川上朝史の議会《総務常任委員会》傍聴記録
(2004年4月28日 午前10時 4階委員会室で 傍聴人は一人)
以下は《総務常任委員会付託》とされた議案です。(所々に、カッコ内にメモをして馴染みやすくしました。)
(「郡上市議会傍聴記」のノート)
(昨日、午後4時からの総務常任委員会で、議案第1号の条例第1号から条例第57号までは審議された。今日は条例第58号から始まった。)
委員長は川嶋稔議員(美並町選出)。市長は欠席。松井隆総務部長と井口権二郎総合政策部長が対応。課長が入れ替わり応答。
議案第 1号 専決処分した事件の承認について
郡上市役所の位置を定める条例ほか183件
条例第 1号 市役所の位置。八幡町島谷。(ほか白鳥庁舎・・明宝庁舎まで。)
条例第 2号 休日。
条例第 3号 広告式。(掲示場7ヶ所)
条例第 4号 議員定数 26名(最初は30名)
条例第 5号 市議会定例会 (年4回。)
条例第 6号 市組織図(総合政策部ほか6部)と分掌事務。
条例第 7号 出張所設置。 郡上市石徹白出張所(嘱託事務員1名)
条例第 8号 自主運行バス。 (13線、7台、町は100円、大和200円均一)
条例第 9号 市長資産公開。 (100万円超える美術工芸品も)
条例第10号 情報公開条例 総則から補則。6章。
条例第11号 個人情報保護条例(第1条から第42条)
条例第12号 情報公開・個人情報保護審査会(不服審査 5人委員)
条例第13号 情報公開・個人情報保護審議会 (5人委員)
条例第14号 行政手続き(不利益処分 聴聞 弁明 行政指導)
条例第15号 印鑑条例
条例第16号 認可地縁団体印鑑の登録・証明
条例第17号 防災会議
条例第18号 災害対策本部
条例第19号 災害応急業務従事者の損害補償(一般市民も対象になる)
条例第20号 防災行政無線設置と管理。(独自サービスを受けている美並7地区以外。今は2本立。)
条例第21号 交通安全の日。(1日と15日)
条例第22号 自転車等の放置防止
条例第23号 生活安全
条例第24号 オフトーク通信施設の設置管理(まん真ん中トークみなみ)
(美並7地区、月300円、みのかも情報センター)
条例第25号 郡上ケーブルテレビネットワーク施設の設置と管理
(主に八幡以外が対象、加入金6万円)
条例第26号 郡上地域情報通信ネットワーク施設の使用・管理
(インターネット利用料は千円・3千円・5千円)
条例第27号 移動通信用鉄塔施設設置
条例第28号 ポスター掲示場設置
条例第29号 監査委員 (2人、岐阜や各務原は3名)
条例第30号 公平委員会設置(地方公務員法の完全実施の確保)
条例第31号 固定資産評価審査委員会
条例第32号 総合計画審議会設置(委員30名以内、2年間)
条例第33号 職員定数《事務局646、病院274、教育委員会64、学校62、
消防76、公営企業12、合計1,138人(兼任78)》
条例第34号 公益法人等への職員派遣等(セクター等)
条例第35号 職員の分限(休職・降任・免職・失職)
条例第36号 職員の定年等(60歳、医師65歳)
条例第37号 職員の再任用(25年間勤続者で5年まで)(ただ、新卒者採用の声が)
条例第38号 職員の懲戒の手続き・効果(減給1年以下、停職1日以上6月以下)
条例第39号 職員の服務の宣誓(宣誓書に署名)
条例第40号 職員の職務専念義務の特例(県職員任命時)
条例第41号 職員の勤務時間・休暇等
(週40時間・1日8時間、休憩45分以上、年次有給20日)
条例第42号 職員の育児休業等
条例第43号 議員その他非常勤職員の公務災害補償(認定委員5名)
条例第44号 職員団体の登録
条例第45号 職員団体職員行為制限特例(休日)
条例第46号 市議会議員の報酬・費用弁償(議員28万8千円、日当は千円)
条例第47号 非常勤特別職員報酬・費用弁償
(教育委員長月額3万9千円、議会監査委員月額2万5千円、交通指導員
年額6万以内、体育指導員日額6千5百円、公民館長年額21万円以内)
条例第48号 常勤特別職員給与(市長85万円、助役68万円、収入役62万円)
条例第49号 教育長給与(月額58万円)
条例第50号 市長職務執行者給与(市長の例)
条例第51号 職員給与(行政職13万4400円〜45万1100円)
条例第52号 単純労務雇用職員給与(市職員給与額を基準とし職務の実態を考慮)
条例第53号 職員特殊勤務手当(危険不快不健康または困難な勤務、除雪)
条例第54号 職員旅費(日当2200円、宿泊甲1万900円)
条例第55号 財政事情作成・公表(6月・12月)
条例第56号 郡上市特別会計《1.簡易水道・2.下水道・3.介護サービス・4.ケーブル
テレビ・5.学校給食センター・6.土地区画整理・7.駐車場・8.観光施設・
9.宅地開発・10.青少年育英奨学金貸付・11.大和財産区・12.白鳥財産
区・13.牛道財産区・14.北濃財産区・15.石徹白財産区・16.高鷲財産
区・17.下川財産区・18.明宝財産区・19.和良財産区》(弾力条項適用)
条例第57号 郡上市税条例(市民税・固定資産税・軽自動車税・市たばこ税ほか)
市民税=均等割・所得割、固定資産税率は100分の1.4、
