斬り


三重は意外と湿度が高い

すたりすたり、二人は足並み揃えて街道を歩いている
津まで出て、港町をわらわら歩き漁りながら
順調に南下している
海風が強く吹き込むせいか、どうも空気が粘る

「車置いといたら、すぐ錆びるわね」

「だから三重のガススタは、妙に安いけど洗車のおかげで店が潰れねぇんだよ」

「安いのは、混ぜ物あっからだろ」

なんの話をしてんだか、さっぱりわからないが
三重という国を端的に説明している
ともかく、物価は意外と安く、道が国内隅々まで広がっているのだ
街道が多いおかげで、比較的安心の旅を楽しむことができる
なによりも、伊勢神宮に続くまでの街道は流石の賑わいだ

「ねぇ、お腹空かない?」

「減ったなぁ」

「何食べよっか」

「そうだなぁ・・・・」

ちゃら、路銀を見てみる
もうダメだ
財布がそう言ってる、そんなわずかな銭しかない
別に大して豪遊したつもりもないが、やはり
毎晩、桜子がハーゲンダッツとか食べるせいだろう、甘味物は悪魔の遣いに違いない
良夫はガリガリ君派だったのも一因
ただでさえ元手が少なかったそれは、とうとう底をついた様子だ

「・・・・・・・・・良夫、集合」

「いや、もう居るってばよ」

「現在、路銀は無いに等しいわ、正直寝る場所すら危うい、わかってる?」

「ああ、財布の軽さが全てを語っている」

「そう良夫は優しいから、多分わたしだけでも宿に泊めてくれて自分は勝手にそこらで寝るんでしょうけど
それにしたって、残念ながら、もうあたし一人もまかなえないほど逼迫してるわ」

「どさくさに紛れて何云ってんだ、おい、こら」

「こうなったら、仕方ないの、食い逃げするしか方法がないの、がんもくもてだても、それしか残ってないの」

「食い逃げて、お前、犯ざ」

「しか、ないのよ」

ばしっ
言い放つ顔は真剣そのものだ、かつてこれほどマジな顔をした桜子を
良夫は見たことがない、ごくりと思わず喉をならす、真剣さが伝播する
しか、ない・・・・・・・って

「お前は、まともに働こうという気概は無いの」

「さて、幸いなことにあそこに店先で海産物を焼いて食べさせるスポットがあります」

他人の話を聞かないで、既に作戦教授に入っている
良夫に喋っているが、話し合う気は無いらしい、一方通行の愛だ(ちがう)
桜子の胃袋は相当参ってるようだ
その指さす方向には、屋台のような店がある
箱に座って、幾人かの旅人がもぐもぐと旨そうに海産物を食べている
店の裏ではいい年こいてまだ働きもしてないような男が何人かで
魚介類を店主に渡している

どうやら、近くの書生が獲ってきた魚介類を安く買い上げて
それを店で焼いて出しているらしい、夏の終わりだというのに
なかなかの繁盛っぷりだ、ちなみに三年前の夏にはマジであった(ぉぃ
学生から買い上げているというのは半分嘘だ、半分事実だ(・・・・。)

「いい、よく聞くのよ、まず二人別々に入店します」

「・・・・・・・。」

「ポイントはお互いが顔見知りだと気付かれてはいけないコトです、ok?」

桜子がセンセみたいな感じで喋る
なんとなく胡散臭くて、頭をこづきまわしたくなるが
ぐっと堪えて聞く良夫、既に食い逃げを否定しようと思わない
言われた通り、仕方がないという気になってきた(影響されやすい)
良夫だって腹が減っているのだ

