どりたくさん愛の劇場
バトル亜子イヤル 続き
さとみは困惑していた。
しかしそれを顔に表すことなく、普段どおりコーヒーをわかし、客へと運んだ。プロ意識のなせる技だ。
「おまたせいたしました」
テーブルにコトリとコーヒーカップを置くさとみ
「さんきゅーさとみ」
客はさとみの同級生の美沙だった。
そしてもうひとりの客は・・・・
「ああああああああああああ泥だ!泥なんだな?だまされないぞだまされないぞ泥だこれは泥なんだそうやって俺をだますんだなちくしょう
飲まないぞ飲まないぞ泥キライ泥いやだドロンズ旅してなきゃくそもおもしろくないし、芸能界残ってくのは正直きびしいし、猿岩石ももうお
わったっぽいし、結局電波少年のあの企画はムダっぽいよ!」
「うるさいわねっ!泥じゃないわよ!」
いつもは落ち着いた性格のさとみだがたまらず激怒
美沙と一緒になぜか喫茶店のテーブルに着いている、褐色の肌のマッチョな美丈夫。これが彼女を困惑させる原因でありました。
「なんなのよこいつ?泥を浴びたらいきなりマッチョに変身したりして・・・・人間?」
「あたしにきかないでよさとみー。あ、このコーヒーおいしいね!」
「あー!泥飲ん出る!このおんな泥飲ん出るよ!ゲテモノ食い!」
「だれがゲテモノよっ!!」
「泥じゃないっていってるでしょ!!」
ツインつっこみ。
「美沙、こいつほんとに誰よ?名前も知らないの?」
「名前はえーと、確かどろたくとか名乗ってたわね」
どりたく、違うと否定したい気持ち半分、うまいこというなあと感心するの半分で微妙な立場。
「もういいわ、コーヒー飲んだらこいつ連れてとっとと帰ってね」
「はいはいわかったわよー」
さとみは厨房へひっこんでいきました。
「ほらあんたもコーヒー飲みなさいよ。あたしのオゴリよ」
「・・・・・・・・・クンクン」
「こら匂いを嗅ぐな!」
「ど・・どろじゃないのか?」
「おいしいコーヒーよ。まあなんていうの?げしげし蹴ったり、泥水かけたり悪かったわ。コーヒー一杯で悪いけどこれで許してよ」
「砂糖とミルク入れていい?」
「好きにしなさいよ」
さとみは洗い物をしながらブツブツ文句をいっていました。
「まったく美沙もあんなわけわかんない客連れてこないでもらいたいわ!それでなくても今夜はあの計画を決行する大事な日だから、ただ
でさえ気持ちがピリピリしてるっていうのに!」
・・・・・・さとみには、誰も知らないもうひとつの顔があるのでした・・・・・・。
続く
最終兵器亜子さん 続き
大きな木の下で真子ねえさんは本を朗読していました
真子ねえさん
「権助はまるちを押し倒しました。きゃあやめてよう、とまるちは騒ぎました。へっへっへからだはしょうじきだぜ〜、と権助はとてもいやらし
く笑いました・・・・・・亜子、聞いてるの?」
亜子さん
「・・・・・・・なんの本なのよ、それ?」
真子ねえさん
「文学に親しむことは大切なのよ亜子。ちゃんとお勉強なさい」
亜子さん
「そんなの文学じゃないわよ」
真子ねえさん
「まったく亜子ったらどうしてこう勉強嫌いなのかしら?」
そのとき亜子さんの視界に、大きな懐中時計をもって走るバニーガールのコスプレした女の子の姿が映ったのでした
くるみちゃん
「たいへんたいへん、時間に遅れちゃう〜!」
亜子さん
「なにかしらあれ?」
好奇心にかられた亜子さんはバニーのコスプレの後を追いかけようとしました。
真子ねえさん
「亜子、お勉強中よ」
亜子さん
「勉強嫌い!」
真子ねえさん
「よしなさい亜子、好奇心は猫を殺すと言うわ」
ねえさんの言うことをきかずうさぎの後を追いかける亜子さんです
くるみちゃん
「ああたいへん、遅刻しちゃうううう!」
亜子さん
「ねえねえうさぎさん、なにをそんなに急いでいるの?」
くるみちゃん
「ああスペードの女王さまに叱られちゃう!」
亜子さん
「まってようさぎさん、・・・・きゃあ!」
