大道以多岐亡羊

大道は多岐になるを以って羊を亡う    『列子』

「多岐」とは分かれ道のことです。
この言葉は、「大きな道にはいくつかの分かれ道がある。
だから逃げた羊を見失ってしまう」というものです。

人生もこれと同じように、色々な分かれ道(ターニングポイント)あります。
ですから、ついつい迷い込んでしますと、肝心の本道を忘れてしまいがちです。

本来、人生には目標があった方がよいと思います。
それも10年単位の長期的な目標が望ましいといわれています。
人間10年も同じ目標を追求していれば、なんとなく物になってくるものではないでしょうか?
ただ、人生には心を惑わす枝道もたくさんあります。
せっかくの目標も脇道にそれてしまっては、いかんともしがたいですね。

そうならないようにするのは常に目標を再確認する姿勢が必要になってくることでしょう。