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古人、田中角栄元総理が北京に乗り込んで、
当時の周恩来総理と国交回復の交渉したときに、
周恩来総理から田中角栄氏にメモが渡されたそうです。
内容は「言必信、行必果」と書かれてあったそうです。
約束した事は守ってください、やりかけた仕事は最後までやり通してください。と読めます。
この言葉の出典は『論語』ですが、これは必ずしも誉め言葉ではないようです。
この程度の約束が出来ないなら、その辺の政治家と同じになりますよ。
という皮肉が込められている様な気がします。
これを間接的に言っているのが、『孟子』のこの言葉です。
大人は、必ずしも「言必信、行必果」にこだわらないというのです。
大人にとって重要な事は「ただ義在るところ」なのです。
「義」のまえには、前言を取り消しても差し支えないというのです。
なかなかむつかしいところですね。
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