1 <パレットの種類> |
パレットの材質には木製、スチール、プラスチック、ベニア、パクチルボード、ダンボールなど様々な種類がありますが、一般的には木製やプラスチック製が主流です。 |
2 <木製パレットの利点> |
①低コスト |
一般的にプラスチック製やスチール製に比べ安価です。 |
②形状の自由度 |
板・桁の厚み、幅、枚数を自由に選択出来るため、目的に合わせた無駄のない形状、強度が得られます。 |
③合理的 |
他の材質のパレットとは異なり、一部が破損した場合でも、板の交換などで補修が行なえます。 |
④リサイクル |
パレットとして補修不可能になっても、パレット材をチップに加工することで、他用途への再利用が可能です。 |
⑤安全性 |
積荷やフォークリフトのフォークとの摩擦が大きいため、滑りにくく安全です。 |
⑥環境への負荷 |
製造に必要なエネルギーが少ないので、排出する炭素ガスの排出量も少なく、環境に優しい材質と言えます。 |
この観点から欧米では、木製パレットが主流となっております。 |
3 <木製パレットの形状> |
木製パレットの種類は、フォークリフトの爪が差せる方向、使用する面、翼の有無等により、以下の種類に大別されます。 |
4 <木製パレットの材質> |
木製パレットの材質は広葉樹と針葉樹に大別されます。 |
広葉樹の樹種は国産材ではナラ、ブナ、ニレ、カバ等がありますが、東南アジア産のMLH(Mix Light Hard Wood)が多く使われます。これは一般に南洋材と呼ばれるものです。 |
針葉樹の樹種は国産材では松、杉、ヒノキ等がありますが、一般的には外材のチリ産松やニュージランド産松が多く使われます。 |
広葉樹、針葉樹の他にもベニヤで作られる事もあり、ラワン、ポプラ、ユーカリ、中国産LVL等が使われます。 |
[強度の比較] |
南洋材(MLH) と針葉樹の強度は、様々な樹種や部位によって異なってきますが、強度試験の結果では約2倍程の強度が南洋材にはあると言われています。 |
[パレットの耐久年数] |
一般的に南洋材(MLH)は 3~5年、針葉樹は 1~3年と言われていますが、保管が屋内の場合と屋外の場合等ユーザー様の使用状況でかなりの差がでます。 |
[価格について] |
南洋材(MLH)パレットの場合、針葉樹と比較して価格は割高ですが、繰り返し使用する場合や重量物を載せる場合、段積みする場合等、耐久性や強度を考えると、総合的に割安な場合が多いです。 |
針葉樹パレットは安価ですが耐久性や強度が落ちる為、軽量物用のワンウエイタイプのパレットに適しています。 |
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