「私欲に凝り固まった病は治す事ができるが、理屈に凝り固まった病はどうする事もできない」という意味です。
「縦欲の病」もかなり重症ですが、これは本人が何かを悟る事が出来たり、
周りの状況が変わるとか一寸したキッカケで変わることもあります。
問題は、「執理の病」です。
「執理」とは、理屈っぽい、頑固、さらに自己主張が強い、人の意見に耳を貸さないなどです。
自分の意見をもつ事はよいことです。
ただ、それをかたくなに固守して譲らないというのでは
自分自身の進歩もなければ周りとの関係もうまくいくはずがありません。
「執理の病」が癒し難いのは、性格からくるものだからです。
まずその欠点を自覚する事が治療の一歩になるはずです。
|