追加

サターン
ドリームキャスト
メガドライブ


ア〜

アーケーダー
個人で業務用基盤を購入して、家庭内で遊んでいる人のこと。特定の作品を遊びたいがためになるひとが多い。

アーケードゲーム
ゲームセンターで遊べる、モニターとレバーとボタン等を使ったゲームの総称。家庭用との区別を図るため、こう呼ばれている。

アキバ
東京にある秋葉原という場所。三大聖地の一つ。かつては家電とパソコンの街として盛り上がっていたが、ゲームが普及するとゲーム屋が乱立し、TVゲームの街と化す。その後はパソコンの普及と同人作品の取扱いなどにより、おたくの聖地と化したカオスな街。

アクション
ゲームのジャンルの1つ。画面内を主人公キャラが動き回り、ジャンプや攻撃を駆使して敵を突破していくのが主たるゲーム。

アタリショック
1983年にアメリカで起きた突然家庭用ゲームがまったく売れなくなった現象のこと。多量のソフトを1度に市場に送り出してしまったことと、そのどれもがつまらないものばかりだったために需要が無くなってしまったためである。

アダルト
ゲームのジャンルの1つ。賭け事や昔から有る娯楽をゲームとして再現したもの。

アップライト筐体
通常のアーケードゲームで、モニターを垂直もしくは斜めに設置してある筐体のこと。現在の主流はこれで、各社から様々なものが発売されている。

アドバタイズ
電源投入後、プレイしないときにひたすら流れるデモプレイ画面のこと。

アドベンチャー
ゲームのジャンルの1つ。その場において適切な行動を選択し、シナリオを進めていくゲーム。

アナログスティック
入力装置の一つ。レバーを倒した角度や押し込んだ距離など全ての情報が反映される。倒した角度によって斜め前と前の間に移動することもでき、押し込んだ距離によって一度にどのくらい移動するかも決定できる。主に3Dシューティングやフライトシミュレーター等に利用されている。

移植物
以前に発表された作品を、違うゲーム機で遊べるようにしたもの。現在は売り上げこそ少ないものの、出せばある程度は売れる、根強い人気のあるジャンルでもある。

インカム
アーケードにおける収入のこと。これが少なくなると基板交換の対象となってしまう。

インスト
インストラクションカードの略称。アーケードゲームにおいて、操作方法やアイテムの効果、コマンド技などが載っている説明書。最近はゲーム内容の複雑化、雑誌媒体が発達したために、細部までしっかりと載っているものはあまり無い。

インベーダーハウス
インベーダーブームの際、1軒丸ごとスペースインベーダー(TAITO)のみで営業していた店のこと。現在のゲームセンターの前身ともいえる存在である。

撃ち返し
シューティングゲームで敵を破壊した時に置き土産のような弾を撃ってくること。

裏技
通常のプレイではほぼ発生しない現象のこと。これには2通りの存在理由があり、メーカーが意図的に用意したものと、メーカーの予想もしなかったようなことが出来てしまうものとがある。

永パ
永久パターンの略称。特定のパターンを繰り返すことによって、永久に遊べること。かつてはアーケードゲームでいくつか発見されていた。しかし近年発売のゲームでこれを見れることはないだろう。

エミュ
エミュレータの略称。ある特定ハードのゲームをメーカー非サポートの別マシン(PC、ゲームハード)で動かすためのプログラムのこと。わざわざハードを取り出してテレビに接続したり、吸い出したイメージデータがあればROMを押入れから引っ張り出してくる必要が無い為、便利でそれなりに人気がある。 しかし著作物であるROMのデータがネット上に氾濫しており、これを利用するということはコピー品を使用しているのと同じである。使い方によっては違法性の強い存在。

エンカウント
ロールプレイングで確立において敵に遭遇してしまうこと。

エンドレス
いくらプレイしても終わりのないこと。一定面数クリアすると、最初や途中の面から始まる。昔のゲームにかなり多い。

大須
名古屋にある場所。三大聖地の一つ。しかし現在はゲーム取扱店自体が少なく、聖地とよべるのかかなり疑問。電気街といってもごく一部だけであり、大須商店街のほとんどは服屋だったりするので注意。最近は同人関係も進出気味。

