私たちはよく「走り出してから考える」と言われています。
「とにかく時代に乗り遅れるな!」というわけでしょう。
たしかに「先制速攻」型には、大きなメリットがあります。
なんと言ってもその行動力―機敏な対応能力は評価しなければいけません。
しかし、デメリットもあります。情勢の変化に対応しようとして、
右に行ったり左に行ったり、試行錯誤を強いられます。
その結果、労多くして功少なしということにもなりかねません。
このデメリットを指摘したのが、「君子以って事を作すには始めを謀る」です。
はじめによく事前調査して計画を練り上げてからはじめるということです。
そうすれば、不慮の事故やトラブルに際しても最小限に抑える事ができるのです。
事を起こすときには、何事においても、計画性のある事業計画、
機敏な行動力の両面を持ったものが、成功するでしょう。
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