茯苓

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茯苓の字は現在では、「茯」も「苓」も草冠が使われています。
しかし元来は松の木の神霊がその根に集まってできたものとして考えられていました。
そのため、「茯」の字は草冠を取った字「伏」が当てられ、
「苓」の字は神霊の「霊」の字が当てられていました。
つまり松の根に付着して形成された塊状のものを「茯苓」としています。
また、極稀に寄生した松の一部を抱え込んで成長しているものを
「茯神」として区別して使用しています。
現在でも、実際見つけるのには、経験と感が必要で、
松の根元から数メートル離れたところに竹の棒をさして見つけているようです。