お蔵入り
何らかの理由で発売予定のソフトが発売されなくなること。

音ゲー
1990年代後半に確立したゲームのジャンル。流れる曲にリズムを取りながら画面の指示通りにボタンを押したりしていくゲーム。ビートマニアシリーズ(KONAMI)やパラッパラッパー(SCE)など多数存在する。

オペレータ
ゲームセンターを経営している人のこと。

音源
ハードが用意してくれている音を鳴らす為の装置のこと。


カ〜

格ゲー
対戦格闘ゲームの略称。

カンスト
カウンターストップの略称。アーケードゲームなどにおいて、用意していた点数などの桁以上の数値を出すと起こる現象。9並びの数字で止まってしまうものや、スコアが戻ってしまうものなどがある。かつてはこの栄誉をめざしてプレイされていたのだが、最近は桁数をしっかりと用意してくれていたりするので起こることはほぼ無い。

キーレスポンス
入力を行った後に実際に動き出すまでの感覚のこと。またはその反応速度。当然これが悪いとそれだけでやる気が萎える。

キックハーネス
通常アーケードゲームは3ボタンまでを対象としてハーネスが設計されている。しかしSTREET FIGHTERIIが登場してから、対応しきれない残りの3ボタンについて、専用のハーネスを作ることとなった。その専用ハーネスがそう呼ばれている。

キャラゲー
他のメディアに登場しているキャラクターと世界観を用いて作られたゲームのこと。大多数がキャラクターの人気だけを当て込んで作られたため、ゲーム的につまらない作品が多い。代表的なものは、テレビキャラクターを使用したもの。

筐体
アーケードでビデオゲームを遊ぶのに使用する台。決して強くたたいたり蹴ったりしないように。

筐体売り
アーケードでゲームを新規購入する時に筐体ごと購入しなければいけないもの。大型筐体の他には、SUPER STREET FIGTERII(CAPCOM)や、SAMURAI SPIRITS(SNK)等の出荷の時に行われた。

行列
あまりの人気作のため、いち早く確実に入手しようとし、店の開店前から店頭に立って待っている現象。ファイナルファンタジーシリーズ(SQUARE)やドラゴンクエストシリーズ(ENIX)発売日には各地でよくみられる。

キラーソフト
各メーカーの家庭用ゲーム機の普及に貢献するソフトのこと。このゲームがやりたかったから買ったというようなことである。具体例としてはプレイステーションのファイナルファンタジー7やバイオハザードなど。

クウォータービュー
自機に対して、斜め上の後方から見る視点のこと。有名なのが、ビューポイント(SAMY)、プリクラ大作戦(ATLUS)。

口パク
キャラクターがしゃべっているアニメーションの際、口だけを動かす技術。福笑いの様な顔の上に口のアニメーションだけを実行する。最近ではアニメーションパートでこの技術を用いると、低い評価を受けることが多い。

クレジット
アーケードでプレイするのに必要な貨幣の数のこと。またはプレイできる回数のこと。

激レア
物凄く珍しいものという意味。が、本当に珍しいのかどうかは謎なので、見極めるには勉強しておくしかない。

コアユーザー
ゲームに少々詳しく、月に1本ぐらいのペースでゲームを買っていってくれるユーザーのこと。ゲーム機の所有は1〜2台。情報誌のチェックはよくしており、話題作には何も考えずに飛びついていく人が多い。

コスり
連射をするときに、より速くしようとするためにボタンを擦ること。その起源は、アーケードでハイパーオリンピック(KONAMI)が発売されたときに発する。アーケードではゲームはみんなのものという考え方から、コスりは悪であるという考え方が一般的である。

コナミコマンド
コナミのゲームで裏技を発動させるのに良く使われるコマンド。よく使われるのでひとつの用語として成り立ってしまい、他社のゲームでもこのコマンドが出てくると”コナミコマンド”と呼ばれてしまう。最初に使われたのがファミコン版のグラディウス(KONAMI)で、パワーアップコマンドとして登場する。ちなみにコマンドは、「上・上・下・下・左・右・左・右・B・A」である。

コマンド技
ゲーム中に特定のレバー操作、ボタンを押すと発動する特殊な操作法。ストリートファイターII(CAPCOM)の登場で一気に普及していった。

コンシューマーゲーム
家庭用ゲームのこと。”消費者”という意味合いからこの名前がついた。

コンパネ
コントロールパネルの略称。アーケードゲームで操作するときに、必要となる入力装置の載った板。

コンプ
コンプリートの略称。なにか特定の種類(ゲームソフトやゲーム中のアイテム等)を全て揃えること。


サ〜

サービススイッチ
アーケードで、押すと1クレジット入るスイッチのこと。調子の悪い時やお金を飲み込まれた時等でそのことを店員に伝えた時に、筐体を開けて何やら押しているのがそれである。

