硲孝司新市長の議会冒頭でのあいさつ(要旨)
本日は、新しい市となっての初議会であります。平成16年第1回臨時議会を召集したところ全議員が出席され有難いことですが、このような仮議場であることをお許し願います。 今般、市長となり所信を述べさせていただきます。
地方行政には、地域経済低迷のなか、交付税大幅カットなど厳しい状況ではありますが、町づくりビジョンにある快適・活力ある和の里「郡上」とすることを肝に銘じたいと考えます。今まで高鷲村での33年の経験を生かし住民の皆さんの声を拝聴し誠心誠意の努力をいたします。
所信としては、産業振興を最優先とします。職場がない、所得がないではいけません。第一次、二次、三次の既存の産業を核とし新しい産業を作り上げたいと考えます。交流人口増加を図り、既存産業と共栄共存し、活性化を推進します。
雇用促進では、環境対策を考えて農林漁業振興での雇用拡大、情報産業・福祉分野いろいろ新産業創設をしたいと考えます。
また民間の力を借り積極的にやりたい。人の交流、物流、インターネット情報など、これらを十分生かせば雇用の場創設も不可能ではない。知恵、汗を出し新産業を興したいと思います。少子・高齢化の時代、働く場を産業振興で確保し、そして、安心して定住できる市としたいと考えます。
子どもの健康を守り愛育手当など合併協議での取り決めを忠実に実行いたします。
住宅供給・公園整備などに努め、高齢者は健康で長生きできるよう、スポーツ・ボランテァ支援を行い、合併しても地域の伝統文化を存続させ、人の和を保つてほしい。そのため 市民イベントを積極的に支援し、市民主体となるよう努めます。
郡上市は県土の十分の一を占める面積に、約5万人が生活しています。行政は公正・平等を基本理念にして、どこで暮らしても安心して暮らせるようにしたいと思います。
新市建設計画は合併特例債を最大限に利用して、道路・下水道・生活基盤整備に努め、病院・ゴミ処理場・情報網など早期完成させます。
東海北陸自動車道の全面開通、中部国際空港の開港を視野にいれ、交流人口の増加を図り新産業創出に努力したい。
厳しい財政状況の中、これを考え、市長、助役、収入役は当分給与減額を行い、市民主体・自立型の行政に努めます。
特に若い人の創造力や企画力を生かし、その意見を取り入れて、官民一体として発展できるようにします。
夢・希望・誇りを持って生活できる郷土を目指します。議員各位の御理解・御指導をいただきながら、これらを進めてまいります。
郡上市議会傍聴記