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青い竜とは、東を守る神のことです。生薬では「青竜」とは「麻黄」を意味しています。 麻黄は古来より喘息の薬として漢方薬でも主要な生薬でした。 明治18年、長井長義が「麻黄」より主成分のエフェドリンを単離に成功。日本での生薬成分研究の始まりとなりました。 近年、中国の新疆ウイグル自治区で、古代・楼蘭王国の遺跡から、約4千年前の幼児と「楼蘭の美女」と呼ばれるミイラが発掘されました。 その幼児をくるんだ毛布に麻黄の小枝が包まれていたと言います。 あの世へ旅立つとき、咳で苦しまないように、そんな思いが込められていたのでしょうか? |