メンテ塾 スロットル系メンテ
メンテ台は4年式JA11ジムニ―
スロットルバイパススクリューの清掃。
スロットルバイパススクリューはスロットル全閉時にエアーをスロットルよりバイパスさせ
アイドリングを維持させる部署です。つまりによりアイドル不調などを起こします。
JA71,JA11などのスロットルバイパススクリューの位置です(ドライバーで指しているところ)
大抵ゴムの蓋がしてあります。
ゴムの蓋を取るとマイナスネジのスクリューの頭がみえます、これを取り外すのですが
現在のねじ込み位置を覚えるため、軽く止まる位置まで回転数を数えながら締め込みます。
大抵一回転半ほどです。回転数を確認しましたら緩めるほうに回転させ、アジャストスクリュー
を取りはずします。
取り外したアジャストスクリューです。接写がうまく行かずピンぼけで申し訳ありません。
とがっているほうが黒くカーボンで汚れているのがわかります。この車両は4年式ですが
おそらく過去に清掃をしていると思えます、この年式で清掃をしていないともっと汚れていても
めずらしくありません。
パーツクリーナー等できれいにしました。アジャストスクリューのおしりのOリングも
切れ、傷みが無いか点検します、傷みがあると空気を吸って不調の原因となります。
エンジンコンディショナー等の清掃剤がありましたら少量アジャストスクリューの穴に
入れます。いれすぎには注意しましょう。アジャストスクリューの清掃が終わりましたら
元の通り組みなおします。軽く止まる位置まで締め込み憶えていた数だけ戻します。
その後エンジンをかけて完全暖気後、微調整をします。
スロットルバイパス経路内部はカーボンの汚れなどでアイドリング不良やエンストの原因
となることがあるので不調の症状が出ていない車両でも日頃のメンテは効果があると
思います。ぜひお試しください。また細かいパーツで非常に重要な部分なので作業には
十分注意しましょう。