12月31日のすばる食 2006年

 

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大晦日の夜、時折空が雲に覆われたましたが、すばる食を見ることができました。月齢が11と大きく明るかったため、双眼鏡なしですばるを見るのは難しかったのですが、すばる食も終り、月とすばるが離れた、除夜の鐘が鳴る頃には、月を指で隠すと、すばるを見ることができました。

12月31日19時58分。FC-50+EOS Kiss D N。尾張旭市。 

 
12月11日の水星・木星・火星の集合 2006年

 

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早朝、水星と木星が超接近していました。その間隔は約14分角。満月の直径の半分くらいです。その右には火星も並んでいます。左から水星(-0.6等)、木星(-1.7等)、火星(1.5等)です。

12月11日06時01分。17-70mm EOS Kiss D N。尾張旭市。

 

 
11月9日の水星の太陽面通過 2006年

 



(画像をクリックするとアニメーションで水星の太陽面通過がご覧いただけます。)

日の出の時にはすでに始まっていた水星の太陽面通過が済んだ空に見ることができました。と言っても、私のところでは、8時20分ころから30分以上曇られてしまいましたが・・・。太陽面の中央より右やや下の黒い点が水星です。

左:11月9日06時30分。FC-50+EX+EOS Kiss D IR改。
右:09時04分。
FCT-100+Or12.5+EOS Kiss D N。尾張旭市。

 

 
10月27日の2006 M4/SWAN彗星 2006年
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SWAN彗星がバーストして4等になっているという情報で撮影しました。双眼鏡では5等台。月明かりもあって尾は淡かったですが、よく写りました。

10月27日18時14分〜。FCT-100+EOS Kiss D IR改。豊田市旧旭町にて。


 
10月22日のオリオン座流星群 2006年
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オリオン座流星群がたくさん飛びました。やけに流れるなあと見ていました。星雲星団撮影がてら見ていましたのできちんと数えていませんがHR50以上は出現していたと思います。火球クラスも4個ほど見ました。残念ながら火球は写野に入りませんでした。

10月22日02時12分〜。17-70mm+EOS Kiss D N。豊田市旧旭町にて。

 
10月22日の 4P/Faye彗星 2006年
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フェイ彗星が10等です。この明るさではその存在は双眼鏡でわかりません。しかし、撮影するとダストの尾がしっかりとしていて写真写りのよい彗星です。くじら座頭部付近でしばらくは夜中中撮影できます。

10月22日00時44分〜。FCT-100+ST-2000XM。豊田市旧旭町にて。

 
10月15日の 2006 M4/SWAN彗星 2006年
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スワン彗星が6等台です。コマは明るく双眼鏡でよくわかります。尾もかろうじてわかります。撮影すると長いですが、名古屋方向の街明かりなども影響して写りは頼りないです。

10月15日19時07分〜。FCT-100+ST-2000XM。旭高原にて。

 
9月8日の部分月食 2006年

夜半過ぎから部分月食がありましたが、大雨警報が出たりして天気の安定しない所が多かったようです。このあたりでも夜半までは稲光や雷鳴が聞こえたりもしました。しかし、半影月食が始まる頃から天気がよくなり、時々雲の通過はあるものの、4 時20分頃までは月食を見ることができました。
(画像をクリックするとアニメーションで月食の経過がご覧いただけます。)

9月8日03時51分。FCT-100+EX+EOS Kiss D N。尾張旭市にて。

 
9月3日の 177P/Barnard彗星 2006年
9月3日のバーナード彗星
急に増光したと話題のバーナード彗星。夏の間天候が思わしくなく、薄雲越しですが、やっと撮影できました。ところが!暗い!予定では8等のはずだったのですが、どう甘く見ても10等より暗そうです。観測者の光度みつもりは8〜10等と幅があります。空がクリアでなかったのでよけい暗く写っているのだと思います。

9月3日0時26分〜。FCT-100+ST-2000XM。豊田市旧旭町にて。

 
9月2日の冥王星 2006年
惑星から降格されてしまった冥王星。しかし、今現在の注目度は全天一です(たぶん)。 13.9等と暗いですが、しっかりと太陽を回っています。
(画像をクリックするとアニメーションで1時間15分のほんのちょっとだけの移動をご覧いただけます)