地面に開いていたあなぼこへ落ちてまっさかさまな亜子さん
その様子を一部始終みていた真子ねえさん。おもむろに携帯を取り出しどこかへ連絡しています
真子ねえさん
「こっちの作戦は予定どおり。例の計画は今夜決行するわよ」
電話の相手
「・・・・・わかったわ」
「あらさとみちゃん、どうしたの?彼氏に電話?」
さとみ
「なんでもありませんマスター」
続く
亜子まんが大王 つづき
あなぼこに落っこちてまっさかさまな亜子さんは不思議の国に迷いこんでしまいました。
「もう、ここどこよ?」
あたりの風景はサイケデリックに歪んでいます。
「うさぎさんはどこかしら?あ、あそこにいるひとに聞いてみよう」
向こうに見える人影にかけよる亜子さん
「すみません。いまここにうさぎさんが来ませんでしたか?大きな時計を持っているんです」
「うさぎさんは知らないわ、それよりお話しましょう」
亜子さんは後悔しました。遠目には気づきませんでしたが、いま亜子さんの目の前にいる人物はあからさまにあやしげです。
なにしろ巨大なたまごの殻かぶってます。
たまごから手足と頭が生えています。
亜子さん「・・・・・・・あなた何者?」
綾香「あたしはハンプティダンプティ。双子の姉妹よ。こっちがあたしの姉さんよ」
亜子さん「あら、もうひとり似たようなのが・・・・」
芹香「・・・・・・・・・・」
綾香「よろしく、って言ってるわ」
亜子さん「なんだかぼーっとしてるわねえ、あなたのお姉さん」
綾香「あなた、ひとのこと言えないわよ」
亜子さん「じゃあさよなら、あたし急いでるの」
綾香「ああんまってよ、お話しましょ。カキの赤ちゃん達ががロブスターにまんまと騙されて一人残らず食い殺されるお話してあげるわ。聞
きたいでしょ?」
亜子さん「聞きたくないわよ、そんなの」
逃げるようにその場を立ち去る亜子さん。
しばらくすると向こうにテーブルの回りを走り回りながら、お茶を飲んでる奇妙な二人組が見えました。
ひとりは大きな帽子をかぶっています。
もうひとりはバニーガールのコスプレ。
マルチ(帽子)「なんでもない日おめでとー!」
セリオ(バニー)「なんでもない日おめでとー!」
亜子さん「・・・・・・また変なのが・・・・・」
つづく
シャカ亜子さん つづき
テーブルの周りをてけてけてけーっと、走り回る奇怪な二人組みに遭遇した亜子さん。
関わり合いになりたくないので、気づかれないよう、そーっと脇をすりぬけようとしました。
しかし!
マルチ「あら?あなたはお客様ですね?いらっしゃいませー!」
亜子さん「しまった!みつかっちゃったわ!」
大きな帽子をかぶったちっちゃな女の子に目ざとく見つかってしまいました。
ちっちゃなおんなの子のかぶっている帽子はシルクハットとかいう代物で
マジシャンチックでありますが別に彼女は引田天功ではないようです。
マジカルエミとも違うようです。(マジカルエミって?)
帽子の子は亜子さんの肩をがしっとつかんで逃げようとする亜子さんを引き止めます。
亜子さん「ちょっと話してようー」
マルチ「セリオさ〜ん、お客様ですよう〜」
セリオ「マルチさん、はやとちりはいけませんよ。そのかたは本当にお客様なのですか?」
セリオと呼ばれたバニーガールはしごく冷静に言いました。
マルチ「はううー、違うんですかぁ?」
亜子さん「あたしはお客さんなんかじゃないわ」
セリオ「ではあなたにお聞きします。今日はあなたの誕生日ですか?」
亜子さん「誕生日なんかじゃないわよ」
セリオ「!、と・・・・言うことは・・・・・」
マルチ「今日はあなたの何でもない日なんですな?」
亜子さん「そうよ、なんでもない日よ」
マルチ&セリオ「なんでもない日おめでとー!」
亜子さん「きゃあああああああ!!」
亜子さんの手を引っ張って再びテーブルの周囲をくるくるくるーっと走り回る奇怪な二人組。
おかげで亜子さんまでもが走り回るハメに!
