※  pic-1-箱尺の[1.0m]に焦点を合わせ撮影。赤枠を切出しています。(ターゲットあり)  
pic-3
pic-2
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メモ帳ですけど・・・
                                                                      被写界深度の確認                                          確認-2へ ↓       最下行↓
 
 1. 確認のため撮影してみた(被写界深度の確認)


 諸条件・設定
  • カメラ:Pentax645D
  • レンズ焦点距離:75mm(35mm判換算約60mm) どうして75mmなのか---ズームレンズの85mmは少し片ぼけし、45mm付近だと目盛りを読みづらいので。
  • 撮影距離:1.00m
  • レンズ絞り:f4.5〜f22まで1段ステップ(FA45-85mm f:4.5)
  • 撮影方法:箱尺の1.00mに焦点を合わせ、各絞り毎に撮影、前項の被写界深度計算の値撮影画像を目視で比較。 目視ですので凡その値となります。(画像は4000万画素等倍の部分切出し:下の画像A〜F-約1200×1200dpi)
  • カメラを箱尺と同じ高さがベストですが、目盛りを読み取れないため少し高く設置しています。これにより撮影距離はcosine誤差がありますが無視しています。撮影画像の目視は5mm単位くらいしか読み取れないことをご容赦ください。
被写界深度テスト 模式図 
 
 ※ 許容錯乱円の値を変えて計算

 
 
左条件の計算による数値  目視による数値(画像より
諸条件(許容錯乱円を画素ピッチとした場合) f:値 被写界深度限界近点(m) 被写界深度限界遠点(m)  画像番号 被写界深度限界近点(m) 被写界深度限界遠点(m)
撮像素子のサイズ:横 (mm) 43.8   4.5 0.987 1.014  A 0.990 1.015
撮像素子のサイズ:縦 (mm) 32.8 5.6 0.983 1.017  B 0.985 1.015
カメラの画素数: 万画素 4000 8.0 0.977 1.025  C 0.980 1.030
撮影距離 (m) 1.00 11.0 0.968 1.034  D 0.975 1.045
許容錯乱円(仮定): (mm)  0.0169  16.0 0.954 1.050  E 0.970 1.070
   22.0 0.938 1.071  F 0.955 1.110
 左条件の計算による数値  目視による数値 (画像より)
諸条件(許容錯乱円を0.0333から面積比換算
した場合)
f:値 被写界深度限界近点(m) 被写界深度限界遠点(m) 画像番号  被写界深度限界近点(m) 被写界深度限界遠点(m)
撮像素子のサイズ:横 (mm) 43.8   4.5 0.967 1.035  A 0.990 1.015
撮像素子のサイズ:縦 (mm) 32.8 5.6 0.960 1.044  B 0.985 1.015
カメラの画素数: 万画素 4000 8.0 0.944 1.064  C 0.980 1.030
撮影距離 (m) 1.00 11.0 0.924 1.090  D 0.975 1.045
 許容錯乱円(仮定): (mm)  0.0421 16.0 0.893 1.136  E 0.970 1.070
  22.0 0.859 1.197  F 0.955 1.110
 
  • 今回の結果は、許容錯乱円を画素ピッチとした方が撮影画像から読み取った値に近いですね。そもそも、許容錯乱円の値(0.033)は印画紙6切写真を30cm程度の距離で鑑賞するときに使うようですね。アナログ写真鑑賞とモニターデジタル等倍鑑賞を比べること自体意味がないように思ったりします。まあ、参考ということでお許しください。
  •    被写界深度テスト 箱尺
  • レンズの絞り値による撮影画像を載せておきます。上表右側は個人の主観的要素が多いので、各個人で画像から判断(読み取り)をして頂いたらよろしいかと思います。
  •  
  • ※ 画像自体のサイズが大きいので、必要範囲だけ切出しています。pic-1(赤枠等倍の切り出し:A〜F→)
  1. 焦点距離75mm f:4.5 画像 距離1.0m
  2. 焦点距離75mm f:5.6 画像 同  
  3. 焦点距離75mm f:8.0 画像 同
  4. 焦点距離75mm f:11.0画像  同
  5. 焦点距離75mm f:16.0 画像 同
  6. 焦点距離75mm f:22.0 画像 同
  7. ※↑画像は4000万画素-7264×5440(pixels) の部分切出し (約1200×1200pixels)
  