サイドビュー
自機を横から見た視点のこと。昔のアクションゲームや、いわゆる横スクロールシューティングもこれ。

サターン
当時最高性能のMODEL2基盤に引けの取らないハードが求められていたのを受け、95年にメガドライブの後継機種としてセガから発売。32bitCPUを2基搭載し、そこそこのポリゴン描写性能と、格段に進歩したスプライト性能を武器に、次期国民的ハードの座を狙う。アーケード用にST-Vという互換ボードも発売。デイトナUSAやバーチャ2の影響で一時優位にたつものの、大作RPGの立て続けの他ハード参入により、その力を徐々に衰えてゆく。良作はライバル機にも移植されることが多く、サターンを選択する必然性が少なくなったのも原因か。ラインナップとしては、スプライト性能と拡張性のおかげでアーケード移植作が多く目に付く。他にときメモ発売以降にギャルゲーが目に付くようになる。拡張性が高いのが売りでもあったのだが、カートリッジスロットの接触がかなり悪く、セーブデータが壊れる問題が続出。拡張RAMにしても認識させるのに何十回も抜き差しが必要だったりと、カートリッジ周りは問題が多い。後にポリゴン性能の低さからドリキャスに後を譲って99年に引退。しかしこのハードでしか遊べない良質なシューティングを遊ぶため、いまだにマニアの間では稼動しつづけている。

三大聖地
日本の中でゲーム屋が密集している3つの電気街。東京秋葉原、名古屋大須、大阪日本橋の3ヶ所をさす。ゲーマーたるものこれら3ヶ所を訪れておくことは絶対だとかそうではないとか。

システム基板
処理する側とデータを送り出す側が別々に供給できるアーケード用の基板のこと。通常1つのゲームにつき1から基板を作り上げているが、ゲームセンター側が毎回高価なものを買うことができないために登場した。基本となるマザーボードにデータ部分のソフトを交換するだけで楽しめる。丁度家庭用におけるソフトとハードの関係に近い。有名なのはCPシステムIII(CAPCOM)、MVS(SNK)、システム12(NAMCO)、モデル3(SEGA)、FX−1(TAITO)など多数。

シミュレーション
ゲームのジャンルの1つ。ゲーム内の架空世界へ様々な指示を出し、その結果を楽しんでいくゲーム。たまに耳にする「シュミレーション」は誤り。

シューター
シューティングゲームをこよなく愛している人のこと。〜級と付いているのは、その人のうまさをあらわす。最高はA級〜、最低はC級〜というのが一般的である。

シューティング
ゲームのジャンルの1つ。自機から出される弾により、敵を倒して進んでいくゲーム。

仕様です
ゲームで不具合が発生した時、メーカーに問い合わせるとたまに返ってくる答えがこれ。「仕様書通りに作成したんです。だからそういうことが起こるのは正常なんです。」という意味なのだ。が、実際は、「バグなんだけど、そういうことにしといてくれ。だから不良品なんかじゃないんです。信じてくれ。苦情をよせないでくれ〜。」というようなメーカーの叫びがその裏側にあることが多い。

常連
アーケードで特定の店によく出入りする人のこと。たいがいゲームの腕がうまく、店員と親しくなっている人が多い。このぐらいの人になると自分と同じような客同士でサークルを作ることもまた多い。

初回特典
家庭用ゲームソフトで、初回生産分のみに付属するオマケのこと。どうせ買うならオマケ付きの方がいいという気持ちを喚起させるものであるが、現在では通常版すら出ずに終わる事が多い。

処理落ち
処理速度が追いつかず、画面がスローモーションのような状態になること。他にはキャラクターがちらつく等の症状も。

シンクロ連
画面を書き換える際の信号を利用し、それに同期して連射する装置。シューティングなど大体は30分の1秒で書き換えているので、秒間約30連射ほどとなる。

スパる
他人のプレイパターンを覚え、それを自分のプレイの際にそっくりそのまま利用すること。

スプライト
2Dゲームで動くキャラクターを動作させる技術。アニメーションで言えば、背景の上で動くセル画の部分に相当する。ポリゴンキャラとは違い、一つのキャラクターをさまざまな角度で見たり、自由に動きをつけることができない。

