テケスト
台湾旅行記録 その4
■西昌街観光夜市と胡椒餅(フーチアオピン)
軽やかな足取りで、龍山寺の前を通り反対側へ
こちらは雑多というか、いよいよ路地裏みたいな風情で、
アジアの路地という雰囲気の素晴らしい街並み
薬膳の材料というか、漢方薬とか、香料とか
そんなのを扱う店がずらずら並んでおります
いや、店というか、これはもう、問屋とかじゃないのか
仕入れに来てんじゃないか
そんな塩梅で、どこの店先でも甘味を売っているんだが
なんかナマモノ怖いというか、ちょっとどうにかなってはと後込み
今思えば食べておけばとも思うんだが
ともかく、現地の人もさほどに食べてない(だいたいそこまで暑くない)ので、
華麗にスルーという具合で、高級な薬膳材料を見て
わかったような肯きをして、うろうろと歩き倒すのでありました
このあたりは、ちょっと私の趣味と違う
そう判断して、今度は南下してみる
食べ物屋さんがいっぱい並んでいるのと、
台湾名物の一つに数えられるらしい、胡椒餅(フーチアオピン)なる食べ物の
有名な店があるということで
それを探すためにひたすら歩き回る
見つからない
有名店なのに、なぜなんだ…
わからないまま、うろうろしていると市場(夜市とは違う)が見えてきた
時間が遅いのでなんもやってないだろうと軽い気持ちで入ってみる
市場というか、暗がりの路地といった風情でありまして
狭い通路に、日本の市場と同じように店がみっしりと入っていましてというか、
うわ、ニワトリの生首が…、折しも鳥インフルエンザがどうしたと
台湾でも話題になっていた頃なので、
ちょっと過敏になってしまいましたが、生鳥が裁かれている現場は
久しぶりに見るとクるものがあるななどと思うのでありました
結局、胡椒餅は見つけられず、そのまま観光に心奪われるのでありました
■剥皮寮エリア
なんて読むのかわかりませんが、
古びた街並みのエリアに迷い込む私
どうやら、清の頃の古い建物をそのまま遺した所だそうで、
覗いてみると、中では現代芸術家による、ちょっとした個展というか展示があって
なんだかステキでありました
ラストエンペラーとかで見たような景色だ、と、言われたから思った程度でありましたが
確かに、それまでの居並ぶ雑居ビル群とは異なり
不思議な感覚に包まれながら、ほうほうとあちこち見てまわったのであります
抜けて、また、路地をうろうろしていると
今度は山ほどのおみやげ物屋さんというか、
おみやげ物の問屋さんを発見し、表と打って変わって破格というか
もう投げ売りみたいな状態の何彼を見たりして過ごす
さらに進むと、道に人だかりが、覗いてみると
路上オークションが行われている
いや、路上というか、お店からビリヤードの台みたいのをはみ出させて
そこに、まぁ、胡散臭い爺がいっぱい並んで小物を鑑定している
鑑定というか、頭取と見える婆さんが、次はこれだと
なんか怪しげな指輪とか、石とか、そういうのを出すと
それを爺たちが、順番に見てまわって、色々論議した挙げ句に値段が決められる
そんな塩梅でありました、野次馬もそこそこ居て
なかなか面白い風景でありました
あれで、カードゲームで賭場だって言われても、なんら違和感がない
そういう空間もあったのです
と、観光をすっかり楽しみ、胡椒餅には出会えないまま
街角にひっそりあった寺院に侵入して、
二階から街並みを眺めたりとかして終了
そろそろ夕飯を食べてもよい時間になったので移動を開始する
MRTに乗って、台北随一の地区「信義新都心」に向かいます
■信義新都心と台北101
信義(シンイー)エリアという新興地、
繁華街とは違う、もの凄く栄えている地域に移動しました
台湾が誇る有数のIT企業や、日本の三越を含む大きな百貨店、
そして一時期はアジアNo.1の高さを誇った台北101
これらを有するブルジョアの街です
市政府駅から少々歩くわけなんだが、
駅を降りて、ちょっと動いてみれば、ビルの影からそびえ立つのが見える
ああ、あれこそが台北101ビル、すげぇ、超でけぇ
思わず写真とか撮っちゃう、うわ、入りきらない、凄いぞ台北101
そんなお上りさんを遺憾なく堪能し、ひたすら近づいていく
そして、いつもと同じ、大きい建物は遠くからでも大きいを痛感
いつまで歩けばたどり着けるんだ…
そんなことを思っていたが、ようやっとふもとに到着する
しかし、いったいどこから入るのか全くわからない
商業施設みたいなのも併設されているんだが、入口がわからない