「まず最初に私が食い逃げします」

食い逃げの格好を逐一ジェスチャーで表現する桜子

「そこですかさず、あなたは叫びます『店主、まかせろ俺がとっつかまえてやるぜ』、んで猛然とあたしを追っかけます」

「・・・・・・・・・」

「するとどうでしょう、なんと二人揃って店から脱出できたじゃ、あーりませんか」

「・・・・・・・・・」

「どうよ、ok?わかりる?」

「・・・・・・・・・・・・・・お前、頭いいな」

うしし
得意そうに桜子が乙女からほど遠い笑顔を見せる、それに本気で感心している良夫
どちらもその程度の脳だ、いや空腹が判断を鈍らせているのかもしれない
俄然やる気になった良夫と、もともとやる気の桜子、
無事作戦が決まったので、とりあえず桜子センセによる
演技指導が少々なされ、良夫は自信をつけた
にやりと、お互い薄気味悪い笑顔をかわし
二手に別れる、ターゲットに近づく
オペレーション、スタート

「へいらっしゃい」

「あ、ご飯とご飯が進む奴なんか、適当にみつくろって」

「がってんだ、お嬢ちゃん可愛いから、奮発しちまうぜ♪」

気前の良さそうな親父がそう言うと、ぱぱっと奥へと何かを取りにいった
他愛もない、まもなく二人の食い逃げに襲われるというのに
せいぜい今の内に、その笑顔を振りまいておきなさい・・・・
桜子の心はいつになく非情だ、しかし笑顔だけは絶やさず
出されるものを待っている

「お嬢さん、アレかい、お伊勢参りかい?」

「ん、違うよ、近くに田舎があるの、帰省よ帰省」

「そうかいそうかい、そいつぁ可愛いのに大変だ」

「あやしいわよ、その発言」

「冗談や、ほら、これでも喰うてくれや」

がらんがらん、アミの上へ無造作に魚と貝がまき散らされた
なかなか旨そう、食い応えがありそうだ、醤油は備え付けなので
それを自分で使ってあとはひたすら焼く、白米もやってきた
がつがつ、桜子が喰い始める、そこへ

「頼もう」

良夫登場、威風堂々を勘違いして、ただの偉そうな人になってるのは愛嬌

「っち、適当に空いてるトコ、座りサ」

「おっさん、なんとなくだが、対応悪くないか、舌打ちとか」

「気のせいやし、早よ座りぃサ」

ぷはー、煙を吐きだしつつ
いかにも面倒そうに親父が良夫を扱う
なんとなく釈然としないが、ここで桜子と違うなどと言うわけにはいかない
あくまで二人は知らない人なのだ、でなくてはこの後の展開に差し支えが

「おっちゃん、おかわりー」

「あいよ、ちょっと待ってなお嬢ちゃん」

調子よく桜子は食べているようだ
店の親父が気前よく桜子に二杯目を出している
ついでに良夫の所にもご飯を持ってきた

「俺ぁ、エビを・・・・」

「金払え」

「え」

凍り付く良夫、おかしい台本にそんな台詞なかったぞ・・・・
店の親父は冷たく良夫を見下ろしている、ちくちくと口の中で何か噛んでる
ガムじゃない、イカだ、流石海産物屋の親父だ、スルメを貪りながら接客してやがる
なんて態度が悪いんだ

「待て、まだ何も頼んでないのになんで金を先に」

「前金制なんサ、今持ってきたご飯の分、近頃食い逃げが多いから、なか卯だってそうやんか」

「み、三重は吉野屋派だろうが」

「るせぇな、とっとと払えよ白米代、「みえのえみ」、旨いんだよこの米」

「そんなマイナーな品種知るわけが」

「ぶつぶつ言わんと、早よ払え・・・・・・??て、お前まさか、金が・・・」

親父の疑惑が確信に変化しつつある
いかん、まだ何も食べてない内から食い逃げ犯になってしま・・・

がばっ、だだだだっっ!!!!!