亜子さん「どうしてこうなるのよー!」
真子ねえさん「こちらキャロル、チェシャ猫応答せよ」
雅史「こちらチェシャ猫、オーバー」
真子ねえさん「亜子の様子はどう?」
雅史「どうやらキXガイ帽子屋とキチXイうさぎの二人組にカラまれてるようです」
真子ねえさん「そう・・・するとしばらくはリアルワールドに戻ってこれないわね。」
雅史「あの二人に捕まったらちょっと面倒ですからね。なにしろ人の話を聞かない連中ですから」
真子ねえさん「おかげでこっちはその間に計画を進めることが出来るわ。」
雅史「はい。亜子さんを不思議の国に止まらせておくことが我々の目的ですからね」
真子ねえさん「引き続き亜子の監視を頼むわね雅史くん」
雅史「了解です」
真子ねえさん「ところで雅史くん。あなたはいまミュージカル、キャッツをほうふつさせるような
からだにピッタリした黒のレオタード、および猫耳のチェシャ猫スタイルなのよね?」
雅史「はい、そういうご命令ですから・・・・でもなぜこんなコスチューム着ていないと
いけないんですか?」
真子ねえさん「なにを言ってるのよ、あなたコードネーム、チェシャ猫なんだから猫スタイルは当然でしょ?」
雅史「は・・・・・はい・・・・・」
真子ねえさん「ウフフ・・・・・・雅史くんいまからだにピッタリしたレオタードなのね?」
雅史「は、はあ・・・・・」
真子ねえさん「もっこりしてる?」
雅史「ななななななななに言ってるんですかあ!!!!」
真子ねえさん「してないの?」
雅史「してません!!!」
真子ねえさん「なんだ、つまんない」
わかいのにだらしがないわねえ、と真子ねえさんはちょっぴりがっかりでした。
つづく
魁!クロマティ亜子さん つづき
あたまのおかしな帽子屋(マルチ)とバニー(セリオ)にカラまれた亜子さん、
手をひっぱられてテーブルの周りをてけてけてけーっと、無理やり走り回されます
マルチ・アンド・セリオ「なんでもない日おめでとー」
亜子さん「あーん、やめてよー!」
テーブル50周くらいまわりました。
マルチ「ハアハアハア、これぐらい回れば満足ですう」
セリオ「ハアハアハア、そうですね、そろそろ座りましょう」
ようやく走り回るのをやめて椅子に座るマルチアンドセリオ
マルチ「さささ、お客様もどうぞお座りください」
亜子さん椅子をすすめられます。
亜子さん「ハアハアハア、な、なんであなたたちはなんでもない日なのにそんなにはしゃぎまわってるのよ?」
セリオ「ストップ!お客様、失礼ながら質問するのはこちらです。立場をわきまえていただけますか?」
亜子さん「な、なによ質問って?」
セリオ「いいですか、次の質問に答えられた場合、お客様は1000万円を手にすることが出来ますが・・・・・」
亜子さん「それって、みのもんたの・・・・」
セリオ「しかし答えられなかった場合・・・・・」
マルチ「ああああっつ!大変なことになってしまいますう!!!」
亜子さん「な、なによ?どうなるっていうの?」
セリオ「私達もほんとうはこんなことしたくないんです・・・・」
マルチ「でもしかたないんです・・・・きまりですから」
亜子さん「だ、だからどうなるっていうのよー!」
マルチ「はううううううっ!かわいそうなお客さん(泣く)」
セリオ「まだお若いのに・・・・・お気の毒です(シクシク)」
亜子さん「いやあああああ!いったいなんなのよ?答えてよう!」
マルチアンドセリオ「ファイナルアンサー?」
亜子さん「って、まだ答えてないわよ!問題さえないじゃない!」
セリオ「これは失礼しました。では問題です」
マルチ「はじめてキスしたのはいつですか?」
セリオ「マルチさん黙っててください。では問題です」
問題・イタリアの首都はローマですが「ローマは一日にしてならず」という有名な言葉を言ったのは・・・・
亜子さん「あ、知ってるわ。それってシーザーでしょ?」
セリオ「シーザーですが、さてシーザーの再来とも噂される、いまイタリアをブイブイわせてるイケてるナイスガイと言えば誰でしょう?」
亜子さん「し、知らないわよそんなの!・・・・もしかして中田?」
セリオ「次のよっつの中から選んでください
A・検問にひっかかって足止め中の楽器さん
B・パスポート紛失してなんか声かけずらい感じのあーるさん
C・NO−F人文字JAZZ兄さん
