赤まるち


「・・・・・・・・・・元に戻ったか・・・・・・よかったな、これで行けるぞ」

ぼかすかぼかすか
闇が晴れた、闇になる前より、なぜかつやつやになった権助が
マルチに無抵抗に殴打されている

「・・・・・・・・っっっっっっっっっっっったくっっ!!!!」

マルチが真っ赤になって権助を殴り散らす
殴るというよりは叩くという感じなので、端から見ると
なんていうかな、ラヴラヴ?そういう感じに見えないこともない

「おいおい、何、テレてんだ、この、お・しゃ・ま・さ・・・・・・・・・・・・・・げあっ!!!」

ざくっ、ぷしゃあああぁぁぁっっ!!!

前言撤回、権助の喉笛から鮮血が吹き上がった
ま、それはさておき、明るくなった道を二人で歩き
ようやっと、ねこ邸についた、なに、ねこ邸と言っても
ただのアパートの一室なのだが

「・・・・・・・・・・気のせいだろうか、ずいぶん久しぶりに戻ってきた気がする」

「気のせいだよ、辛い事があるとそれが時間の感覚を狂わせるらしいし」

マルチがなんとも心理学的な見地から、意見を述べる
それに頷いて、権助もそれ以上に気にとめる事無く、ねこの部屋へと入った
一人・・・・いや、正式にはラネーフスカヤと二人暮らしだったその部屋
2LDKのアパート、なかなかこざっぱりしていて、しかも壁紙なんかは
妙にこだわってあって小洒落ている、こういう所がモテる男の所以なんだろう

「ったく、男の学生の下宿って風体じゃねぇなこれは・・・・・」

「いいじゃん、こういうの好きだなー、女の子は憧れるよ」

マルチが、かわいらしくそう言って、シャボン玉を作っては、メルヘンを堪能している
っていうか、なんだ、どっからそのシャボン玉は出てきた!?
ふんふんと少女趣味全開になりながら、マルチが広い方の部屋を占拠した
一瞬呆気に取られたが、すぐに権助が、待ったをかける

「待てぃ、このメイド」

「・・・・・・・・・・・なんでございますか、ご主人様?」

主人に呼ばれメイドが振り返る、目には殺意が溢れている、どうやらメイドも譲れないらしい
火花が散る二人の視線、しかしここで引き下がってはご主人様の名が廃る
そう判断した権助が部屋の敷居をまたぐ、まさにその左足が床を
踏みしめようかという刹那

ずびむっっ

「あら、ご主人様、足下にゴキブリがいましたわ♪、ごめんなさい☆」

「のわっ・・・・・・・・・・・・・本気で譲らないつもりか・・・・・・・」

権助が一瞬たじろいだが、ここで引いたら一生こいつを
奴隷のように、下僕のように扱える日は来ない、服従するメイドを
従えるためにもここは引けんっ!!
男気全開の権助が、今一度足を踏みおろす

「・・・・・・・・・・・マルチ、こっちの広いのが俺の部屋、あっちがお前の・・・」

「ご主人様、良ぉくお考えくださいね♪」

マルチが笑顔で権助の台詞を途中で遮った
にこやかな表情とはうらはらに、左腕に妙に力が入っているのが見える
静寂が二人を包み込んだ、緊張感が張りつめていて
ある意味、今までのどれよりも緊迫している

「ご主人様・・・・・・・・・よくご覧下さいね♪」

言うなり、マルチがどこからともなく、じゃがいもを取り出した
そして台所へ行くと間髪入れずにそれに、包丁を突き立てた
包丁が深々とジャガイモに突き刺さっている、凄い切れ味だ
続いて、今度はにんじんを取り出した
これには、爪楊枝を、何本も何本もハリネズミのようになるまで突き刺した
一本一本丁寧に、ちくりちくり・・・いや、ずぶりずぶりと、刺してから捻っている
笑顔でマルチが言う

「どっちがいいですか?」

「!?・・・・・・・・・・・・そ、それは、こ、今晩のおかずの相談でしょうか?」

ズダンッッ

包丁がまたジャガイモに突き立てられた、ごろりと転がる姿は何を暗示しているんだろう
小さく小首を振るマルチ、相変わらず笑顔のまま
そして、何かを催促するように、さらにレタスに包丁を突き立てた
グシャッッ、鋭利な刃物がまさに新鮮な野菜を切り裂く音
気持ちがいいくらいの切れ味だ、権助が思わずつばを飲み込む

