赤まるち
「んんんんん!!!、権助、も、だ・・・・あ・・あ、あ、あ、あっ」
マルチのかわいい声が権助の部屋で信じられないような言葉を並べている
夕方だったのがすっかり暗くなり、そろそろ近隣住民から苦情が来てもおかしくないような
時間に、二人の情事はまだ続いていた、ちなみに7回目、流石満タン(謎)
「うくっ・・ま、マルチ!!」
「あうああああ、お、、お兄ちゃあああぁぁあぁん!!!!!」
!?
どくどくどくっ・・・・とぷとぷ・・・・ぴゅくっ・・・・・・
7回目の行為が終わった証がマルチの中にそそぎ込まれた
ちなみに中は3回目なので、もうそれはそれは大変な事になってる結合部
後でさぞ、ふきふきのしがいがあるであろう、ぬるぬるとしたそこから
権助がナニを抜き去る、そして事後だとは思わせないほど、はっきりした口調で尋ねる
「なんだ今のは?」
「え、えー・・・・・・・・・と・・・・・・・・」
裸の二人が月明かりに照らされ、いやらしい匂いの立ちこめる部屋で向かい合う
ばつが悪そうな顔をして、マルチが横を向いてティッシュに手をやる
そしてふきふき・・・・・・・権助は、手伝わない、いや、散々やったし(謎)
ふきふきふき・・・・・・念入りに部位をまさぐるマルチ、決して権助と視線を合わせない
やがて、やれやれとマルチがふき終わると、ゴミ箱へヨゴレモノを投げ捨て
布団を敷きだし・・・・
「待たんか、メイドロボ(怒)」
「ご、ご主人様、こんな時間です、早くお休みになられた方が・・・お、お体が・・・」
ひくっとひきつった笑顔で、心配しだすメイド
慣れない手つきで精一杯、メイドのような仕草を見せ、布団の用意
しかし、無理しているのは見え見えだ、だいたい掛け布団が下に敷かれている
「・・・・・・・・で、説明してもらおうか」
「いいじゃん、さんざんヤれたんだから満足だろ?」
「その散々ヤらしてくれた理由からかな・・・」
権助、流石7回もやると落ち着きが違う、疲れよりも冷静さの方が際だつ
このあたり男らしいと言えない事もない。
結局マルチが根負けしたような感じで渋々、事の次第を説明し出した
「えーっと・・・・ほら、声が出なかったろ?早く喋られるようになりたかったからさ
・・・・あの、てっとり早く音声データそのまま入れてって思って・・・・その・・・・
お前持ってる、音声データつったらさ・・・・・」
「お前、エロゲを・・・・・」
「インストールしちゃった♪」
マルチがてへ♪って仕草をしながら答える
権助が少ない頭で考え始める、メイドロボがエロゲをインストールするというのは
どういう事なのだろうかと、今までの話を聞いてるかぎり、自分をハード(HDD)として
ソフトをインストールして使う事が出来るって感じだったから、エロゲをインストールした
って事は、マルチ自身を通してエロゲが出来るって事になって、つまり、さっきまでのは・・・
権助が、はっと目覚める
「なるほど、よしマルチ、事態は飲み込めた・・・・次は、これインス・・・・」
「ご主人様、お休みのお時間です」
どごむっ!!
やや鈍い衝撃音が響きメイドが主人を床に沈め・・・いや、寝かしつけた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぐつぐつぐつぐつ・・・・・・・・・
台所からの音で権助が目を覚ましたのが12時、あれからたっぷり10時間は
意識不明の重体だったようだ、気怠く重くなった腰と、まだ痛みの残る頸椎を撫でつつ
布団から這い出る、台所の方へと目を移すと赤い髪の少女がエプロンをつけている
「大変だ、エプロン少女だ、や、ヤらないと・・・・・・・」
すぱむっ
権助の中の法律に従おうとした所、軽い音と共に包丁が目の前に突き刺さった
少女がにこやかな笑顔で振り返る
「あ、手が滑っちゃった♪」
この台詞が、包丁を過って飛ばしてしまった事を意味するのか、それとも飛ばした包丁が刺さらなかった事を
意味するのかは、権助にはわからなかったが、エロゲをインストしたからと言ってマルチに
メイドらしさを求めるのは無理だと悟った、やれやれ長い前振りだったわいとゆっくり布団を片づける
「・・・・・・・・・・・・なんのつもりだ?」
「お昼ご飯でございます、ご主人様♪」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
権助が一通りの寝起き作業を終わらせて食卓へと戻ってくると、そこに
昼御飯が並べられていた、なかなかがんばって作ったと見えて台所は
