leaf4.gif 易経入門

最近は情報化が進み、いろいろな情報が簡単に入手する事が出来ます。また、入手しようとしなくても勝手に入ってきて今度は情報を処理するのに混乱してしまう事すらあります。

 人間は悩める動物です。現代は情報化社会、いつでも判断を迫られます。そんなときよく判断する事ができなくて立ち止まってしまう人が多いと思います。何をかくそう僕自身いつも判断に迷う事があります。そんな時は普通自分が信頼している人や友人、先輩に相談したり、話を聞いたりして前に進んで行くわけですが、それでも判断できない時が人生の中にはあるものです。僕はこういう時に『易』をたてるのです。

 僕にとってにの≪易≫は『自分の内部からきこえてくる声』(潜在意識)だと考えています。ただし≪易≫は特定の指図は与えません。そのときの≪事象≫を説明しているだけです。

 ですから解釈の仕方によって大きく変わる場合があります。このへんもまた人生勉強になるのですがね。例えば、もしも否定的なメッセージが易ででたとします。でも心配は要りません。≪易経≫の根本思想は≪変化≫する事であり、『良い卦』『悪い卦』などの絶対的かつ普遍的な回答はありません。

 ≪易≫がもたらす回答をどう受け止めるかは、あなた自身の心の状態によって違ってくるのです。

 例えばある≪卦≫が出て、それについて私なりの判断をしたとします。この考えは紛れもない私の考えです。≪易≫が言っているのは、キーワードであり『あなたの未来は現在のあなたの心の中にある』という事だと思います。

 この抽象的なキーワードを理解する事によって、自分自身の奥底に在って気づいていない潜在意識の合図を感知する事ができれば前に進めなくて立ち止まってしまった人も、足を進める事ができるのではないのでしょうか?

 ≪易≫は『科学的ではない』とかたづけてしまうのは簡単なことです。しかし、私たちは日常生活の中で行動しているとき、すべて科学的に生活を行なっているでしょうか?特に悩み事を解決するときのほとんどが主観的な判断に基づいている事に気がつきます。この主観的にまた総合的に判断する時の材料を提供してくれるのが≪易≫です。

 もう一度書きますが、≪易≫が教えてくれる回答は、象徴的な言葉でしかありません。その回答からあなたは自分がおかれている状況に対するアドバイスを受けます。そして如何すればよいか自分自身で選択するのです。正確な表現をすれば、≪易は運勢を判断するものではなく、運勢を選択するもの≫なのです。
それだけに僕は≪易≫をたてるときに注意している事があります。
1)むやみに易をたてない。
2)でた卦が悪いからといって何度もやり直さない。
3)易をたてるときは身体を清め、精神を集中してからおこなう。
4)でた卦に対しては、謙虚に受け止める。
5)解釈の意味を深く考え、心で理解する事、などです。
みなさんも『易』を占いと考えずに、判断に迷った時の判断の1つの材料にしてみてはいかがでしょうか?

 ≪易≫を体験されたい方は、ここの≪体験版Web易者≫をクリックしてみてください。

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