スプライトオーバー
1画面に多量のスプライトを表示させ、画面に異常をきたすこと。処理落ちが発生したり、キャラクター同士で点滅しあったりする。

スペック
ハードにおける、基本性能のこと。当然その性能自体が高ければ凄いゲームが出来る可能性があるが、肝心の対応ソフトの出来次第に運命が左右される。

スポーツ
ゲームのジャンルの1つ。現実や架空の競技を再現して遊ぶもの。

全一
全国でトップのスコアを出すこと。

即死コンボ
対戦格闘ゲームにおいて、特定の連携技を使用し、相手体力ゲージ全てを一気に奪い去ること。ゲームバランスが大きく崩れる行為であり、対人戦では絶対に使用しないほうがいい。

ソフト
普通に店などで売っているゲームのこと。ハードとの対比語としてこの言葉が使われている。

ソフトDIP
アーケードゲームでソフト側で設定の変更をできるもの。家庭用のコンフィングモードに相当する。


タ〜

対戦台
対戦プレイをしやすいように2台をつないで片側づつでプレイできるようにした筐体。ストリートファイターII’(CAPCOM)の頃に登場し、瞬く間に普及していった。現在では専用の筐体、VSシティ(SEGA)まで登場している。

タイムリリース
アーケードゲームにおいて、一定の稼動時間を経過すると隠しキャラが使用可能になるのこと。有名なのが鉄拳3(NAMCO)やストリートファイターEX(CAPCOM)。

抱合せ販売
在庫の処分のため、人気の作品やハードに在庫過剰の売れ残り作品を一緒に買わせること。ファミコンブームの時にはこの販売方法がよく行われ、一時問題となった。

タコミス
普段はやらないようなミスを犯してしまうこと。

ダビング機
ファミコンでコピーをしていたサービスのこと。ニンテンドーパワーのブランクカセットのようなものを購入し、本物の方からデータを吸い出してコピーを行う。1時は注目を集めたが、不正コピーということと、容量増加、コピー対策等によって事実上不可能になってきて消滅していった。

チート
セーブデータを正規手順以外で個人で自由に変更する行為。改造ツールを使用し、手に入りにくいアイテムを簡単に所持させたり、キャラパラメータを弄って異常に強いキャラクタを作り出すなど特効薬的効果があるが、ゲームの面白さを一気に下げてしまう副作用も持つ。

中古撲滅キャンペーン
一度買ったゲームソフトを中古屋に売ったり、買わないようにしようというキャンペーン運動。正式名称は、「違法中古ソフト撲滅キャンペーン」。社団法人コンピュータエンタテイメントソフトウェア協会(CESA)、社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)、社団法人日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(パソ協)の3団体が1998年1月14日から同年6月末まで行った。その波紋は業界内部だけでなく、ユーザーにも及んだ。

テーブル
ゲームのジャンルの1つ。すごろくといったような運に左右され、コマを進めるようなゲーム。

テーブル筐体
通常のアーケードゲームで、テーブルの中にモニターが入っているような筐体のこと。プレイのしにくさから現在は第一線を退き、場末のゲームセンターでたまに見かけることがある。

ディストリビューター
アーケードで、基盤の販売、取り扱いを行っている業者のこと。旧作の仕入れに大活躍。

デコ
今は亡き会社、データイーストのこと。会社のロゴのちょっと変わった読み方からユーザーの間で呼ばれることとなった。

デジコミ
デジタルコミックの略称。他のゲームと比べて、何も考えずにボタンを押していても勝手にストーリーが進行するようなゲームのこと。

デバッグ
ソフト制作課程において、予期されないようなミスを発見していく作業のこと。全てのパターンを試したり、何度も同じ作業をしなくてはならなくなったりするので、かなりの苦痛的作業となる。雇われるバイトはこの作業に従事されることが多い。

電パ
電源パターンの略称。電源投入後の1回目のアルゴリズムが、いつも同じパターンになることからつけられた。有名なのがアーケード版のテトリス(SEGA)。だが、決してゲームセンターでやらないように。間違って他の電源まで切ってしまったら目も当てられないし、その後、他の客からどんな目にあうのかも想像に難くない。

