天下多忌諱、而民彌貧

天下に忌諱多くして、民いよいよ貧し    『老子』

あれもダメ、これもダメと禁止項目が増えるほど、人々の生活も貧しくなるといっています。
管理や締め付けが厳しくなるほど社会全体が息苦しくなり、人々の創造性も活力も失われます。
その結果、生活水準も向上しなくなります。
また、技術が進めば進むほど社会は乱れ、人間の知恵が増せば増すほど不幸な事件が絶えず、
法令が整うほど、犯罪者が増えていきます。
『老子』のこのような主張は現代社会にマッチするような気がするのは私だけでしょうか?