サフランは、アヤメ科の植物であるサフランCrocus sativusの柱頭(雌しべ)を用います。柱頭は上の写真の赤い部分で、3つに分かれています。1つの花から3本しか採れず、500gを得るのに約6万個の花が必要とされ、たいへん貴重なハーブです。また、サフランはヨーロッパ地中海地域で紀元前から香辛料として用いられているものです。代表的なものはスペイン料理として有名なパエリアがあげられます。パエリアの鮮やかな黄色と豊かな風味はこのサフランによるものです。また、古くより重要なハーブとされ、日本には明治時代に伝わっています。 |