漢方薬の中で「腎気丸」というと一番有名なのが「八味地黄丸」です。 別名八味腎気丸または、桂附腎気丸といいます。 基本は「六味地黄丸」で作られており、その他にも症状にあわせて、色々変化します。 八味地黄丸は六味丸+桂枝と附子、杞菊地黄丸は六味丸+枸杞子と菊花、 知柏地黄丸は六味丸+知母と黄柏、麦味地黄丸は六味丸+麦門冬と五味子です。 腎虚の特徴として足腰のだるさ、腰痛、ほてり感、冷え、頻尿などがあり、 その状態に合わせて選んでいきます。 その昔、徳川家康もこの薬を愛用して、たくさんの子供に恵まれ、さらに長寿を全うしました。 まさに江戸幕府は八味丸によって300年の栄光が始まったといえるのではないでしょうか? また、中国では子供の発育不全に六味丸を使っています。 発育不全は、「先天の気の不足」と東洋医学では考えます。 そのため子供にも腎気丸はよく使われています。 現代社会のストレスの多い人は40台から飲み始めることをお勧めします。 |