市議会傍聴記

             平成16514日午後2

        郡上市総合文化センター 多目的ホールにて

 先に全員協議会が2時より議会大会議室で。本会議は20分遅れ。傍聴者はその間、待つ。
 午後220分、大暮了議長(八幡)が開会、議員は30名全員出席。傍聴者は20名。
  
 最初の平成
15年度郡上市一般会計暫定予算審議を一般会計予算特別委員長の川嶋稔氏(美並)が委員長報告。
 高鷲・明宝の第三セクター引継ぎでは、第三セクター等調査特別委員会の設置を決める。


 次に注目の郡上市助役の選任同意には、元和良村村長の森弘彦氏(62)を提案。任期は一年間と区切る。
賛成多数で可決。
 同様に収入役は元白鳥町長の野島征夫氏(58)を任期は一年と区切り提案。賛成多数で可決。
 起立で態度表明。高鷲・白鳥・大和・和良・美並は共産党の河合潔議員と白鳥の山口洋児議員を除いて全員賛成だった。八幡は7名全員が反対。反対、計9人。
 なぜ任期を一年と区切ったかは理由が良く分からない。市長の心積もりは。
 選挙中話題となったポスト提供取引疑惑の様子を見るつもりの傍聴者がたくさん来て傍聴者数は20名と多かった。

 最後の教育委員5名は八幡・石神孝司氏、大和・東眞氏、白鳥・曽我毅八郎氏、美並・長尾辰郎氏、明宝・角治恵門氏。全会一致。

 このあと、暫定予算の補正が一般会計、特別会計(簡易水道・下水道・水道事業)とも出てきた。
一般会計では11億1600万円を超える金額で、一般会計の合計額は88億4735万8千円。
 
 主なものは、総務費では明宝地域振興事務所の新庁舎に3億円、八幡の豆バス購入費に3150万円。農林は林道費に2億9562万円の事業(大和・白鳥・美並のフォレストコミュニティー総合整備、高鷲・明宝・和良の公共林道整備、白鳥のふるさと林道)。土木費では八幡・大和・白鳥の道路新設に8350万円、大和の剣公営住宅建設の約2億3800万円。消防費は明宝の耐震性防火水槽に550万円。教育費は白鳥小学校改修に約1億4600万円。(詳しくは下をクリックしてください。))
                 一般会計暫定補正は承認可決

 簡易水道特別会計は1億4990万円補正で2億6371万円に。八幡の河鹿と相生寺本に新設拡張費1億3千630万円、八幡の有坂と印雀に施設改良1360万円。
 
 下水道特別会計は9億3794万6千円補正で、合計21億2425万3千円に。
  内訳は公共下水事業に4億330万(八幡尾野7・8丁目)、特定環境保全で1億8640万円(美並)、農業集落排水に2億8千5百万(八幡の美山・美並の勝原))、個別排水が6258万円(八幡)
 
 水道事業は1600万円。

7300万円の事業報告、落札率99.82%。市となり1億5千万円以下は議決を要さず報告のみ。
                                                午後4時56分終了
傍聴後記:
 本日の本会議で目立ったことは、昨日の全員協議会で話したからと説明が省かれるので傍聴席ではちっとも詳しいことが分からなかったことである。こんなことではますます市民との距離が離れていく。少なくとも、昨日の全員協議会では、最初に大暮議長が私に言ったように、補正予算の説明が終ってから出て行くようにしてもらいたかった。全く本会議で大事なことの説明を省かれては本会議の重要性が貫かれない。議員重視といって議会軽視すなわち市民軽視である。その議会が今日のようでは情けない。市民が主人公を念頭に置いた開かれた議会運営を願う。
                           
    傍聴人 川上朝史(背中に選挙で私の名を書いてくださった785人の市民の皆さんの手。)

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