D
測量機器用三脚(実物ではありません) 
 ハーフNDフィルター
  • ND16とハーフNDフィルタ(ND8)
  • ※ブレとは関係ありませんがハーフNDって風景には重宝するのですよ。 撮影後、照度差をいじるより画像は荒れません(雲とかそらって白飛びってよくあるでしょ)樹脂製は傷に弱いからできればガラスが吉 (これは樹脂)
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  • ハーフNDの使用サンプル はこちら
   ブレ対策をしてみた:
  • ASSIST−1 (velbon-SPT1) --←プチ改造へgo
  • 右画像下部の製品を購入しましたが、FA150-300mm(f5.6)には効果はありませんでした。A-300mm(f:4.0)に変えても縦位置SS=1/15〜1/80間でブレてしまいます。(結果は下記を参照) 本来は、カメラを円柱部分に乗せるのですが画像のように逆 さ取付で使用しました。 又、Y型支持も追加しています。
  • Velbon社にブレの対策で良い方法はないかと、質問してみました。「正規の取付方ではないので、お答え出来ません」って、そう言うことですか???またもクレーマー扱いされてしまいました・・。まっ、それはそうです、正論なんでしょうけどね。
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  • ASSIST−2 (エツミ テレホルダPRO)  
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  • 雲台はARCASWISS−monoball Zを追加し、assist台も変更しましたが、成果はありません。 テレホルダーpro商品名は良いんですよ、それにMade in japan って書いてありますが、どう見てもVelbonより華奢な構造です。
  • レンズ側の支えるボルトを固定するナットが小さく、ぐらぐらと動いてしまうのでちょうど余っていた三脚用のリングナット(φ40)で固定しました。 Velbonよりさらにカメラ位置が高くなり、見るからに不安定なものとなってしまいました。無い方が良いような気がします。
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  • 結局、シャッタの左右の動きによるブレには無力だった様です。僕が試した結果ですから、他で当てはまるとは思いませんよ。もっと高価なものを使えば結果は変わるかもしれません。
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  • 番外編
  • A300mmf4.0 EDには三脚座がありません。またまた、悪あがきで他レンズのものを流用してみました。取付予定位置の径はφ75.5(mm)、中華製の三脚座がφ78(mm)、この差を樹脂板で補っていざテスト・・・・、Assist-1とAssist-2でも効果なしでした(´;ω;`)ウゥゥ。
  • Pic-4ではAssist-1正規の取付でないと取付られません。クランプはなくても良いのですが、レンズの位置決めがうまく出来ないので、このスタイルで試しましたが大がかりものになってしまいました。 それに元々三脚座のないレンズですので、キッチリ閉めても他の純正レンズほど安定はしないです。
 レンズアシストPic-3Pic-4 
 
いよいよ、テスト画像
(2020再評価)
  1. 焦点距離300mmレンズを使って、Assist-1(Velbon-SPT1)にてシャッタ速度を変化させブレの度合いを目視する(下全体風景の黄色枠がレンズ300mm画角、赤枠は等倍切り出し部分画像)。 Pic-1の状態で使用(Y字支持とベルト固定)
  2. 条件:Assist-1(velbon-SPT1)+ArcaSwiss-momoballZ+Gitzoシステマチック3型 (Assist-2はテストなし) 足場は固い土地盤でした。
  3. pic-5(SS=1/15)、pic-6(SS=1/40)、pic-7(SS=1/80) →は約1/2倍画像、等倍をご覧になるには画像をクリック
 長野県飯島町千人塚
全体風景(レンズは焦点距離35mm)対象は個人の住宅ではありません、キャンプ施設の一部

300mm正常画像(横位置撮影SS=1/80 :
等倍画像はクリック)
 ←全体の画像はこちら(Googledrive使用)
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i
Pic-5(クリック)
SS=1/15
 
Pic-6(クリック) 
SS=1/40

Pic-7(クリック)
SS=1/80
  ここからは200mm
  1. 焦点距離200mmを使ってAssist-1にて実施、全体画像の水色枠が200mmの画角です。
  2. Pic-8(SS=1/8)、Pic-9(SS=1/50)→は約1/2倍画像、等倍をご覧になるには画像をクリック) 
   
200mm正常画像(横位置撮影SS=1/80:クリック)
  
Pic-8(クリック)
SS=1/15
 
Pic-9(クリック)
SS=1/50
 
  •  ここまでの結果は:
  • 焦点距離A300mm-f4.0:Assist-1もむなしく全滅ですね。( ;∀;) ただ、Pic-7のSS=1/80はほんの少しシャープネス処理で用紙サイズA3判程度ならごまかせるかな。(150-300mmズームよりましになりました。)潔く、縦位置撮影はSS=1/00以上で使います。
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  • シャープネス処理は画像情報を少なくして(境界線の階調を減ずる)しまうものなので、あまり好きではありません。いかにも処理しましたって画像は下品に感じるのは僕だけ?
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  • 焦点距離FA200mmf4.0:Assist-1を使えば、シャッタ速度全域で大丈夫なようです。一応、効果ありですね。 以前テストした時はSS=1/50付近でブレてましたがキッチリ取り付ければ使えそうです。SS=1/15の画像は印刷(A-3ノビ)してOKでした。
  • 焦点距離   シャッタ速度(ss)      備考
     1/15  1/40  1/50  1/80  Assist-1(Velbon SPT-1)
    A- 300f:4 ED  ×  ×  −  △  Assistあり
     FA-200mmf4.0  △  −  〇  −  Assistあり
 
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