  •  
 



 
  • 2. f:値を固定して各ターゲットにピントを合わせてみた                               ↑Top
  •  
  •    googolemap 距離
  • カメラ:Pentax645D
  • レンズ焦点距離:75mm(35mm判換算約60mm)
  • 撮影距離:5.0m、10.0m、15.0m、20.0m、25.0m、185.0m(おおよそ)
  • 合焦方法:5.0mから25.0mはターゲットにピント、185.3mは正面鉄道路線辺り(Googlemap計測) 又、cosine誤差は無視しました。
  • レンズ絞り:f:14.0固定(FA45-85mm f:4.5)           
  • 撮影方法:ターゲットに焦点を合わせ撮影、前項の被写界深度計算の値撮影画像を目視で比較。 テスト前景ターゲットは5m間隔で、この間のピントは不明な箇所もあります。又、25m以遠はありませんのでgooglemapによる判断としました(pic-2,-3)。 →クリック 右画像は4000万画素等倍、但し赤枠のみ表示されます。下図内のaからf画像も同様です。

 
  • テスト模式図2
 
(許容錯乱円を画素ピッチとした場合) 計算による数値(m)   目視による数値 (m)画像a〜f
撮影距離(m) 被写界深度限界近点 被写界深度限界遠点   画像番号  被写界深度限界近点 被写界深度限界遠点
撮像素子のサイズ:横 (mm) 43.8 5.0 4.131 6.332   a 4.0 6.5
撮像素子のサイズ:縦 (mm) 32.8 10.0 7.039 17.260   b 7.0 15〜20不明
カメラの画素数: 万画素 4000 15.0 9.197 40.643   c 9.0 25m以上
許容錯乱円(仮定): (mm) 0.0169 20.0 10.862 125.980   d 12.0 50以上
レンズ絞り値 f: 14.0 25.0 12.186 ∞  e 10〜15不明 80以上
185(∞) 21.067 ∞  f 15〜20不明
 
(許容錯乱円を0.0333から面積比換算
した場合)--参考 
撮影距離(m) 被写界深度限界近点 被写界深度限界遠点   画像番号 被写界深度限界近点 被写界深度限界遠点
撮像素子のサイズ:横 (mm) 43.8   5.0 3.281 10.502    a 4.0 6.5
撮像素子のサイズ:縦 (mm) 32.8 10.0 4.883 ∞  b 7.0 15〜20不明
カメラの画素数: 万画素 4000 15.0 5.833 ∞  c 9.0 25m以上
許容錯乱円(仮定): (mm) 0.0421 20.0 6.461 ∞  d 12.0 50以上
レンズ絞り値 f: 14.0 25.0 6.907 ∞  e 10〜15不明 80以上
185(∞) 9.075 ∞  f 15〜20不明
 
  • 僕が実際に撮影する際は、画面上から1/3くらいにピントを合わせることが多い(100m以上)ので画面手前はあまり意識したことはありません。これよりも、もう少しカメラよりに近点があると思っていました。
  • 目視できる画像は、デジタルしか無くて本当は同じサイズのフィルムで撮ったものが見たいですね。
  • 各撮影距離でピントを合わせた画像を載せておきます。上表右側は個人の主観的要素又は、ターゲットの数不足により不明確な点も多いので、各個人で画像から判断(読み取り)をして頂いたらよろしいかと思います。  
  • 右 a〜fの画像は自体のサイズが大きいので、必要範囲だけ切出しています。(上の画像 pic-3の赤枠部分--約1500x5000pixels)) 
  • ごめんなさい、絞り値f:14は「絞りによるボケ」の項ではf:13しか計算できませんねぇ、ここではExcelシートで計算しました。ボケが始まりました( ノД`)シクシク…。
  • ↑「絞りによるボケ」項を絞り1/3ステップに修正しました。
 
  1. 焦点距離75mm 距離5.0m f:14.0 
  2. 焦点距離75mm 距離10.0m 同
  3. 焦点距離75mm 距離15.0m 同
  4. 焦点距離75mm 距離20.0m 同 
  5. 焦点距離75mm 距離25.0m 同
  6. 焦点距離75mm 距離185.0m 同
  7. ※↑画像は4000万画素-7264×5440(pixels) の部分切出し (約1500×5000pixels)
 
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