風邪

背すじがゾクゾクしてきたら、身体からの注意信号です。風邪の民間療法は、いずれも身体を温めてウィルスに対する身体の防衛反応を高める作用が特徴です。
  1. 梅干の黒焼き

    生薬名:烏梅(うばい)
    使用部位:実
    服用方法:梅干をフライパンの上で黒焼きにします。それを湯飲みに入れて熱い湯を注いで飲みます。
  2. ミミズ(熱が出てつらいとき)

    生薬名:地竜(じりゅう)
    使用部位:ミミズの乾燥品
    服用方法:乾燥品を約10gを水400ccに入れて、半分ぐらいになるまで煎じてのみます。
  3. ねぎ

    生薬名:葱実(ねぎの種子)
    使用部位:ねぎの白い部分
    服用方法:白い部分を熱湯に浸します。次にこれを取り出し、たてに2つ割りにして内側をのどの左右に温湿布するとのどの痛みが和らぎます。
  4. こぶし(鼻づまり)

    生薬名:辛夷(しんい)
    使用部位:花の咲く前のつぼみ
    服用方法:こぶしの乾燥させたもの1〜3gに水400ccを加えて200ccまで煎じて飲むと鼻づまりや頭痛がやわらぎます。
  5. 葛湯(くずゆ)(寒気がして元気がないとき)

    生薬名:葛根
    使用部位:くずの根
    服用方法:葛粉を少量の水で溶き、砂糖とお湯を加えてとろみをつけて温かいうちに飲みます。
  6. しょうが湯(ゾクゾクして熱が上がりそうな時)

    生薬名:生姜
    使用部位:根茎
    服用方法:生のしょうがをすりおろし、お湯を注ぎ蜂蜜などを加えて甘味をつけ、温かいうちに飲みます。
  7. 大根アメ(のどの痛みに)

    生薬名:らいふくし(大根の種子)
    使用部位:大根
    服用方法:さいの目に切った大根を蜂蜜か水あめに2日間ぐらい漬け込みます。これをスプーンで2〜3杯すくって飲みます。
  8. 黒豆(のどの痛み)

    生薬名:黒豆(こくず)
    服用方法:一晩水につけて、そのまま鍋に入れて火をかけます。豆がやわらかくなってきたら砂糖を入れます。この煮汁をスプーン1〜2杯飲みます。
  9. ハッカティー(発熱や頭痛)

    生薬名:薄荷葉
    使用部位:葉
    服用方法:乾燥した葉をスプーン1〜2杯分ティーポットに入れてお湯を注いで飲みます。
  10. カモミールティー(汗が出ないとき)

    生薬名:カミツレ
    使用部位:花
    服用方法:乾燥した花をスプーン1〜2杯分ティーポットに入れてお湯を注いで飲みます。