道中
アクションやシューティングなどでボスまでの途中にある面のこと。ようするに通常の敵がいっぱい出てくる部分。ここをいかに乗り切るかが重要になってくる。

トップビュー
自機に対して真上から見た視点のこと。縦スクロールシューティングに多い。

ドリームキャスト
サターンVSプレイステーションの戦況に明らかな劣勢が見られたころ、サターンの後継機種として発表。128bitのCPUを搭載し、ポリゴン、メモリ、ドライブ等、格段の進化を遂げる。そしてモデムユニットを標準装備した。サターンを完全敗北と宣言し、そこから次期ハードで完全復活を目指すまでをシリーズ化した湯川専務のCMが話題となる。敵陣のイメージ重視のCMを参考にして話題性を獲得しようとしたものの、話題となったのはその当人のみで、肝心のハード普及には余り役に立たなかった。また、このドリームキャスト発表後にプレイステーション2が発表されることにより、一気に購入意欲を削がれることとなる。さらにはグラフィックチップの個数をあまり確保できなかったため、初回出荷台数を揃えきれず、いきなり躓く。ポリゴンがゲームとして違和感ないレベルまで向上し、スペースチャンネル5、ジェットセットラジオ、ファンタシースターオンラインといった名作を排出。標準装備のモデムのおかげでサイトからデータをダウンロードしたり、オンライン対戦ができたりと業界の発展には大いに貢献した。その後は赤字をしてでも作り続けていたハードが限界に来たことにより、生産停止となる。ハードは生産停止になったものの、対応ソフトはその後も出続け、別の意味で息の長いハードとなった。


ナ〜

なげる
あまりにもゲームの難易度が高かったり、謎が解けなかったり、つまらない時、そのゲームに対してプレイのを放棄すること。

名古屋撃ち
スペースインベーダー(TAITO)の攻略法の一つ。画面一番下まで敵を引き付ければ敵の攻撃が当たらないのを利用し、安全な状態から敵を撃ち倒していく。情報の発信が名古屋地区だということで、名づけられた。その後画期的な攻略法として、瞬く間に全国に広がる。

日本橋
大阪にある場所。通称「バシ」。三大聖地の一つ。激戦区ということもあり、品数・質・値段の水準は非常に高い。街全体もパソコン関連が充実しており、活気に満ちている。

ネオジオ
業務用システム基盤MVSと完全互換の家庭用ハード。1989年にSNKより発売される。アーケードの大迫力をそのままご家庭でというのがコンセプト。発売当初は値段が異常に高く、レンタルという形でも提供していた。その後、餓狼伝説2の頃からに対戦格闘ゲームのブームと値下げに乗って一気に普及。95年ごろにピークを迎える。同時期にはCDでの供給も開始されるが、データ読み込みの遅さと32bit機への良質な移植もあり、客離れが加速した。CDはKOF'99を最後に消滅する。一方カートリッジ供給は辛抱強く続けられていたが、エミュレータとROMイメージの氾濫により高価なもの(各2〜4万円)を買う意義が薄れていってしまう。また、このエミュレータによって業務用と家庭用がまったくの同一プログラムでスイッチ1つで切り替わることが世に知れ渡る。2003年に業績不振で解散し、新会社を設立するものの、続編依存体質は相変わらずでいまいちぱっとしない。

納期
完成したゲームを量産してくれるところに納入させるまでの期日のこと。これを守るためにクリエイター達は日夜作業をしている。

飲まれる
アーケードでお金を入れたのにいっこうにゲームが出来ない時のこと。そんなことがおきた時は店員さんに報告をしよう。


ハ〜

ハード
プログラムを動作させる機械のこと。主に家庭用のゲーム機の方をさす。

ハーネス
基板とコントローラ系統をつなぐケーブル。現在はJAMMAハーネスが一般的。

ハイスコアラー
ゲームをプレイするときに、いかに高得点、最速タイムを出すかを競い合っているプレイヤーのこと。かつてはこの部分でうまさを競い合っていたが、対戦格闘ゲームの登場により”うまさ”の多様化が起こり、現在はかつてほどの人数はいない。

