心の養生法

現代は大変なストレス時代と呼ばれています。
情報の過多、複雑な人間関係などが様々なストレスの原因になっているようです。
しかし、心や身体が健康体であれば、少々のストレスは跳ね返すことが十分できます。ストレスの量や原因を早く見極めて、うまく対応することで活発な毎日を過ごすことが大切です。

「ストレス」とは精神的・肉体的に負担に感じる状況や刺激を「ストレッサー」といい、それに適応しようとする心や身体の歪みを「ストレス」といいます。
「ストレス」とは悪い影響ばかりではなく、歪みの反動をエネルギーに転換して跳ね返すことができれば、身体にとってもよい刺激といえるでしょう。

しかしストレスが大きすぎたり、小さなストレスでも何度も同じストレスが重なると歪みがひどくなり、体調を崩すことになります。

過度の疲労やストレスを放っておくと、心や身体に色々な歪みが生じてきます。

*その代表的な症状
            @高血圧・狭心症
            A下痢・肩こり・頭痛・胃潰瘍・十二指腸潰瘍
            B不眠・円形脱毛症・出社拒否・アルコール依存症・うつ病

*現代社会に多いストレス

ストレスの分類 ストレスの量
新しい状況への不適応 結婚・妊娠・分娩・弟妹の誕生・入学・就職・退職など
支えとなるものの喪失 離婚・家族との別離・肉親や親しい人との死別など
身体的健康の喪失 ケガ・手術により臓器の摘出・長期の入院など
自尊心の喪失 失業・解雇・左遷・破産・有罪判決など

*ストレス度チェック(下記の症状があったら○印をつけてみましょう)

 身体からのサイン

  • めまいがする
  • よく肩がこる
  • よくのどが渇く
  • 胸が圧迫されるようである
  • 手足がしびれる
  • 手足が震える
  • 腰が痛む
  • 便秘しがちである
  • 全身がだるい

心からのサイン

  • 朝早く目がさめる
  • 朝、陰気な気分がする
  • 仕事にとりかかる気になれない
  • 根気が続かない
  • 物事がなかなか決められない
  • なんとなく不安でイライラする
  • いっそ自分など、この世から消えたい
  • これから先の自身がない
  • いつものように人に気軽に会えない

☆やってみてどうでしたか?思い当たることがあれば、まずはゆっくりと休息をとりましょう。
  10個以上○印がつくようだと要注意です。長引くときは専門家に相談しましょう。

*ストレス対策10か条

  1. 目の前にあることだけに頭を集中する
  2. 一時に、ひとつの問題を考える
  3. 悩みは近親者や友人に相談する
  4. 決心したらすぐ行動する
  5. 独りぼっちの時間を持て余さない
  6. 他人を恨んだり非難したりしない
  7. 毎日ある程度の時間、身体をリラックスさせる
  8. 毎日の日課にできるだけ忠実に過ごす
  9. 夜8時以降は悩み事について考えない
  10. 自分がストレスに襲われていることを認識する

☆自分の心と身体を上手にコントロールしましょう!

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