わからないまま、うろうろしている人についていってみると
なんかそれっぽい玄関に到達する
が、様子が明らかにおかしい、ガードマンが立ってるし
なんというか、法人の受付に見える
高速エレベータ前だから厳重なんだろうか
とりあえず、わからないまま近づいてみると
当たり前のようにガードマンが立ちはだかる、
何か現地の言葉で言われるんだが、さっぱりわからない、仕方ない
「サイトシーイング」
私が思いついた単語は、なぜか英語で、しかもニュアンスというか、
まるで的を射てない内容でありました
怪訝そうな顔をして、また幾ばくか現地語を話していたガードマンだが、
唐突に、「展望台?展望台か?」と、日本語で話してくれる、
そうそう、そうなんだよと、私「イエスイエス、ハウツーゴウツー」と、
またも、なんでか英語で話す
やっぱり怪訝そうな顔されつつ、「正面玄関から4階、特別エレベータ」と
カタコトで教えてもらい、「シエシエ」と、最終的には現地語で返す私
余談だが、言葉が通じないときに、やっぱり英語を話してしまうと
なかなか強烈な出来事でありました、教育のたまものですね
さておき、言われるままに移動して、商業施設に入る
ああ、凄い、もの凄い高価なブランド品店が並んでいる、台北に
この店を使う人が、いったい何人住んでいるんだろうか、
それで採算が合うんだろうかなどと、余計なことを考えたりしながら
観光客の利用も凄いんだろうなと、ぼんやり眺めて
学んだとおり、4階まで移動する、
展望台受付では、日本語で対応してもらえるんだが
早すぎて何喋ってるか聞き取れないという感じで、
俺が日本語できないんだろうかと、なんか、不安に陥って
曖昧に頷いて先に進むことに、
後々考えてみると、今日は風が強いから外出られませんよ?よいか?と
聞かれていたんだと気付きましたが、
わからないまま、500元を支払って展望台を目指したのでありました
500元(1500円くらい)、今までのなかで最も高価だと、
支払ってから気付いたんですが、後の祭り
高速エレベータに乗るまえに、よくある記念撮影を受ける
後からそれを絵はがきにできるんだが、モニターに映る自分が滅法恥ずかしい
もうちょっと、なんかしておけばよかった、棒立ちはダメだ、より恥ずかしい
少し順番を待たされたあと、エレベータ到着、
乗ると、わずか数分で頂上に到着
出てみると、日本語の展望ガイドを貸してもらえて、それに従って
ぐるりと展望一周したのでありました
なんで俺、一人でこんなに綺麗な夜景見てんだろう
もう、本当、呆れるほど美しかった
夜景凄い、台北超綺麗、凄まじい美しさ
あいにくの雨だったというのに、その雨がむしろ、
やんわりと光源を朧にして、遠くを走る高速道路とかが得も言われぬ美しさに
嘆息見舞いまくり、方々には、珊瑚の置物が大量にあって
これもまた見事でありました
呆気にとられつつ、階段で移動すると
台北101の心臓部である、塊球を見る、
鉄の塊で数トンの重さなんだそうだが、これを
最上階に持ってるおかげで、タワー全体のバランスを保ってんだそうで
まぁ、凄いものでありましたね
そして、さらに移動していくと、先ほどよりもより優れた
珊瑚細工が山のように展示されている
台湾の産品の一つだそうで、採取できる海の話しやその技巧について
詳しい説明があって、個人的に鼻息あらげておりました
いや、故宮の彫物はどれも凄かったが、これもまた見事、
また、関羽がいるし、台湾凄いなと感心でありました
そのほか、どう見ても西洋人顔のマネキンに
清王朝風の服を無理矢理着せたものとか置いてあって
その絶妙な観光地感というか、そういうところ大好きだわと
微笑ましく見守ったのでありました
■鼎泰豊(ティンタイフォン)の小龍包(シャオロンパオ)
そして夕飯である、現地時間で21時、遅い、お腹空きすぎ
そんなわけで、台北101の地下に、かの有名な三ツ星店があるとのことで
喜び勇んでいってみたのであります、
到着、うわ、満員じゃん、なんでこんな時間まで
衝撃でありました、並ぶのであります
日本でも、飯喰うのに並ぶことないのに…
思ったりしましたが、これを逃すと、あのティンタイフォンの小龍包を喰うことができない、
想いを胸にじっと待ちました
一人だから、早いところ入れるだろうという打算もあり
その妄想どおりに、15分ほど待ったら入れました
あらかじめ、注文用紙を渡されていたので