大変な事になってる、後で片づけるのは誰になるのだろう・・・いや
そんな事よりも
「権助♪、ほら、この前食べられなかったろ?カレーだよカレー♪、さっき買ってきたんだ♪」
「悪いが昨日やりすぎてちょっと体調・・・・・」
「そ、そんな!大変です、腹かっさばいて中を診ましょうか?」
立ち去ろうとする権助の肩に手を置いたかと思えば、どこからともなく包丁を取り出し
権助の脇腹にちくりと圧し当てた、脂汗をじくじくと滲ませて
顔を蒼くして権助が食卓へと再度座る、目の前にはがんばって作られたと思われる
カレーライスがいる、えらく不揃いな具と、ちょっと柔らかすぎるような気がしないこともないご飯
そして、あの独特の色と匂い
「さ、ご主人様♪、不躾ながら、あなた様のメイドであるマルチがお口へお運びします♪」
「け、けっこ・・・・・・」
「にわとりのマネですか?(^^)」
マルチがまた包丁を持ち出して権助の台詞を途中でぶった斬る
爽やかなアメリカンジョークを飛ばしつつメイドの任に着くマルチ
権助の背後に廻り、左腕で権助の身体の自由を封じ、右手でゆっくりとご奉仕する
スプーンで器用に、ご飯とルーを掬い、口元へと持ってくる
必死にいやいやをする権助だが、マルチが首に手を回しロック
もう逃げられない、そして口の中に挿入
んぐんぐんぐんぐ
「どう?」
「・・・・・・・・・・・・・・源一郎兄さん(T0T)」
大学生にもなって泣き出す権助、わけのわからない台詞で錯乱しているのがよくわかるが
その様子におかしいそんなはずはないと言いながらマルチが皿に乗せた分をなんとか放り込む
残念ながら途中で権助の呼吸が停止し、脈が弱り始め、瞳孔が開いてしまったので
タンスの横に放置して、残った分はマルチ自身で食べる事にした
「・・・・・・へー、にしんそばより美味いじゃん、うまうま♪」
かちゃかちゃと音をたてて、カレーライスをたいらげる、死亡気味の権助を捨てておき
少し腹ごなしの時間をとってからメンテナンスの時間に移る
権助のマシンに繋いで、データをディスプレイに映しだしてあれこれとチェックをしていた
マルチが呟く。
「・・・・・・・・・・・厄介だよな、あたしの身体って」
今は今回の修繕と改良状況を具体的にチェックしている
外れなくなった左腕、手のひらに電気の固まりを造り出す事が出来るよう、指先に出力が装備され
肘関節のジョイントが強化、砕かれた両膝にはジャイロ機構まで搭載されている
右目のビームも5kmで3cmくらいの誤差があるだけと確認、本気になったら、国が一つ滅びるかもしれない
しかし、問題はそんな所には無い。
「・・・・・・・・・・・・・・ん・・あ」
右手をショーツの中に忍び込ませ鳴くマルチ、柔らかく温かいくにくにとした部分
相変わらず毛は薄いというよりも無いに等しいそこ、割れ目にそって指でなぞると
脳の後ろの方がじんじんとしてきてやがて、ゆっくりと潤み始める
・・・・・・そこで右手を引き抜き、指先に絡まる透明な液体に目をやる
嘗め取る。
「・・・・・・・・・・・・・んん」
一度目の行為の時、確かに何も感じなかった、何かを入れられているという
感じすらもなかった。しかし昨日から今朝にかけての行為の中、確かにその感じがあった
それを確認するために権助に乗りかかったのだが、思った以上に開発されてしまった身体が
ちょっと過剰なサービスを与えてしまった、やや後悔・・・・・しかし、このおかげで
自分がどこまで、壊れてしまい治ってしまったのかがわかった
エロゲなんかインストしてしまったせいで、身体がその方向で修繕されていた
幸い権助にそれを悟られる前に必死にアンインストールと、レジストリの掃除を行ったおかげで
OSまで、淫乱モードになったりというコテコテの展開にはならなかったものの
身体の方はそちらの方向で修理が済んでしまっていた、中途半端なエロゲみた・・・・
ヽ( ´ー`)丿
妙な顔(↑)をして権助が蘇り、マルチの思索の時間が終わりを告げる
権助がゆっくりと時計を探す・・・・・ああ、もう夕方じゃないか・・・
三日ほどで季節が一つずれてしまうような最近に、こんな無駄な時間の使い方を
してたら、あっという間に梅雨なんか済んでしまいそうな不安を覚える
「ちょっと早回しで行く・・・・」
「は?」
起きたばかりの権助にマルチさんがよくわからない事をおっしゃった
ハニワ顔で何?って権助が思ってると
マルチがどこからともなく長い棒を持ってきた・・・・いや、棒じゃない?
