a_btn041.gif吉野研修旅行 05.06.04-05a_btn046.gif


吉野山風景

蔵王堂

陀羅尼助本舗

陀羅尼助看板

森野旧薬園

葛の洗い場

ジキタリス

カノコソウ

射干

雪ノ下

森野資料館

鐘馗像

薬の館

薬の館看板

百味箪笥

薬の看板

紅花

ドクダミ八重

浜防風

イブキジャコウソウ

甘草

カワラナデシコ

山梔子

麻黄

ノコギリソウ

オカトラノオ

当帰

ヨウバイヒ

奈良の吉野・大宇陀で「日本の漢方」の源流をさぐる旅行でした。

吉野は桜の季節にたくさんの人が訪れるそうです。桜の季節ではなかったですが、霊山・大峰山の広大な風景は旅館(吉野館)の部屋から見ると心が洗われるような気がしました。

夕方に散歩に出かけると蔵王寺が運良くご開帳をしており、中まで見ることゆっくり見ることが出来ました。旅館に戻る途中にあったのが、「陀羅尼輔丸」の本舗です。1300年も飲み継がれている[陀羅尼輔丸]は今も健在。成分はオウバク・センブリ・ゲンノショウコ等で胃腸によいもので作られています。私の店でも販売しているため、近親感のある商品です。

大宇陀では日本最古と呼ばれる「森野旧薬園」「薬の館」を見学しました。
「森野旧薬園」は250年の歴史をもつ薬草園です。大正5年に文部省保存史跡に指定され、昭和26年には昭和天皇もご来園になったそうです。裏山そのものが薬草園になっており、管理の大変さが伺えました。また葛のさらし工場もあります。資料館には森野賽郭氏自作の松山本草が展示されておりました。
「薬の館」は大宇陀町指定文化財で旧細川家住宅(薬問屋)でもあります。細川家は藤沢薬品の創業者のお母さんのお里だそうです。また、このお屋敷は釘が1本も使っていないそうです。

最後に田村薬品工業の薬草園(昭和55年開園)を見学することが出来ました。当時、藤原京の地では中国医学を中心とした医療施設があったそうです。そこから「神農本草経集注」の木簡も出土されています。ここでは、「神農本草経集注」に収載されている薬草を中心に栽培されているそうです。

歴史のある街でまた機会があれば是非、訪れて見たい場所です。

Back.gif