更年期障害

女性の身体は年齢とともにホルモンのバランスも崩れることがあります。40〜50代の閉経前後には、自律神経の変調や心理的な原因も加わり、更年期障害といういろいろな不定愁訴を訴えるようになります。主の症状は、頭痛、頭重、肩こり、腰痛、動悸、息切れ、疲労感、冷え、のぼせ、不眠などです。この更年期障害を予防したり軽く抑えるためには、安定した環境、平静な精神状態、バランスのとれた食事や適度な運動が必要です。東洋医学では、女性の月経やホルモンの異常に関して起こる症状を≪血の道≫とよんだりします。全身のバランスを整える目的でつぼを刺激することがポイントです。


NO つぼの名前 つぼの位置 参照
肩井(けんせい) 首の根元と、肩先のまんなか 体幹2 GB21
厥陰兪(けついんゆ) 第4胸椎の棘突起の下、外側1寸5分 体幹2 BL14
心兪(しんゆ) 第5胸椎の棘突起の下、外側1寸5分 体幹2 BL15
膈兪(かくゆ) 第7胸椎の棘突起の下、外側1寸5分 体幹2 BL17
肝兪(かんゆ) 第9胸椎の棘突起の下、外側1寸5分 体幹2 BL18
脾兪(ひゆ) 第11胸椎の棘突起の下、外側1寸5分 体幹2 BL20
腎兪(じんゆ) 第2腰椎の棘突起の下、外側1寸5分 体幹2 BL23
上りょう(じょうりょう) 第1仙椎の棘突起の下、外側7部 体幹2 BL31
次りょう(じりょう) 第2仙椎の棘突起の下、外側7部 体幹2 BL32
10 中りょう(ちゅうりょう) 第3仙椎の棘突起の下、外側7部 体幹2 BL33
11 下りょう(げりょう) 第4仙椎の棘突起の下、外側7部 体幹2 BL34
12 志室(ししつ) 第2腰椎の棘突起の下、外側3寸 体幹2 BL52
13 膀胱兪(ぼうこうゆ) 第2仙椎の棘突起の下、外側1寸5分 体幹2 BL28
14 胞肓(ほうこう) 第2仙椎の棘突起の下、外側3寸 体幹2 BL53
15 期門(きもん) 乳首の真下で9番目の肋骨の先端 体幹1 LR14
16 肓兪(こうゆ) へその両側5分 体幹1 KI16
17 気海(きかい) へその下1寸5分 体幹1 CV6
18 大巨(たいこ) へその両脇2寸からさらに下に2寸 体幹1 ST27
19 関元(かんげん) へその下3寸 体幹1 CV4
20 血海(けっかい) 大腿の内側、ひざの皿のふちを上へ2寸 大腿部 SP10
21 百会(ひゃくえ) 頭のてっぺん、両耳と眉間をまっすぐに上がった線が交わるところ 頭部2 GV20
22 風池(ふうち) うしろ首の中央のくぼみから外側へ2寸、後頭骨の下 頭部2 GB20
23 天柱(てんちゅう) うしろ髪の生え際で、2本の太くて硬い筋肉の外側のくぼみ 頭部2 BL10
24 築賓(ちくひん) 内くるぶしの上5寸 下腿部 KI9
25 三陰交(さんいんこう) 内くるぶしの上3寸 下腿部 SP6
26 復溜(ふくりゅう) 内くるぶしからまっすぐ2寸上 下腿部 KI7
27 太谿(たいけい) 内くるぶしのすぐうしろ側 下腿部 KI3