「・・・・・・マルチさん、メイドの仕事は疲れるだろうから、こっちの部屋を使いなさい」

「はい☆、ありがとうございますご主人様ぁ♪」

権助陥落、意外と根性無い
泣く泣く隣の部屋へと入っていった、中を見回すが
どうやら金之介の部屋らしく、ラネーフスカヤの下着の類などは
見あたらない、おまけに、えろえろしい本やビデヲの存在も確認出来ない

「野郎・・・・・・・・やっぱ向こうが愛の巣か・・・・・・・・・・・」

愛の巣?
ふと考えた、今晩からマルチと二人っきりの夜だ
ああ、一緒になってからそんなゆっくりとした夜が過ごせるなんて
いったい何時ぶりだろう・・・・・ちゃ、チャンス?・・・・
色々と浮かんでは消える計画、今夜は何回いけますか?自問する権助が
すっかり自分の世界に浸透していると

「夕飯ーーー、できたよーーー」

と、台所から声がかかった、なるほど夕飯が出来ましたか
別段気にとめることなく権助が部屋を出ようとした時、やっと違和感に気付く
マルチが、自分から望んで夕飯の仕度だと!?
反射的に罠という単語が浮かぶ、トリカブトだろうか・・・・それとも、青酸カリだろうか
脂汗をいっぱいにかきながら、ゆっくりと部屋のふすまを開けた

「・・・・どうした?なんか、白い汗かいてるぞ?どっか悪いのか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・いや、な、なんでもないです」

食卓につく権助、小さく手をあわせていただきますと呟き
白いご飯に手をつけた、ぱく、むぐむぐむぐ、うむ、良く炊けている
魚沼産だな、ねこやんはいい米を喰って生きているようだ、香りが違う
ぱしっ!
一人ご満悦だった権助の手元を、マルチが叩いた

「ご主人様・・・・・・・・これは、ご飯だけで食べるモノではありませんわ・・・・」

「・・・・・・いや・・・ねぇ・・・しかしだよ・・・・・」

マルチが権助のバックをとった、前にもあった風景
権助の右手を固定して、ゆっくりとスプーンでルーを掬わせる
権助が必死に抵抗して、それをなんとか食べないでおこうと踏ん張る
仕方なくマルチが空いている左手で、権助の頸烙秘孔を付いた
勝負はついた

「ほら、お召し上がりください♪、大丈夫です、ちゃんとさきほどのジャガイモも
人参も入ってますわ、ご主人様♪」

今夜はカレーだ、うわーいうれしーなー(棒読み)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

権助が台所に立って片づけをしている
皿洗いや、汚れた台所の片づけだ
マルチ曰く、折角なので家事は分担しましょう♪と
メイドとも思えないような台詞を吐いて捨てたため、こうなってしまった
さきほどはカレーの魔力によって力が入らなかったので
なし崩しでその案を可決してしまったのだが・・・・・

「・・・・・・・・・・・くそう」

ぱしゃぱしゃぱしゃ・・・・・・

呻く権助の耳に、風呂場から景気のいい音が聞こえてきた
今、メイドさんは、風呂に入っているのだ
権助が、洗い物を終わらせて、一息つくと
ゆっくりとしたそれでいて力強い足取りで、風呂場に向かった
当然だ、洗い物はなにも食器だけではない(にやそ)

ガラガラガラッ

「!?」

勢い良く扉を開け放つ、油断していたのか、泡まみれのままマルチが
びっくりして振り返る、権助の姿を確認して、とりあえず
お約束通り、洗面器を手に持って投げつける
しかし、冷静沈着、権助がさっくりそれをたたき落とすと、扉を閉めて
どかどかと中に入ってマルチを捕まえた

「うわわっ・・・な、何す・・・・」

「洗い物」

男らしくそう答えると、黙々とマルチを組ひしぐ
抵抗するマルチ、必死に風呂場で押し倒す権助
しかし、広い風呂場だなぁ・・・・まぁ、いいや
金之介の部屋には謎が多いという事でこの問題は片づけつつ
泡まみれのまま二人で、組んず解れつ、ごろごろする
とうとう権助が上になって止まった、あ、そうそう先に言っておくと権助既に全裸である

