東洋医学の治療方法は、身体のアンバランスを治すことによって、 本来もっている自然治癒力を引き出してやることにあります。 このときに病気の原因に対して治療することを「本治」といい、 病気の出ている症状に対して治療すること(対症療法)を「標治」といいます。 例えば花粉症の場合に「鼻水」を止める処方をつかう場合は「標治」であり、 花粉症の原因であるアレルギー体質を治療することを「本治」といいます。 また、「標治」「本治」を同時に考えて処方する場合を「標本同治」といいます。