9月2日19時40分〜。LX200R-20EOS Kiss D N。尾張旭市にて

 
8月6日の木星の新赤斑 2006年
8月6日の新赤斑 大赤斑に飲まれることもなく何事もなく通り過ぎて行きました。この後どうなっていくのか追跡したいところですが、木星が見えるシーズンも終わりに近づいています。残念・・・。

8月6日19時49分〜。ミューロン180+ToUCam pro。尾張旭市にて。

 
6月19日の木星の新赤斑 2006年
6月19日の新赤斑 新しい赤斑も徐々に大赤斑に近づいてきました。この日は雲の通過もありましたが、なかなか良いシーイングでした。衛星がふたつ写っています。左がイオ右がガニメデです。

6月19日20時03分〜。ミューロン180+ToUCam pro。尾張旭市にて。

 
6月7日の木星の新赤斑 2006年
6月7日木星の新赤斑
木星に新しい赤斑が出現しました。6月7日には大赤斑の右上にあります。小赤斑とも中赤斑とも呼ばれています。もともと永続白斑が赤化したものですが、大赤斑に近づいた時どうなるか注目です。何事も無かったように通り過ぎるのか、大赤斑に飲み込まれるのか!?

6月7日20時09分〜。ミューロン180+ToUCam pro。尾張旭市にて。

 
5月31日の小惑星ベスタ食 2006年
 
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ベスタ食というより、一見、ベスタと月みたいになってしまいました。この日は一面の雲、おぼろ月夜でしたが、一応何枚も撮ったうちの1枚にベスタがかろううじて写っていました。この12分後に月に隠されたはず・・・です。

5月31日21時35分〜。FC-50+Canon EOS Kiss Digital N。尾張旭市にて。

5月31日の73P Schwassmann-Wachmann彗星 2006年

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シュワスマン・ワハマン彗星のC核とB核が望遠レンズでも同一写野に入るように見かけ上接近してきました。尾も横から見るようになってきて彗星らしい姿で、編隊飛行が面白いです。しかし、双眼鏡では存在の確認ができず、だんだん暗くなっています。左B核、右C核。

5月31日3時12分〜。200mm+Canon EOS Kiss Digital N。豊田市旧旭町にて。

5月12日の73P Schwassmann-Wachmann彗星 2006年

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シュワスマン・ワハマン彗星の地球最接近の頃となりました。明るい月があるのが残念ですが、B核が急増光しました。5等台になっていると思います。月明かり、街明かりがあっても、透明度が良かったこともあり、1時30分頃から雲も切れて、双眼鏡で簡単にわかりました。それに対して、C核に元気がありません。6等台あるいはそれより減光しているかも。B核に逆転されてしまいました。G核は画像からその存在が確認できませんでした。

上(B核):5月12日1時44分〜。200mm+Canon EOS Kiss Digital N。

(C核)5月12日1時55分〜。200mm+Canon EOS Kiss Digital N。
尾張旭市にて。

5月5日の73P Schwassmann-Wachmann彗星とM13 2006年

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シュワスマン・ワハマン彗星のB核がヘルクレス座の球状星団M13の近くを通過中です。空は雲が沸いたり透明度が悪かったりでちょっと残念。それでもC 核は5等台B 核は7等台になっているように見えました。ちょっとひいきはいっているかも・・・。でも巷で騒がれていたより暗いですが、本来これくらいの予想であったわけで、順調だと言えると思います。化けてくれればそんなうれしいことはないですが。

5月5日02時28分〜。FCT-100+Canon EOS Kiss Digital IR改。 豊田市旧旭町にて。

5月3日の73P Schwassmann-Wachmann彗星 2006年

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低気圧が去って良い天気になりました。ヘルクレス座の球状星団M13がC核とB核にはさまれていました。C 核は6等台、B核は8等台と思われます。7×50の双眼鏡でC核は比較的簡単にB核は辛うじて見えました。撮影するとG核はもちろんR核も写りました。B核をアップで撮りましたが分裂した痕跡のようなもの?が・・・。

上(C・B核・M13):5月3日01時27分〜。55mm+Canon EOS Kiss Digital N。

中(C核):5月3日02時15分〜。FCT-100+Canon EOS Kiss Digital IR改。

(B・G・R核)5月3日01時15分〜。FCT-100+Canon EOS Kiss Digital IR改。

下右(B核拡大):5 月2日23時24分〜。FCT-100+ EX(fl=1300mm)+ST-2000XM。 豊田市旧旭町にて。

4月25日の73P Schwassmann-Wachmann彗星 2006年

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この日も黄砂が来ていましたが17日よりも空はクリアでよく写りました。C 核は7等台と思われます。7×50の双眼鏡でなんとか見えました。B 核は双眼鏡でわかりません。B核、G核とも分裂を繰り返し、B核は増光の情報もあり、目まぐるしく変化しているようで、目が離せなくなりました。