「・・・・・・・・さて」

「だ、ば、バカ・・・・・お前、さっき闇の中で、3回くらいしたじゃんっ」

何時の間に・・・・・

「三回ごときで、おさまるわけないだろう・・・・・お前、前回のシーンからどれだけ経ったと
思ってんだ?だいたい、前回不完全燃焼だったんだぞ?」

よく分からない理屈ながら、権助がとくとくとマルチに諭す
さて、泡まみれのメイドさん・・・・・とりあえず、洗ってあげようと権助は頷く

「やれやれ、ご主人様直々に洗ってやろうじゃないか、ほら、足開け」

「ば、な、なんでそこから洗・・・・・・って、や、あっ!!」

石鹸のおかげでヌルヌルっとガードの中へと滑り込んでいく
ふむふむ、流石メイドロボ、肌のつやは本当、いつまで経っても
幼い子並のつるつる加減だ、ふにゅっとした、好い感じの弾力と
滑る肌がたまらなくそそる、しゃわしゃわと、色々撫で・・・いや、洗ってあげる

「うわぁ、く、くすぐった・・・・・・」

「嘘をつくんじゃねぇぜ、ほらほら、なんだか知らないが、この真ん中の所が、どうにも」

ちゅくちゅくちゅくっ

どばきっっ!!!!

「げあっっ・・・・・って、ば、バカ野郎、いきなり殴るなっ!!」

「いきなり変な所触るからだ、バカ野郎っ」

いきり立つマルチ、それに狼狽したように権助

「だ、だって・・・・・・・・やっと、マルチと二人切りになれたのに・・・・ぐす・・・」

「わわ・・・・な、泣くなよ・・・・」

権助が泣き落としに入った、早くしないと行数が尽きてしまう
焦るのは当たり前だ、権助がしくしくと、まるで、親戚一同が
自分を残して全て惨殺されたように、号泣する・・・・・芝居だと解っていても
不憫と思ったのか、しぶしぶマルチが承諾した

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかったよ、どうしたいの?」

「よし、じゃ早速だが、俺を洗え」

いきなり態度がでかくなるが、マルチも心得たもので、それはそういうモノと
割り切って仕方なく、スポンジを持って石鹸で泡を立てる、しゃわしゃわしゃわ・・・

「こらこら、何してんだマルチ・・・・・洗うつったらそうじゃないだろ・・・・」

権助が、真顔でつっこむ
マルチがきょとんとして、権助の方を向く、どういう意味かわかってないのだ
仕方無い、教えてあげないといけませんね、やれやれ
権助が近う寄れと、手招きすると、従順に側によってくる
幼い身体が妙にセクシャルだ、従順な時は本当、かわいいなぁと改めて
そのメイドの真価に惚れるところだが、早速てほどき

「いいか、ほら股の間に石鹸を塗ってだな、俺の腕をこう挟んで、前後にこう・・・・」

しぱっ!!!!

「うわ、か、カミソリなんか出すなっ!!、お前剃毛したくても、生えてないじゃんっ」

権助つっこみどころがずれてる、そこが問題ではない
マルチが、狂ったようにカミソリを振り回す、権助も必死にそれをかわして
なんとかたたき落とした、いかん、油断も隙も無い、しかも正確にナニを狙ってきやがった
素早く説得に移る

「いいかマルチ、お前は、普通にメイドとして居たいつったよな?」

「う?」

「いいか、メイドとしての心得とはなんだ」

「ふりふりエプロン着用義務」

「ち・がーーーう、そういうマニアックな事を言ってるんじゃない、主人に絶対服従だろう」

「その答えの方がマニアックだと思うけどなぁ・・・・」

「口答えするな、いいかマルチ、お前が立派なメイドになるためにはだな・・・」

説得する事、数十分都合によりその内容は記さないが
よくもまぁ、自分の利益のためにはここまで弁が立つものだと
尊敬に近いものを抱かせてしまう権助、偉いです、えろい事に関しては
彼は妥協がありません、純粋です

「そうか・・・・・・・・」

説得されてしまったマルチ、仕方なしにやれやれと従う事となった
こうなると、本当従順なもので、かいがいしいなんてものではない

「さてと・・・・・とりあえず、俺を洗ってくれ、ほれほれ」

「かしこまりました、ご主人様」

わしゃわしゃわしゃわしゃ・・・・
結局スポンジでわしゃわしゃと泡立てていくマルチ
真面目に取り組む姿は、なかなか凛々しい、かわいいなぁと
思わず頭を撫でたくなるが、関係無い事をすると
突然防衛回路が作動しやがるから、ここは我慢だ

「しかし、マルチ、黙って洗うのは良くない、折角だからなんか喋れ・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お客さん、学生さん?」