ここで桜子がいきなりダッシュ、予定より早いが
一連の事件を見て、良夫に救いの手を差し伸べたわけだ
親父はちらりと後ろを見た、走っていく桜子を呆然と見つめている
チャンス

「待てい食い逃げっ、親父、拙者に任せられい、必ず捕まえてきて」

言葉半ばのうちには、とりあえず走り出してみた
一刻の猶予もならない雰囲気を出す必要があるせいだ
完璧だ、疑う余地がない、俺は食い逃げには見えない(注:実際食っていない)

がしっ

「ぐぇ・・・!」

しかし三歩目が地面を踏みしめる前に
喉がぎゅぅと絞まった、思わずカエルのような声があがる
襟を掴まれたらしい、前に進もうとする下半身だけが大きく空を仰ぎ
思いっきり転倒した、なぜに

「おいこら、まずはお前が払え」

「ば、馬鹿言ってんじゃねぇ、早く追わねぇと逃げられるだろうがっ」

「いいんだよ、可愛い女は何したって許されるんだよ、それよか早よ払え貴様」

「あ、あんなに喰われて、お前、おかしいだろ」

「いいんだよ、どうせ近所の学生から安く買いたたいたもんだからよぉ」

「そ、そんなもんで金取ってんのか、こ、この悪徳」

「いいんだよ、金払いの悪い奴よかマシや、さ、じっくり話を聞かせて貰おうか・・・」

ずるずるずる、そのまま引きずられて店の奥まで連れていかれる良夫
桜子はもう見えない、作戦終了、ミッションコンプリート

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夕方

「ねぇ、お腹空かない?」

「減ったなぁ」

「何食べよっか」

「そうだなぁ・・・・」

顔を倍くらいに腫らした良夫と、笑顔の桜子が道を行く
あの後、良夫はタコ殴りにされ、海まで連れていかれ、店で出す海産物の乱獲にいそしみ
もう二度とこんなコトするんじゃないぞ、なんて万引き小僧を諭すようにして釈放
なんとか前科付きは免れた

「あら、なんと驚いたことに、あそこに山の幸を食べさせるスポットがあります」

「棒読みで喋るな、一直線にここに向かってきたんじゃねぇか、お前」

「食い逃げしよう、ね」

「しません、ていうか、お前、昼に俺がどんだけ酷い目にあったのか、そもそもこの顔の腫れ、漫画じゃねぇん」

「今回は、ほら、良夫が先に来店すればよいのよ、んで、あんたが逃げるの、そして私が追いかけるok?」

くりん、桜子が瞳を円くさせて言う、無論良夫の台詞にかぶせてだ
夜の猫みたいに愛くるしさを振りまいて、苦言を全て振り払った
良夫の胃袋はかなりキテる、よく思い出してみると昼は喰ってないのに
捕まった上に働かされていた、なんてことだ、桜子の食い扶持分を働いたような理不尽だ
そう考えると、今回の提案は受けてもよい気がしてくる
否、受けなくてはいけない

「大体さっきのは、あんたが鈍くさいから捕まったのよ、見てらっしゃい、あたしがホンモノの演技を見せてあげるわ」

「そ、そうか?でも前金とか言われたぞ」

「そういう時は、宗教上の理由でお金は後から感謝とともにじゃないとダメなのとか言うのよ」

「んな馬鹿な」

「大丈夫だって、ほら夕飯が目の前、行くわよ」

「了解」

ミッション2 スタート

「へいらっしゃい」

「おう、白米とあと飯が進みそうなのを適当に」

「あの、実は前金なんですが・・・」

きた、良夫が唾を呑む、桜子の入れ知恵を早速反芻

「宗教上の理由でお金は後から、感謝とともに渡すよう言われていまして・・・」

「あー、じゃぁ仕方ないですね、わかりました、しばらくお待ちください」

すたすたすた
歩き去る店員、なんてことだ、ちょっと人が良すぎるんじゃないのか
しくしくと良心が痛むが、今から食い逃げをするような奴が
そんなみみっちいコトで痛んでいてはいけない、俺は良夫だが今は悪夫でかまわない
心「も」鬼にしてただ、飯が来るのを待つ、そこへ

