処事不可有心

事を処するには心あるべからず    『宋名臣言行録』

この場合の「心」は「下心」をいいます。
宋代に韓g(かんき)という人物がいましたが、彼がいうには、

「事を処するには心あるべからず。心あれば自然ならず。自然ならざれば擾る」

事を処理するには、ヘンな下心を持っていてはいけない。
下心があると、どうしても無理が生じて、騒ぎにもとになる。

大事な仕事は、下手な駆け引きをせず、正直に事にあたると、
相手にも誠意が伝わりやすくなり、自然と事がスムーズに運ぶでしょう。