徳者事業之基

徳は事業の基なり    『菜根譚』

事業を発展させる基礎となるのは、「経営者その人が持っている徳」だと言います。
また、「基礎がグラグラしているのに、建物が堅固であったためしはない」と「菜根譚」ではいっています。

中国三千年の興亡の跡をたどってみると、勝ち残りに成功した者は、ずば抜けた能力を身につけていました。
しかし能力だけで十分かと言うとさらにリーダーとして『徳』を身に付けていなければ万全とは言えません。
『能力』と『徳』は車でいうと両輪のような関係にはありますが、その関係は『徳』のほうが主です。

徳にかけた人物は、一時的には隆盛をきわめる事があっても長くは続かない物です。

人の上に立つ人物は、リーダーとしての『徳』を磨く必要があります。

そうでなければ、事業を発展させる事は出来ません。それをこの言葉は語っています。