悩ましく甘ったるい声でそう言うマルチに、萎える萎える
なんで、素股洗いを知らない娘が、そういう専門的な台詞を
言えるのか謎だ、その後も「どう?延長する?」とか
「あら、これ以上は割り増しになりますよ?」とか
色々言われて、ある意味面白かった、いや、ち、違う、目的はそうではない

「さて、折角だから俺もお前を洗ってやろう」

「いえ、結構ですご主人様」

「ぜったいふくじゅう」

「・・・・・・・・・・はい、よろしくお願いいたします」

平仮名で脅す権助に、しぶしぶマルチが従う
権助に言われるままの格好をするマルチ、ぺたんと座り込むと
そっと両脚をM字に開いた、さきほどから必死に権助に奉仕していた
おかげで泡まみれなので、どこがどうなってるのかは見えない

「さて、早速洗ってやるぞ♪」

うれしそうに権助が、いきなりコアに接近
あ、とマルチも声が漏れたが、きゅっと結んでこらえる
その顔が凄くいいのだが、堪えて権助はミゾ物体を丹念に往復することにした
石鹸でヌルっとしたのも良いのだが、当然、開発されているマルチが
その程度で終わるわけなく、だんだんと粘性が高まってきた
喜ぶ権助

「・・・・・ああ、・・・・・・・」

「みょ、妙な声出すなよ、気持ち悪い・・・・」

感極まって権助が、恍惚とした表情をしていたがすぐに我に返って
物体に指を付き入れて中を丹念に洗ってやる

「ん・・・・・あ・・・・・・・んあ・・・・・は・・・は・・・・あ・・・・あん・・・・」

ちゅぷちゅぷちゅくちゅく・・・・・
ずいぶん久しぶりに聞く音だなぁ・・・・・感慨を覚えつつ
権助がもくもくと作業をこなす、出し入れをする度に、きうきうとナニが締まる
まだまだ考えてみればそんなに数こなしてるわけじゃないから
締まりの良さは絶品だ、指をつきいれたまま、空いている方の手で
そっと、胸の方を撫でてやる、いや、名目上は洗っている

「はぁはぁはぁ・・・・ああ・・・・うあ・・・・・あんんんん・・・・んああああ・・・」

マルチの悩ましい声がエコーをかけたようにして風呂場に広がる
湯中たりしたわけでもないだろうが、顔がかぁぁっと赤くなってきた
紅潮する頬と、その幼い顔のギャップがたまんねぇっす
しばらくそれを続けていたら、突然コトが起こった

ぷちん

「?」

「・・・・・ご主人様・・・・・・・ご主人様ぁ♪」

マルチが切れた
そう、ずいぶん前のあのシーンと同じ、マルチの方からアプローチしてくる状態になった
どうもある一定以上に快感(?)が高まると自動的に、そっち回路が作動して
非常に権助にとってうれしいサービスをしてくれるようになるらしい
黒メイドとして目覚めたマルチ、さっきまでと同じ顔のはずなのに、とても淫売な目つきをしている
くすっと微笑むと、股を開いていただけのマルチが、腰をあげて、逆に権助を押し倒した
上に乗り上げて、全身をつかって、ぬめぬめといったり来たりする

「おわ・・・ま、マルチ・・・・た・・・・ああ・・・・・んんごご」

「ほらほらぁ・・・・・・・・気持ちいいですか?ご主人様ぁ♪」

ぬるぬるるるるる
全身をマルチが這い回る、新しい感覚に悶える権助
マルチも調子が出てきているのか、赤く高揚した頬に
潤んだ瞳を、泳がせて、はぁはぁと悩ましげに腰を振る
ぬちぬちっぬるるっ
まだ挿れてるわけじゃないけども、マルチが素股でずりりりっと
刺激を与える、ま、まずいです、小生、も、もう駄目でありますっ!
権助が、うくっと息を呑む

びくっ!!!びくびくどくどくどくどくどく・・・・・とくととと・・・・ぽた

「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

マルチが、突然起こったそれにびっくりして、
自分のお腹と権助のお腹の間で吐き出された液体をそっと指で掬う
じーっと見てから、ゆっくりとそれを自分の腹に塗り込めるように
撫でる撫でる、な、な、なんでそういうえろえろしい仕草を知ってますかっ

「うく・・・・・・ま、マルチ・・・・」

権助が、喜びを表現しようと上半身を起こす

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・早いのね」

マルチが笑顔でそう言った時
権助が、ガラス細工のように粉々に砕けて散ったという(ぉぃ


行数足りませんー

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