「お前・・・・・・・・掃除でもするのか?」
モップだ
「・・・・・・・・・武器だよ、多分最強。お前知らないのか?魔女はこれで空を飛ぶんだぜ?」
そういって、モップにまたがってみせるマルチ、ふとなんかエロいなとか思ったかどうかはさておき
違うぞマルチ、空を飛んだのはデッキブラシだ、ねこやんもそう言ってた(謎)
なんだかわからない内にマルチが着替え出す、慌てて手伝いに近づくと
目にも留まらぬ早さでモップが内蔵をえぐった、流石最強だ
例のレオタード風ワンピースの上にセーラー風のシャツと短いスカート
「・・・・っし、行くぞ」
「どこに?」
「白い奴の所・・・・・・・・・メイドはやられっぱなしじゃいられないんだよ」
それはあなたの意地の問題じゃないんですか?と口答えしようかと思ったが
ずいぶん怒っていらっしゃるので口をつぐんだ、くわばらくわばら
まぁ、私的なご用事のようですし、あっしは自宅で待機させて頂きますと、背中を向けると
モップの柄が権助の肩を数回叩いた・・・・・そうですね、僕がいかないと話進みませんね・・・
「・・・・・行くのはいいんだが、勝算とかあるのか?」
ぱかーん☆
言った瞬間殴られる、モップ凶暴だ(><)
「こっちにゃ最強兵器がついてるからな・・・・・・絶対負けない、殺る」
モップをぶんぶん振り回すマルチ、危ないからやめなさい
意気揚々とマルチが外へ出る、権助も仕方無くアパートの部屋に鍵をかけて
後をついていく・・・・・・・って、そういえば
「どこにいるのかわかるのか?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
声をかけると同時にマルチが立ち止まった
・・・・・・・・・・なんだよ、姉妹だから感じ取るとかそういう事出来るのかと思って期待したのに・・・
権助が、やれやれとマルチの側に追いつき、つっこみを入れにかかる
「!?」
「こんにちはー」
まだ髪が緑のままのメイドロボ、こちらには見向きもせずに声をかけてきた
にこにことかわいらしい笑顔を振りまきながら犬と戯れている
よしよしとなでなでを繰り返しながらエサを与える
エサにむさぼりつく犬、少ししたら吐血して動かなくなった・・・・・こいつ残虐超人か!?
血を見て呟く
「・・・・・・・・・・・・・・赤ってかっこいいね♪、お姉ちゃん壊れたらあたしが継ぐよ」
にこっと笑って、ぱたぱたスカートをはたき、すくりと立ち上がる
そして例によって後頭部に手を持っていき何かに触れる仕草をする
髪を後ろで結い止めている女の子がそれをおろす時に似てるなと権助は感じた
するりと色素が抜けて、そっと閉じていた瞼を開く、白く美しい瞳、瞳孔と黒目部分の縁が薄く
灰色のような感じだが、その精錬な白さは息を呑む
「・・・・・・この前はやってくれたな、この腐れアマ」
いきなり口が悪くなる白い娘、鋭い目つきでぎらぎらとマルチを睨み付ける
それを気にした様子も無く、はん?と鼻で笑い小馬鹿にしてマルチが迎えうつ
「スベタが、ぐだぐだ抜かしてんじゃねーよ」
あんたら仮にも女の子じゃないのか?(^^;
姉と妹が再び相まみえる、前回はこの後二行くらいで勝負が
決着したが今回は・・・・・権助が、いそいそと距離をとって観戦体勢に入る
何しに来たんだお前
マルチがこんこんと、モップを肩にあてて挑発して見せてから、ゆっくりと構える
なんか様になってるのはどういうわけだろう・・・・・モップの先を地面につけて
ややもしたら、うりゃうりゃうりゃりゃ〜〜〜♪とか狙い澄ましたかけ声で走り出しそうだ
流石一流のメイドロボ、デフォルトでそこまで・・・・
「・・・・・・・抜けよ」
「え?いや、昨日したばっかり・・・・」
「お前じゃない(怒)」
マルチが言った台詞にすかさず権助が割り込むが即棄却
権助については無視をして、白い娘がへーっと驚いた表情で
両手を顔の近くに持っていき、はわわって仕草をする・・・・こいつも出来るな
「はわ・・・・・・・・・見えてたんだ・・・・へー、驚き」
そう言うと白い娘が、耳につけてるメイドロボ特有の耳あてを握る
それを引っ張り上げると、耳あてから突出していた部分がするすると抜けて
短刀が二振現れた・・・・・・って
「物理的におかしくないか!?」
権助が耳あて状態の時よりも長い刀につっこみを入れる、しかし誰も答えない
二本の刀を持った白い髪の少女と、長いモップを槍のように携える赤い少女
なんとなく、宮本武蔵と宝蔵院胤瞬の対決を彷彿させるような感じだが
作者読んだ事ないのでそうはなるまい
「刀って言っても木刀みたいなものなんだけどね・・・・ほら、斬るよりも叩く方が気持ちいいじゃない?」
「ふん、突いたり入れたりの方が気持ちいいに決まってる」
白い娘が権助に同意を求めるが、権助が軽くあしらう
なんか論点がかみ合ってないことが無い事もないが、権助は少なくとも白い娘に
良い感情は抱いていないようだ、きんっと空気が凍り付き始める
そう、始まるのだ