パズル
ゲームのジャンルの1つ。一定行動でひたすら画面内のパーツを消していったり、そろえていくゲーム。

パックマン訴訟
アーケードゲームは頒布権を有するという判例を与えた訴訟。都内の業者が営業先にパックマン(NAMCO)の複製を設置したことに対し、ナムコが損害賠償を求めた。1984年9月28日に東京地裁の判決で「『パックマン』は映画の著作物であり、被告である業者は原告の上映を侵害した」という見解を示すこととなる。その後、同ゲームに酷似したソフトウェアを書籍の付録にして販売した出版社に対しても、頒布権を理由に訴訟が起きる。そしていずれも原告側のナムコの主張が認められる。

ハメ
対戦ゲームで絶対脱出不可能の状態に相手を陥れること。また、それに近い状態。

ハメる
コンピュータに意図的に特定のパターンのみ行こなわさせること。

販促物
通常販売されるパッケージとは別に用意された、購買意欲を掻き立てようとするオマケのこと。メーカー側から体験版などの品を用意することもあるが、店舗独自にテレホンカードや湯飲みなどを用意することもある。

バンク切換え
ROMやメモリーカードにおいて、1つのメディア内に複数の領域を分け、それを切り替えて使用すること。1つのものに複数の同じものが入っている状態。PCエンジンの天の声バンクやプレステのメモリーカードによって一般に認知されることとなる。しかしその歴史は意外に古い。ファミコンにおいては、このバンク切換えによって複数のゲームを擬似的に切り替えて、なんとか大容量化が可能となる。

頒布権
著作権のあるものの複製物(印刷された本等)を、著作権所有者自らが売買、貸与する権利。施行当初は映画のみを対象としていたが、パックマン訴訟によって、アーケードゲームもこの権利を有するという見解がなされている。

ピアノ打ち
ボタンを連打する時に、片手の2本以上の指を使って交互に押していくテクニックのこと。

ビデオゲーム
アーケードゲームと同義。業界内ではむしろこの呼び方を主に使っている。

ピヨる
対戦格闘ゲームで一度にたくさんのダメージを食らった時に気絶すること。語源はストリートファイターII(CAPCOM)でこの現象がおきた時に、頭の上にひよこが”ピヨピヨ”と出てくるところからつけられた。

ファミコン
任天堂より1983年に発売した家庭用ゲーム機、ファミリーコンピュータの略称。安さとソフトラインナップにより、爆発的普及を果たす。それが転じ、年配者にとってテレビゲームの総称として使用されている。

プライズ
アーケードで、クレーンゲームなどで取れるぬいぐるみなどの景品の総称。昔はお菓子やガチャガチャのようなものが多かったが、UFOキャッチャー(SEGA)の登場で、ぬいぐるなどバラエティにとんだラインナップができた。

フライヤー
ゲーム発売前にユーザーに知ってもらうために無料配付されるチラシのこと。

フラグ
アドベンチャーやロールプレイングなどで、ゲーム中において条件を満たしたかを判定するもの。”旗を立てる”というところからつけられた。ゲーム内ではこれが立っているかいないかで次に進めるかなどの処理を行う。

フレーム
画面を書き換えること。秒間60フレームだったら、1秒間に60回画面を書き換えていることになる。

プリクラ
アーケードに設置されている自動シール製造販売機の総称。筐体につけられているカメラでユーザーを撮影し、その画像を元に小さなシールを複数枚プリントする。1995年にアトラスよりプリント倶楽部という名称で発売され、女子高生を中心にして拡がり、95、96年に隆盛を極める。そして、各社から様々な機種が発売される。選択できるフレームで特定地域限定のものを出すことにより、プレミア感を出すこともあった。その後はブームの沈静化ということもあり、設置台数は減少の一途をたどっている。しかし未だユーザーの人気は根強く残ってもいる。

プレミア
小売価格よりも高く取り引きされていること。市場での絶対数よりも、需要が以上に高いときに発生する。具体例はメタルスレイダーグローリー(HAL研究所)や、コミックゾーン(SEGA)など多数。

別バージョン
細部の修正により、同一タイトルでも別の内容のゲームになっていること。有名なのがアーケードのGRADIUS(KONAMI)、X−MEN(CAPCOM)、電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム(SEGA)など。

ヘビーユーザー
ゲームについて異常に詳しく、1月に2本も3本も平気で買っていくようなユーザー。所有ゲーム機も3台以上平気で持っており、ソフト数も30本以上など。暇さえあればいつもゲームをやっている。

ポリゴン
画面内で3D表示するのに用いる技術。複数の板を用いて立体を構成する。1つのものにたくさん使えばその分だけリアルになる。1つのキャラをさまざまな角度から見ることができたり、動きをつけたりすることができる。


