シガーと蜂蜜

延期

別にだれに期待されていたわけでもないんだが、なんつーか
その、自分たちに申し訳が立たない
そういう状況で、おそらくけんさんも思ったであろう

うわー

そんな具合で、本当、脱稿の恐ろしさを感じたわけでありますが
まぁ、なんだ、締め切り破るとか漫画家の人とかがネタにしてますが
実際やってみると、なんというかこの後味の悪さは筆舌に尽くしがたい
そんな具合でありました
今度こそ頑張ろう、そう言い聞かせて、次のイベント3月、として
話を進めることにしました

さて

考えてみると、我々が作ったこの同人誌は
4,5名の人しか読んでないわけで、つまるところ
誰も知らないんだから、作品のネタ入れても誰もわからないんだが
この、中華風小説の設定をまた懲りずにチャットで決めようとしていた時
そう、わたくし唯一議事録を残している04年12月23日
っつうか、独身男性二人が、イブ前日の遅くまでチャットしてるってところが
ある意味、とてもステキだと思うんだが、まぁ、その会議の席で

「国の名前ですけど、延期ばっかしてるから「延」でどうですか」
「そ れ だ」

けんさんの提案でありましたが、これがまた
いたく私の心を掴んだ、そしてこの言葉を胸に
我々は延期するまいと、次回のイベントを3月と見据えて
04年を終了したのでありました

と、以上までを随分前に書いたんですが、そっから書いてなかったので
もう記憶にないこともありながら、さらっと後編を流させていただきます、以下

さて、年を超えてさっくりと進んでいく時間
悲しいかなもう一度同じ悲劇を味わうこととなったのであります
再度延期
笑うしかないのでありますヽ( ´ー`)丿
このあたりから、お互い、色々と思うところが出てきたような気がせんでもないんだが
延期の理由は、確か、いや、違うかもしれませんが
けんさんが、申し込み間に合わなかったとかそんなだった気がする(−−;
覚えてないからもう、どうだっていいんだが、ともかく
不遇にあって暗転、悲しいけど、仕方ないよねと
目標が5月にずれこんだわけであります

まぁ、そんなこんなもありながら、2月にお互いの作品がほぼ完成となる
頑張ったら3月のイベントに間に合ったわけだが、それはそれ
とりあえずお互いの作品を読み直し、もう一度色々と推敲を重ねる
しかし、恥ずかしいことに
お互い、よくできているとしか言わないのなんのって
遠慮があるのもあるんだが、実際、お互いが
お互いの書く雰囲気をとても好んでいる(少なくとも俺は)ので
その文体で書かれている以上、楽しくて仕方ない
そう思ったりしながら、ああ、この人と同人していてよかったなぁとか
びっくり酸っぱい事思ったりしながら、ぼんやりと過ごす

3月はお互い、仕事が急に忙しくなり不通となる
それでも同人専用ページの開設とかしたりしつつ
ちょこちょこ連絡をとっていたが
まぁ、そんなに大したことはしていない、そして、そんな日々を過ごし
いよいよ

4月16日、けんさんと初めて対面する

初めての会合は京都でやりました
すげぇ適当な待ち合わせ方法で、俺革ジャン着てるからとか
それくらいの情報で、恥ずかしいことに京都タワーの下で待ち合わせ
笑えるなぁと思ったりもしましたが、もさもさおいらも出かけて
お気に入りのA−2を着て、到着を待つばかり、以下、詳細

おいらは柱の前で突っ立っている
どうもそれらしい人が、何人か居る
けんさんはハウス系のダンスを躍るくらいのイケメン(注:いい男)だと聞いていたので
俺は、それに該当しそうな輩を探索する
身長も俺と代わらないと聞いていたので、さらに絞って探す
見付からない
メールでやりとりをしてみる、既に到着しているような模様
どいつだ?思って見回す、二人の男がいる、どちらかだろう
そこで
一方が、明らかにタバコというにはおかしい、ショートシガーを取り出した
そうか、彼か
思うままに、俺は彼に近づいた

「けんさんですか?」

「あ、あ〜るさん?」

かくして、初めての出会いが成就したのであります
けんさんのショートシガーが決め手になったのでありますが
俺の革ジャンが茶色がきつすぎてわからなかったとのこと
どうも、革ジャンと言うとけんさんからすると、シュワルツェネッガーが着てるような
黒革のものを想定していたらしい
出会って、早速ということで、俺が安い居酒屋へと誘う
後々考えてみると、居酒屋マスターであるけんさんには大変失礼であったのだが
その時はわけもわからず
近隣の居酒屋へブレイクスルー、そして、中でだらだらだべりながら
打ち合わせを開始する

ここでの会話をほとんど覚えていないのが大変痛いのだが
けんさんと、とりあえずなれそめというか、お互いの作品の印象とか
そういうこっぱずかしいことを語り合い
印象として、俺が世間に疲れた、気の毒な人だと思ってましたと言われるなど
そんなステキな時間を過ごしましたとさ