D・歩き疲れたあみ子さん
E・見ずしらずの日本人に2ケツされて、めちゃくちゃ気分悪いライオンの石像
さあ、どれでしょう?」
亜子さん「よっつより多いじゃない?」
セリオアンドマルチ「ファイナルアンサー?」
亜子さん「ちがーーーーう!!!」
セリオ「ちなみにあなたのライフラインはテレフォン、50:50、オーディエンスが残ってますが・・・・」
亜子さん「オーディエンスって・・・・?」
得意げに胸を張って自分を指差すマルチとセリオ
亜子さん「・・・・・・オーディエンスはやめとくわ」
セリオアンドマルチ「ファイナル・・・・」
亜子さん「テレフォンよっ!!!」
携帯をとりだす亜子さん
亜子さん「くすん・・・真子ねえさん助けて・・・・」
プルルルルルル・・・・・カチャ
亜子さん「あ、もしもし真子ねえさ・・・・」
真子ねえさん「もしもし、雅史くん?亜子の監視は続けてくれてるかしら?なおかつチェシャ猫のコスチュームは体のラインがくっきりぴった
り?」
亜子さん「・・・・・え?監視?」
真子ねえさん「あ・・・・あらやだ、亜子なの?」
亜子さん「ねえさん、監視ってどういうこと!?」
真子ねえさん「や、やあねえなんのこと?ねえさん今忙しいの、じゃあまたね亜子」
亜子さん「ちょ、ちょっと真子ねえさん!」
ガチャ、ツーツーツーツー
亜子さん「き、切れちゃった・・・・・・」
知らぬ間に巨大な陰謀に巻き込まれていることに気付いた亜子さんは愕然としてしまいました。
亜子さん「いったいどういうことよ・・・・監視って・・・・いったいなんなの?」
マルチアンドセリオ「ファイナルアンサー?」
亜子さん「うるさーーーーーい!!!」
つづく
亜子ニバル つづき
雅史「ふ、どうやら監視されてることに気付いたようだね亜子さん。
しかしあなたには僕を見つけることは出来ない。
なぜなら僕はステルス迷彩からだにぴったりスーツで透明化。
どんなに近くにいても僕を識別することは無理さ」
亜子さん「きゃあーーー!!!空中に猫耳つけたおとこのこの顔が浮いてるぅ!!」
雅史「・・・・・・・え?」
雅史うかつ!
ステルス迷彩ボディラインあらわスーツは体は覆っているが顔は剥き出し。
亜子さんに見つかりました。
雅史「し、しまったあ!!」
亜子さん「あなたが私のこと監視してるのね!」
雅史「ふ、ばれてしまってはしかたない。だがしかしこれでは見えまい」
雅史、アルマジロのごとくに体を丸め、あたまを隠します。
完全に見えなくなってしまいました。
亜子さん「消えた!?」
マルチ「どこへいったのでしょう?はうう」
セリオ「探しましょう」
そこらを探し回るマルチアンドセリオ
セリオ「あらマルチさん、空中浮遊ですか?体が地面から浮き上がってますよ?」
マルチ「はわわ、本当です。なぜかこの位置に立つと浮いてしまいますう〜」
マルチのあしもとには実は透明化して丸まっている雅史がおりました。
雅史(うぐう・・・・・)
マルチ「セリオさんもこちらへどうぞ」
セリオ「では失礼して・・・・・あら、体が浮くと見晴らしがいいですね。
これならさっきの人を探しやすいかもしれません」
マルチ「いいこと考えました。このままハイジャンプを行えばさらに高く飛翔!
見晴らしのよさもさらに倍!」
セリオ「マルチさんナイスアイディア。そんなマルチさんセリオは大好きです」
セリオどさくさにまぎれて告白しますがマルチ聞いてません。
マルチ「ぴょーんぴょーん」
雅史(むぎゅー!!)
雅史の背の上でどすどす飛び跳ねるマルチ
マルチ「ぴょーんぴょーん、見つかりましたセリオさん?」
セリオ「ぴょーんぴょーん、それらしきものはなにも・・・・もっと高く激しく飛びましょう」
マルチ「そうですね、びょびょびょんびょびょびょん」
セリオ「びょびょびょのびょん」
雅史(ぐえええええええ!!!)
二体のメイドロボに背中の上で跳ね回られ瀕死の雅史
マルチ「びょんびょこびょーん!・・・・・セリオさん、さっきからなにかへんな声が聞こえませんか?」
セリオ「ぼよよよよーん!・・・・・そうですねカエルの潰れるような・・・・」
雅史(むぎゅー!死ぬー!!!)
亜子さん「・・・・・・・・・・・・ワザとやってるのかしら、あの人達・・・・・」
どう突っ込んでいいのかわからない亜子さんです。
つづく