軽自動車税(自家用=年額7200円)、たばこ税率(1箱分54.86円)
本日は、これより審議が行われた。
条例第58号 過疎地域自立促進特別措置法の郡上市固定資産税特例(3年限り)
条例第59号 農村地域工業等導入促進措置法の固定資産税特例(3年限り、措置団体八幡2白鳥2)
条例第60号 公の施設使用料徴収(白鳥基本・当分は今までの例)
条例第61号 行政財産の目的外使用
条例第62号 市役所庁舎使用料徴収
(施設少ない八幡以外で問題。大和・白鳥・高鷲。施設名称を検討。)
条例第63号 手数料(戸籍謄抄本交付手数料450円、犬登録料3千円など)
条例第64号 市税ほか収入の督促手数料・延滞金徴収(1通100円、延滞年14.6%)
条例第65号 市議会の議決に付すべき契約・財産取得または処分(1億5千万円以上)
◎金子智孝委員から「これまでは5000万円以上の物件は議会の承認を必要としてチェックできた。
それが市になったといきなり3倍の1億5千万円となるのはいかにもおかしい。 市になったとて、
業者の状態も変ってない。変えるならば他も総合的に見直すことが必要だ。今までどおりに5000
万円に」との意見が出て他の各委員からも同様の意見が続出した。(不動産など財産取得は2000
万円以上に。)これに対し、井口権二郎総合政策部長が「調べたら上位法で定められた金額以下には
出来ないと書かれている」と答弁。これに対し美谷添委員や田中和幸委員から「それなら、付帯決議
として、5000万円以上は必ずその都度、報告するようにと書き込むべきだ。」と意見が出て皆も
了承した。ここで、委員会に出ていなかった硲市長が呼ばれて出席し「5000万円以上は報告しま
す」と発言。 (※ 土地は1件5000平方メートル以上)
条例第66号 市財産の交換・譲与・無償貸付け(公用・公共ならば)
条例第67号 基金条例(財政調整・減債・公共施設整備・産業振興・教育文化振興・地域振興・
古今伝授の里交流施設管理・国民健康保険・介護保険事業・介護給付費準備・八幡
城・宅地開発事業減債・下川財産区財政調整・ふるさと・ふるさと農村活性化対
策・土地開発・肉用牛特別導入事業・青少年育英奨学資金貸付の合計17基金)
条例第68号 公の施設設置・管理(郡上八幡中央コミュニティー消防センターなど98施設、
産業経済施設の市島美しい村づくり多目的管理棟など15施設、愛宕公園・
城山公園など40公園施設、ほか避難地3ヶ所)
条例第69号 市有林の管理(5ヵ年を一つの施業期間とし計画樹立)
(市有林の財産内訳状況を資料として配布約束する)
条例第194号 消防本部・消防署設置
条例第195号 火災予防(長い条文、66ページ。火入れは許可と行政へ届けをと説明)
条例第196号 消防団の設置
条例第197号 消防団員の定数、任免、給与、服務(団員2000名が定員で、現在は1887名。)
条例第198号 消防賞じゅつ金・殉職者特別賞じゅつ金
(※賞恤(じゅつ)=公務で負傷・殉職した者を称え金品を与えること)
条例第199号 消防団員等公務災害保障(全国一律、条文もそのまま)
条例第200号 非常勤消防団員の退職報償金
条例第201号 財産区管理会(白鳥・牛道・北濃・石徹白・下川の5財産区管理会、今は収益ないと説明)
条例第202号 市議会議員選挙区および各選挙区定数(議論なく、異議なし) 以上183件。
以下4件は専決処分
議案第 2号 条例第203号 専決処分 八幡町証紙条例一部改正(証紙は八幡町のみ)
議案第 2号 条例第204号 専決処分
議案第 2号 条例第205号 専決処分
議案第 2号 条例第206号 専決処分
議案第 3号 条例第207号 専決処分 郡上市国民健康保険条例の一部改正
議案第 4号 条例第208号 専決処分 郡上市税条例の一部改正
議案第 5号 条例第209号 専決処分 農林地域工業等導入促進法の郡上市固定資産税の特例
(適用2年延長)
議案第 6号 条例第210号 専決処分 過疎地域自立促進特別措置法の郡上市固定資産税の特例
(2条を3条に)
議案第 8号 条例第212号
議案第24号 専決処分 市長等の給料の月額の特例に関する条例(期間減額2年)
(市長給与を10万円減の75万円に、助役が5万円減の63万円に、収入役が2万円減
の60万円に)
◎金子智孝委員が減額の趣旨を明確にせよとした上で、議員給与(郡上市は28万8千円)はおよそ
市長の4割とされたものだが、逆算すれば(72万円となる)もっと減額してもよいと発言。
議案第25号 専決処分 消防団員等公務災害補償条例の一部改正
議案第26号 専決処分 非常勤消防団員の退職報償金の支給に関する条例改正
※ 以上が、総務常任特別委員会にて審議された。すべて原案が了承。65号に付帯決議がつくのか。
4月30日、本会議傍聴へ
4月28日、午前中の 文教民生常任委員会へ 産業建設常任委員会へ
午後の 一般会計予算特別委員会傍聴へ 特別会計予算特別委員会へ
4月27日、市議会初日の本会議傍聴記へ 硲孝司新郡上市長あいさつ(要旨)
※ 更新記録 2004年4月28日→2005年10月30日→2024年4月9日(およそ20年前の議会審議の様子をそのまま)