そこに何彼書いて渡すという方式だったんだが、
まさかの、0.5という入力可能ということで、
ありがたく、小龍包を二種類食べることに成功、
カニ味噌のと、ヘチマのと食べました、どっちも超うめぇ、本当マジうめぇ(貧困)
1Lのウーロン茶と一緒に頼んだのですが、
まぁ、するするとなくなるなくなる、
あとは、ワンタン麺も頼んでいたのでありますが、
これについては、ワンタンはうまいものの、麺は大したことないというか
日本の麺に味が慣れすぎているんだろうなと、
なんの変哲もないそれには、ちょっと残念に感じたのである
あれだったら、チャーハンを頼んでおくべきだったかもしれないなどと
そんなわけで、無事、台湾で小龍包を食べるというミッションもこなし
お腹も満足、時間もそろそろと、MRTに乗って帰るのであります
さらに、夜市も寄ろうと思って、
ちょっと下車してみたんだが、ふと、暗がりの路地を夜12時近くに歩くのは
流石にちょっと危ないんじゃないかと気付き断念
ただ、終電も逃したというか、乗ったらもうどこに連れていかれるかわからないと
断念して、うろうろとホテルまで歩いて帰ったのであります
ホテルに到着して0時過ぎていて、ぼんやりしながら1時頃に就寝
流石に日曜日の夜だからか、昨夜と違って、凄く静かだった
だらだら長いので、あとはさらさらと
■3日目朝
5時に目を醒ます
ダメだ、旅のテンションは、ここまで凄いものなのか
そう思いつつ、9時の迎えのバスまで時間があるので、
当然のように、朝を満喫しようと表へ
そして、朝靄かかる中、ぶらりホテルを北上したのであります
■行天宮(シンティエンコン)と、栄星花園
まずは、最後のお宮さん巡りとして、行天宮へ向かう
なんでも、こここそ関羽の総本山なんだそうで、
どんな凄いのに会えるだろうかと楽しみにしていったんだが
どうにも、朝早すぎたのか、月曜日はやってないのか
わからないが、中には入れず、表の豪壮な門構えだけ見て後にする
残念である、次回があれば、ちゃんと拝んでこよう
仕方ないので、散歩がてら、歩きたくる
最終的に地図に載ってないところまでいき、
朝飯っぽいものを売ってないかとうろうろして、
麺線を懲りずに買ったのであるが、
その前に、栄星花園という、大きな公園に到着
これがまた、凄い、台湾の朝、公園、まさにそれを体現したというか
大量の老人が、太極拳をやっている
ああ、そうだ、これが見たかったんだ
凄いぞ朝の台湾、まさに、台湾に来た
そんな、ちょっと間違った感慨にふけながらも、
朝市を見つけて、うろうろしたりで楽しむ、
流石にバナナ1房が、凄い安いからって買えるものではなかったが
あれこれと満喫し、ニラ饅頭のような物体ツォンツワピンと思われるものとか、
なんか、揚げてあるんだけどうまい、食べ過ぎてもたれると、
そんなものを、幾つか買い歩いた、凄い楽しい
こういう朝飯を楽しみたかったのだと、改めて感動する
その他、朝の路地をあれこれと歩き倒して8時頃にホテルに戻り、
ゆっくりとシャワーを浴びてバスを待つことに
■帰路
で、バスを待っていたんだが、9時に迎えに来るというバスが、
最終的に、20分くらい遅れてやってきた
10分くらいはあるだろうと思っていたんだが、
どんどん減っていくホテルの客に焦りだし、なんというか、
凄い不安になってしまったのが恥ずかしい限り、
当たり前のように、やってきたバスは
道が混雑してたヨーと、まぁ、そんなもんだろう
最早、何も言うまい
バスに乗ってみると、たくさんの日本人がいて、
安心よりも、居心地の悪さを感じて、一人旅に慣れすぎると
ますます、ひとりぼっちを極めてしまうんだなと痛感
誰と話すわけでもなく、免税店では、何も買う金もなく
ぼけらったと過ごして、桃園空港に到着、
昼に空港に到着したわけだが、手持ちが、3元しかなく、
ただただ、無言で過ごしたのであった
やがてフライトにつき、ほとんど曝睡して過ごしたんだが、
来る時と同じと思われる上空で、もの凄い揺れに叩き起こされて、
恐怖を感じつつ、右と左のどっちが、本州なのかわからないと
瀬戸内海と思われるところをついつい見下ろしながら
無事、帰国したのでありました
あとは、特段に何もなく、ゲートで捕まることも、
パスポートを取り上げられることも、荷物検査にひっかかることもなく
私の台湾旅行は終わったのでありました
オチも何もない、また、行きたい
ありがとう台湾、一人でも楽しい台湾