マ〜

マジコン
スーパーファミコン隆盛の頃に登場したソフトのバックアップツール。ROMのデータをフロッピーなどの外部メディアにコピーすることが可能。データをいじってセーブデータの改変、新しくソフトを個人で制作することも可能になる。 しかしコピーマシンの側面が強すぎることで、業界には受け入れられることはなく摘発されていった。8・16ビット機のほかにニンテンドウ64での存在が確認されている。 現在はCD−ROMメディアの普及や直接PCに吸い上げる方法が確立され、品物の流通はほとんどない。また、エミュレータの台頭により、ROMイメージデータを作成するツールとして一部マニアに利用されている。

マスターアップ
製品のプログラム部分が完成すること。かつては発売日の1〜2ヶ月前であったが、CD−ROMの登場により、2〜3週間前が一般的となった。

マルチエンディング
1つのゲームの中に3つ以上の結末が用意されていること。シミュレーションゲームやアドベンチャーゲームにおいてマンネリを打破するために登場した。現在は採用しているのが当たり前の状況になっている。

マルチプラットフォーム
1つのメーカーが、複数のゲーム機にゲームを開発していること。シェアの動向に対応しやすいが、複数にまたがっているためにその分制作費が高くついてしまうのが難点。

まわしプレイ
複数人数で1つのアーケードゲームを占領して、たらいまわしにプレイすること。最新作で展開される事が多い。端から見ると迷惑この上ないので、是非ともやらないように。

メガドライバー
SEGAという会社を愛し、メガドライブのゲームをこよなく愛する人のこと。他のハードではこのような用語が無いことから、マニアック性といかに愛されたかというのを象徴している。

メガドライブ
年にセガが発売した16bitCPUで家庭用一番乗りのハード。大げさな16bitのロゴがその象徴。マニア向けハードとして細々と販売を続けていたが、年のソニックの世界的ヒットにより、一般にもメガドライブが認知されるようになってきた。しかしマニアイメージを完全に払拭できず、アクション、シューティング中心のラインナップは普及の妨げとなってしまった。CD-ROMドライブを発売するものの、地味な作品が多く、あまり普及することなく終わる。他にマスターシステム対応化ユニットやモデム、CD-ROM用カラオケユニットなど、後のハード開発につながるような商品も出ている。ごく一部の地域では、ケーブルテレビからゲーム配信が行われたこともある。コンパクト化されたハードを航空機座席に搭載したこともある。後に廉価の2やメガジェット、メガLD、日本での未発売が悔やまれたCD一体型マルチメガ等が発売。黒歴史として、アイワよりメガドラ機能搭載のCDラジカセが出ていた。スーパー32Xで延命を図るが、サターン移行期のために注目度が低く、すぐに消えていった。

メスト
新声社から発行されていたアーケードゲーム専門誌、「ゲーメスト」の略称。1985年創刊。新作や攻略情報が充実していた。会社の業績不振により、1998年に突然廃刊となる。

メンテ
メンテナンスの略称。ゲームセンターでプレイヤーの遊びやすいようにボタンなどの調整を行うこと。これがしっかりと出来ているのと出来ていないのでは、集客数が俄然違ってくる。

モーションキャプチャー
実際に人間の動いたデータを数値化し、そのデータを元にゲーム内で同じ動きを再現しようとする技術。ART OF FIGHTING 龍虎の拳 外伝(SNK)やソウルキャリバー(NAMCO)など多数。

モニター
画面を映すブラウン管のこと。


ヤ〜

焼く
ROMやCDなどの媒体にプログラムを書き込むこと。昔はROMのことを”石”と呼んでいたことから、”石に焼きつける”ということで使われる。けっして「焼く=燃やす」ではありません。

読み込み
ROMの方からデータを読み込むこと。通常はデータをいったん読み込んでから処理をする必要があるため、このような動作が必要になってくる。カートリッジは分からないほど瞬時に行うが、CD形態のものは、速度の問題から読み取りに行く動作や読んでいるという状況がよく分かる。


ラ〜

ライトユーザー
入れ込むほどゲームをしないユーザーのこと。話題作を中心としてプレイし、好みもロールプレイングやシミュレーションという人が圧倒的に多い。また新作を買うペースも2・3ヶ月に1本ぐらいである。