「あー、わたしもついでに同じのー」

「はーい、あ、と、すいませんけど前金で・・・」

「ごめんなさい、あたしダイエット中だから」

「じゃぁ、仕方ないっすね」

なぜだ・・・・・
タイミングよく桜子も入店して適当なコトを言ってあしらっている、酷い内容だが納得しているらしい
店員がもたもたとしながら、二人にご飯と山菜類を持ってきた
じょわー、とりあえずまたアミの上で焼く
香ばしく焼けるきのこに醤油をたらす、たらりたらり、じゅわじゅわ
湯気とともに、胃袋が泣き叫ぶほどの香気をあげる

はむ、むぐむぐ

「・・・・・・うう・・・う」

「ど、どうしましたお客様?」

「あ、いや・・・・・すまない、あまりに旨くて」

思わず泣いてしまう良夫、久しぶりの食事
ありがたすぎて全身で喜びを噛み締める
むぐりむぐり、すっかり喰うことに集中してしまうが
後ろから、桜子のいい加減にしなさい視線が突き刺さり、我を取り戻す
さて・・・・・・

じょわー

「おっと、いけない」

店の奥で何か焼けた音がした、どうやら鍋かなにかを火にかけっぱなしだったらしい
慌てて主人がそちらに向かう、チャンスは今だ
がばっ、良夫が席を立つ、そしてイチモクサンにその場を立ち去る
先の店と同じように、がらんとした所で食べていたからこれは容易だ
ずだだだだ、足音を響かせて逃げる、店員が気付いた、なにか怒鳴っている

「ああ、食い逃げっ、ちくしょう何が宗教上の・・・・」

「あたしに任せて、すぐにトッツカマエテきてあげる、その代わりここのお代わ」

さっとすかさず桜子が足下をたしかめた
人の良さそうな顔で、いかにも正義の人のような仕草だ
ちょっとカタコトくさいしゃべり方が、おつむ弱そうな感じがして警戒心を鈍らせる
恐るべし、鬼斬り

「いや、それにゃ、及びません」

「へ?」

「あっしは、これでも、鈴鹿の韋駄天って呼ばれた・・・・・」

すぅ、言葉半ばだったろう
桜子の目の前から、人影が消えた、ぶわんっ、遅れてようやく
風が桜子の髪をさらった、驚き
もう見えない、わずかな土煙だけが見えるだけだった
そうとも知らずに逃げている良夫、やや振り返る

「・・・・・よし、食い逃げ成・・・」

どどどどどどどどどど

「??」

ずどどどどどどどど

「な?・・・え?・・ちょ、は、話が・・・・」

「待てやこのど外道っ!!!!金払えや、ボケナスがぁっ!!!!」

悪鬼羅刹の如く
さっきまであんなに人の良さそうだった店員が
凄まじい形相で追ってきた、あまりの表情に命の危険を感じて本気で逃げる良夫
しかし羅刹は速かった、鬼の良夫が全力で逃げたにも関わらず
あっという間に捕まえられ、酷い暴行を受けた
金が絡むと人間は怖い、人の良さそうな奴ほど怒らせてはいけない
そういう教訓が頭をかすめた、なんで俺ばっかり・・・・・

ミッション2 フィニッシュトゥ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日

「ねぇ、お腹空かない?」

「減ったなぁ」

「何食べよっか」

「そうだなぁ・・・・」

すでに顔がザクロか、カボチャか区別がつかないような良夫が
桜子と並んで歩いている、色も紫がかっていて、気持ち悪いことこの上ない
あの後、袋叩きにあって店まで引っ立てられた所
桜子が忽然といなくなっており(無論、食い逃げ)、桜子の分の怒りまで
良夫が被ることとなった、結局一晩住み込みで働かされて
明け方、ボロ雑巾のようにして街道に棄てられた

「あら、驚きもものき、あんな所に・・・」

「待て桜子、聞いてくれ」

「あによ、あたしゃお腹空いたのよ」

つやつやの顔をした桜子がきぃと睨む
どうも、良夫が一晩捕まっている間に最後の路銀を使って
ちゃっかり一人で旅籠に泊まっていたようだ
ぬかりない、実は賢い娘なのかもしれない
しかし、良夫とて言い分がある、それを説明するために真剣なまなざしを使ってみる

