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乳腺腫瘍
乳腺にできる腫瘍で、犬の腫瘍では最も多く発生するものです。メスに発生する腫瘍の多くを占めます。
【症状】
10歳以上の避妊手術をしていないメスに多くみられ、乳線にしこりが生じます。良性・悪性の割合は半々ですが、悪性の多くはしこりが急激に大きくなっていくのが特徴です。
【治療】
治療方法は外科手術であり、周囲の健康な部分も含めて腫瘍を摘出します。腫瘍が1つだけでない場合は、腫瘍のできた側の乳腺すべてを切除することもあります。同時に卵巣・子宮の病気を起こしていることが多いため、卵巣・子宮摘出(いわゆる避妊手術)を行うことが勧められます。また、転移の可能性がある時は、抗ガン剤を併用することもあります。
【予防】
1歳までに避妊手術を受けることにより、乳腺腫瘍の確率は大幅に低下します。将来子どもを産ませる予定がない場合は、避妊手術を受けさせるようにしましょう。何よりも、早期発見が重要です。月に1回程度乳房周囲を触り、しこりがないかどうかチェックしてください。 |
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