上(B・G核):4月25日00時34分〜。TSA-102+Canon EOS Kiss Digital IR改。

(C核)4月25日01時08分〜。TSA-102+Canon EOS Kiss Digital IR改。旭高原にて。

4月17日の73P Schwassmann-Wachmann彗星 2006年

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シュワスマン-ワハマン彗星は3月3日の画像と同縮尺で、比べてみるとずいぶん明るく大きくなりました。上の画像がB核と小さく写ってるのがG核、下の画像がC核です。この日は黄砂の影響で天頂で4等星までしか見えない状況でしたが、一応晴れなので撮影に出ました。B 核9G 核12等台C 核8等台と思われます。ただ、C核は順調に光度を増していますが、B核はその後崩壊の危機にあり明るくなっていないようです。

上(B・G核):4月17日21時18分〜。FCT-100+ST -2000XM。

(C核)4月17日22時16分〜。FCT-100+ST-2000XM。
豊田市旧旭町にて。

3月29日の皆既日食トルコ アンタルヤ 2006年

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今回はアフリカから中央アジアにかけての皆既日食。晴天を求めてエジプトやリビアまで出かけた方も多かったのですが、私はトルコの地中海沿いにある街アンタルヤのホテル内プールサイドで見ました。太陽活動極小期にも関わらず予想以上に素晴らしいコロナとプロミネンスに感動しました。太陽を覆う月も写りました。やはり、天気は気がかりでしたが、ご覧の写真の通り、無事撮影に成功しました。ただ、実は全天写真にも写っているように、飛行機雲が皆既の1〜2分後に太陽にかかり危なかったのです!!

上:コロナ 13時54分〜(現地時間)。FC-50+Canon EOS Kiss Digital N。

下:本影錘の移動 13時56分〜(現地時間) 第3接触約1分前(左)と第 3接触直前(右) 西側(写真右)から明るくなってきたのが分かります。8mm+Nikon F801S

3月5日の2006A1 Pojmanski彗星 2006年

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この日は天気も良くポイマンスキー彗星をじっくり狙うことができました。明るさは5等台。尾は双眼鏡で2度ほど確認できました。写真では8度くらい写りました。長いですが淡いです。下の写真は天の川とともに広角レンズで撮りました。彗星の存在をわかりやすくするために、コントラストをつけています。右下の木立から出てきた明るい星は明けの明星です。

上:3月5日4時20分〜。FCT-100+Canon EOS Kiss Digital N。

下:3月5日4時56分〜。17mm+Canon EOS Kiss Digital IR改。
豊田市旧旭町にて。

3月3日の2006A1 Pojmanski彗星 2006

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予想以上に明るくなったポイマンスキー彗星。5.5等くらいで見えています。この夜は雲がひっきりなしに通行したので、雲の隙間からの撮影となりました。雲の影響で双眼鏡で尾は見えませんでしたが、冷却CCDにはビシビシと写りました。明け方、東の空で、これから暗くなっていきますが、高度が上がり見やすくなります。10日くらいまでが見頃です。

3月3日4時42分〜。FCT-100+ST-2000XM。豊田市旧旭町にて。

3月3日の73P Schwassmann-Wachmann彗星 2006年

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5月ゴールデンウィークの見頃ピークに向けて、着々と編隊飛行をしているシュワスマン-ワハマン彗星を捉えました。この彗星の核は6個ほどに分裂していると言われていて、C核が一番明るくなっています。アルクトウルスの近くにいます。今後がたいへん楽しみです。

3月3日3時1分〜。FCT-100+ST-2000XM。豊田市旧旭町にて。

1月22日のスピカ食(実は超接近) 2006年

SPICASYOKU.JPG - 46,650BYTES 1月22日の朝、おとめ座の1等星スピカが月に隠されました。といっても、西日本での話し。実は私の撮影地では隠されることはなく、月の縁ギリギリのところを通過して行きました。もう少し西か南へ移動すればよかったのですが、サボリました。快晴になるとは思ってもいなかったので・・・。

1月22日7時59分。ミューロン-180+EOS Kiss Digital N。尾張旭市にて。



 


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