「なんというか、もう」

「なに、告白なら要らないわよ、そんな目ぇしたって、あんたじゃ無駄よ」

「そんな気は、さらさらねぇが、やたらムカツクからやめんか・・・・でなくてだ、おかしい、俺だけ明らかに損してる」

「なにが」

「見るからにだろうが、ふざけんな、なんでお前ばっかり」

「落ち着きなさい、びーくわいえ、良夫、お聞き」

偉そうな口調で、いきりたつ良夫をなだめる桜子
なんというか、物語開始当初と明らかに上下関係が変わってきてるが
まぁ、そういうもんだろう、実にうまいこと、利用される男とする女の図になっている
無闇やたらなお姉さん口調から、桜子が、懇切丁寧に詭弁をつらねる

「あんたが、失敗してるっていうけど、よーく考えて、一回目はあんた食べられなかったけど、二回目は食べてるのよ」

「・・・・・・た、確かに」

「ってことはよ、帰納数学的に考えて、次回はさらに良い展開、つまり、あんたはいよいよ食べた上に良いことに恵まれるのよ」

「お前、難しい言葉知ってるな」

「あたぼーのこんちきよ、さ、そういうわけでめでたく目の前にあります、海の物とも山の物ともわからない物を売る店にて」

「いよいよ、最高の食い逃げをするわけだな」

「ok、わかってるね、じゃ、今回もあんたが先で、今回は店主がよぼよぼだから大丈夫、逃げられるわよ」

「まかしとけ」

言うなり、良夫が店に近づく
三度目ともなると、なかなか据わったもので
板に付いた感がある、ゆったりとした動作
まったく妖しくない、自然なそぶり、優秀な弟子を見て
思わず涙ぐむ桜子センセ
こういうのを馬鹿姉弟(注:師弟)と言うのだが、まぁ、さておき
良夫がいつものごとく喋りかける、ミッション3スタート

「頼もう」

「あ、最近流行の食い逃げ犯」

「え?」

ミッション3 インパセボゥ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でんでんでんでん、

「そりゃ三度もやれば、顔割れますよ」

「・・・・・・こいつが」

「あによ、あんたがマヌケなだけじゃない・・・」

でんでんでんでん、

「というか良夫さん、ほとほと頭悪いですよ」

「ちょっと待て、おつむ弱いキャラは俺じゃなくて、こっちだろう」

「あんですってっ、あたしのどこが低脳なのよ、ふざけんじゃないわよ、ヘタレっ」

でんでんでんでん、

「で、今夜はどうするおつもりですか?」

「そりゃぁ」

「あたしは、泊まれるよね?」

でんでんでんでん、
でんでん太鼓の音がする、二人の前に居る旦那が鳴らしている
小気味のよい音で随分と和む

ミッション3の後、なんとか食べる前にすでに逃走がハジマリ
流石に超人お爺さんというコトはなかったらしく、無事振り切る
落ち着いて町を見てみると、お尋ね者の貼り紙に
良夫と桜子の顔が貼られている
罵り合いを繰り返しながら、人目を忍び
どうにかして泊めてくれそうな宿を探していた所だ
桜子は、にこやかに、いや薄目で冷笑という表現が似合う

「久しぶりね、宿屋さん」

「ようこそ、いらっしゃい、鬼斬り様」

猫又宿屋 再登場






「ああ、良夫さんは外で、金無い人を泊めるような商売はしませんので」

「ちょまて、桜子も、てめ」

ぱたん

つぎ

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えー、あらすじ

路銀が切れて食い逃げを繰り返しながら旅を続ける二人は
いつかに別れた、猫又の宿屋に出会いました。

以上です。
構成というのを、ちゃんと考えたほうがいいんだなと
この年になって、こんなに書いてて、やっと気付きました
なんて馬鹿なんだ俺わ

駄文、大変失礼いたしました、読んで頂ける方、本当にありがとう