ラスタースクロール
1ドット単位で横に背景をずらしていくこと。よくある横にうねるような演出はこの方法を利用している。有名なのが、ファミコン版ドラクエシリーズ(ENIX)の旅の扉。

ランク
難易度のこと。当然これが高くなるほど難しくなる。

レゲー
レトロゲームの略称。その境界線は不明であるが、昔に発売されたゲームのこと。

連コイン
アーケードで1つのゲームをたて続けにプレイすること。気持ちは分かるのだが、せめて後ろで待っている人がいないことを確認してからやろう。

ロールプレイング
ゲームのジャンルの1つ。シナリオを進めながら、1回1回の戦闘などにおいて主人公をパラメーター的に成長させていくゲーム。

ロケーション
ゲームセンターのこと。業界の中ではかつてあった不良の溜まり場というイメージを嫌ったために、新たにこういう呼び方をするようになった、と言われている。

ロケテ
ロケーションテストの略称。発売前のアーケードゲームをゲームセンターに置き、客の反応、インカム数、ゲームバランスなどをチェックする。


A〜

CPU
データ演算などのメインの処理を行う装置。32bitや64bitなどは、一度に処理できる2進数の数を表す。多いほど高速な処理が可能である。

DIPスイッチ
アーケードゲームで基板の方から小さなつまみをいじって設定を変える事ができる装置。購入時に付いてくるマニュアルを見ながらつまみを1つ1つオン・オフ切り替えて設定していく。

FM音源
音を鳴らす装置の一種。音色を決定し、その音階を設定していく。データが少なくすむという利点があるが、その反面音質が悪い。

JAMMA
ジャパン・アミューズメントマシーナリ・マニファクチュアズ・アソシエーションの略称。日本アミューズメント工業協会の通称である。アーケード関連の各会社はここに登録をしている。

PCB
アーケードゲームの基板のこと。

PCM音源
音を鳴らす装置の一種。一定の間隔で音を数値化していって、それを再生していく。きれいな音質ではあるが、その分大量なデータが必要となる。

PCエンジン
ハドソンがファミコンの拡張機として開発していたカード型ROMが任天堂でボツになり、NECに持ちこんだところ、見事に商品化。87年にNECから発売。8bitのCPUと16bitのグラフィックエンジンの組合せにより、色数が多いながらも動作が軽快で開発側は好評だった。本体をベースに様々な周辺機器を追加していくことで機能強化をし、ハードの延命を図る「コア構想」で将来性をアピール。家庭用で初めてCD-ROMを採用し、大容量時代の先駆けとなる。しかしCD-ROM一体型のDUOシリーズが登場したことにより、コア構想の意義が薄れてしまう。また、初期の本体の他にコアグラフィックシリーズやスーパーグラフィックス、シャトル、LTなど数多くの機種を発売したためにユーザーが困惑してしまう。天外魔境シリーズのような王道の他、超兄貴やときメモといった異質な名作が数ある。95年頃よりギャルゲーが多くなり、最後には「ギャルゲーハード」という名で評されることとなる。拡張だけでは要求されるゲームの仕様に耐えられなくなり、後をPC-FXに託して97年に終焉をむかえる。しかし2年後に開発中だった作品が急遽店舗限定で新作が発売されるという、驚く展開に。

PSO
ファンタシースターオンラインシリーズ(セガ)の略称。通称「ぷそ」。家庭用では初の本格オンラインRPG作品であり、多くの人間を虜とする。しかしチート問題やバグ問題、使用ハード数で多種のバージョンが乱立してしまって、同じ世界のはずなのに複数のオンライン環境がある困ったちゃん。

RAM
Randam Access Memoryの略称。データを一時的に格納しておく場所。この容量が大きければ、一度に多くのことが実行可能になる。

ROM
Read Only Memoryの略称。あらかじめデータが書き込んである読み出し専用のメモリ。ここからプログラムやグラフィックデータ等を読み出していく。「ソフト」と同義で使われることもある。

UFOキャッチャー
ぬいぐるみなどの景品を取る機械のこと。元々はSEGAの筐体の製品名であったが、ブームによってすっかりこの名前が定着した。

Zバッファ
奥行きを表す座標のこと。通常では縦と横の座標を持って処理をしているゲーム機がほとんどである。それに奥行きの座標をハードの方でサポートし、前後関係をきちんと表示させるのに用いる。