キノコ類は真菌の菌子体が子実体を作ったもので、その種類は非常に多く全世界には数千種の種類があるといわれています。 現在、キノコ類は食用として多く使われています。また、医薬品としてもシイタケ、カワラタケ、スエヒロタケから抗がん剤が開発されてきました。 その中で、最近ブームになっている「アガリスク茸」と以前から実績のある「霊芝」を紹介いたします。 *アガリクス茸 アガリスク茸はブラジル原産のハラタケ科に属するキノコで現地では古くから食用として使われていた様子です。 最近では、制ガン作用や免疫賦活作用が学会などで報告されています。 アガリクス茸の薬理作用は抗腫瘍作用です。この成分はβ-D-グルカンなどの多糖類です。このβ-D-グルカンがリンパ球(ヘルパーT細胞)やNK細胞などの免疫細胞の数を増やし活性化をすることで、免疫を賦活させます。 その他に、血糖降下作用、高コレステロール血症改善作用、肝機能改善作用、抗アレルギー作用なども報告されています。 *霊芝 霊芝はサルノコシカケ科のマンネンタケの子実体です。漢方薬の中でも古くから使用されており、その薬味は甘・淡、薬性は温です。また、「神農本草経」では上品として収載されており、「人参」や「田七人参」などとともに貴重な霊薬として考えられてきたようです。 主な薬理作用としては、アガリクス茸おなじ抗腫瘍作用といえます。霊芝に含まれる多糖体はアガリクス茸とおなじβ-D-グルカン、その他にはトリテルペノイドやペプチドグリカンなどが含まれています。 トリテルペノイド類には、肝癌に対して細胞毒性に基づく制ガン作用が報告されています。 その他には、血圧調節作用や血糖降下作用、抗アレルギー作用、抗ヒスタミン作用、抗男性ホルモン作用などがあるとの報告も見られます。 *このような人におすすめです。 ・食生活の中で、キノコ類があまり摂取できない人。 ・がん予防という点から、身体の機能を全体的に改善したい方。(体質改善したい方) |