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 僧帽弁閉鎖不全症

心臓の左心房と左心室の間に「そうぼうべん僧帽弁」という弁があります。この弁が完全に閉じなくなってしまうのが「僧帽弁閉鎖不全」です。弁が閉じないと血液が逆流するため、呼吸困難になったり息切れが起きたりします。また、肺に血液がたまってしまって、肺の機能が低下したり、肺水腫など危険な状態となることもあります。

【原因】
僧帽弁は、糸のような細い腱で開閉しますが、この腱や腱を支持する乳頭筋の異常によって僧帽弁が閉じられなくなって起こります。僧帽弁が老化により、厚くなって起こる例も多く、高齢な犬ほど発病しやすいのも特徴です。

【症状】
興奮するとせきが出ます。しばらくするとせきの間隔が短くなり、乾いたせきをします。ひどくなると呼吸困難をおこすこともあります。心音を聞くと心雑音が聞こえます。X線検査や心エコー検査で診断でき、重症度もわかります。

【治療】
根本的に治すのはむずかしいですが、病気の進行度により、
@血圧を下げる薬、
A血圧を下げる薬と利尿剤の併用、
B血圧を下げる薬、利尿剤と強心剤の併用など内服薬による治療を行います。
血管拡張薬は血管を広げ心臓の負担を減らし、利尿剤は体の中の余計な水分・塩分を尿から出すために使用します。犬を興奮させないようにし、散歩は控えめにしましょう。太っている場合は減量が必要です。食餌は塩分の少ない処方食(h/d など)が推奨されます。