名前の略名

漢方薬の名前は初めての人には、なかなか読めない名前が多いです。そこへきてまた長い名前のものもあります。そんな時に昔の人も今の人と同じ考え方で短縮して呼んでいたことが多いようです。例えば、当帰芍薬散は「当芍(トウシャク)」、半夏瀉心湯は「半瀉(ハンシャ)」、桂枝茯苓丸「桂茯丸(ケイブクガン)」八味地黄丸「八味丸(ハチミガン)」そして一番長い名前として、当帰四逆加呉茱萸生姜湯は「当四呉生湯(トウシゴショウトウ)」などです。最初の内は電話でこの言葉を聞こうものなら、日本語に聞こえなかった記憶があります。それでなくても今でもわからない日本語は多く存在します。「キムタク」、「フカキョン」が限界なのは私だけでしょうか?