衣食足則知礼節

衣食足りて礼節を知る   『管子』

斉の宰相「管仲」の名言です。

生活が豊かになり、ゆとりができるようになると、道徳意識はおのずから高まるといいます。

「管仲」は経済政策に力を入れた政治家として有名です。

まず何よりも民生の安定を図ることが先決であり、国民の生活が安定すれば、
おのずから道徳意識が高まり、それに連れて国の基礎も固まる。
という考えにたって、経済優先の政策を推進しました。
二千年前の当時にあっては極めて先見性のある政治家でした。

しかし、それも行き過ぎると、今日の日本のように道徳心のない国になってしまいます。