まぁ、くだらないだべりだけではなく
ここで、深海さんの作成されたコピー本を見せてもらって
こういうのを作るんだとイマジネーションを与えられる
流石けんさん、というか、俺本当に何もしてねぇな
そう思ったが、やってくれる優れた後輩(勝手に)は持つ物であります
かくして、作るべきものの形も掴み、あとはだらだら
酒のんで過ごすが、俺が本当、酒弱いので
途中で寝腐るという失態に陥り解散
本当ごめんなさいと思ったのだが、その日はそこで終了となりました
聞いたところによると、けんさん終電無くなってたらしくて
申し訳なかった、すまない、ごめんなさい、ひぎぃ

その、熱もさめやらぬ1週間後、4月23日
同人誌印刷作業をする

いわゆる製本という奴であります
あらかじめ調べておいた、KINKO’sへと向かい
そこで印刷をすることとなる
俺は部屋にプリンターがないので、行く途中会社に立ち寄り
会社のプリンターにて出版、ちなみに、表紙も下手くそな
俺の絵でできてしまうという始末、一抹の不安を覚えつつも
それを持って、一路、梅田へ

梅田駅にて、例によって例の如く迷子となるおいらだが
それとうまいこと邂逅、けんさんに助けられつつ
というか、大阪駅で、携帯片手にお互い会話しながらすれ違うという
面白ハプニングもありつつ、無事再開
そして、印刷所へと向かう

「まかせろ、ゼロックスはうちの会社で扱ってるから俺ならやれる」

と、生意気なことを俺が言って、いざ、両面コピーにとりかかるが
これがまた、お互い、算数のできない小学生になってすげぇ苦労する
なんというか両面で、そして、見開きとなるページを考えながら
ページ配置をその場でやるのだが、何回印刷してもうまくいかない
うまくいかないママに、ボツ原稿が増えていく一方
何をしているんだ俺達は・・・・
絶望感を抱えつつ、初めての同人作業の難関にぶちあたり
それでも頑張って過ごしていく
たかだか20部を印刷するのに、何時間あそこにいたのかわからないが
少なくとも四大を卒業できるだけのキャリアを持った男子が二人
何度も両面印刷にしくじる姿は、日本の終わりを象徴しているかのようだったが
それでも無事終了、なんとかなるものだ
そして、ホッチキスを借りるが、これまたへなちょこで針が通らない
仕方ないので、店員に

「もっとごっつい奴あります?」

と、なぜか関西人でもない私が、関西弁発音で店員からごっついホッチキスを貰う
きゃっ、業務用ホッチキスだ、会社で使ってるけど
これをオーダーしてすぐ出てくるこの店って、いったいなに!?
思ったりしつつ、同士がたくさんいるんだろうなという想像は他にやって
二人でもくもくと同人作業、そう、同人作業だ
製本という新たな面白さを味わいつつ、不器用ながら
本当に、手作り感漂う作品がとうとう完成した

「か、完成しましたね・・・」

「そうだな、さて、何部ずつ持って帰ろうか」

と、二人で当日忘れるかもしれないからと
半分ずつ持って帰ることにして無事終了
そこからまた、例によって例の如く呑みにいったわけだが
今回は、けんさんお勧めのヤキトリの店
ここで、とりあえず、早々の打ち上げというかそんなのを催した

内容については別段なんてことはなかったが
相変わらずのお互いの小説談義に加えて
なぜか、お笑いの話になり、南海キャンディーズや笑い飯の話で
ヒートアップしつつ、終了、面白かったのであります
まぁ、前回同様ながら、二件目で俺が寝腐るというオチですがね

個人的に友達の少ない俺としては
すげぇ楽しかったんだが、交友関係が広いけんさんがどう思ったかは
俺からはわからない、ともかく、無事印刷も終了し
いよいよ5月のイベントを待つばかりとなったのであります
ちなみに、5月のイベントは申し込みも成功しており
いよいよ、色々と差し迫ってきた感を味わっていたのでありました

で、また、しばらく音信不通となるのでありますが
GWに、俺は友人の結婚式とかあったりして
てんやわんやしつつ、俺は愉快に過ごす
そうやって過ごしていって、5月、そう

5月29日、見城R同人作家デビュー

まぁ、おいらだけでなくけんさんもそうなんだが
さて、この29日には実はいわくがあって
というか、けんさんが、何をどうしたのか
イベントを28日だと勘違いしていて大わらわ
そのために、けんさんは、合コンとか、同期会とか
そういうのを全て台無しにしたそうだが、可哀想に
なんというか、このイベント参加呪われてる?と思うようなこともありーの
それでも、当日はやってきたのであります

同人サイトは、ほとんど更新されることもなく
だけども、本は完成し、そして、お互いの告知は微々たるもので
燦々たる状況ながら、いよいよ参戦

大阪、コミックシティへと乗り込んだのであります

つぎ

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