東鳩まあじゃん大会♪
(簡単な短いギャグモノれすわ)

「ねえ、あかり、今度ヒロ貸してよ♪」
「志保・・何言ってるの、浩之ちゃんはモノじゃないよ・・・・」
やれやれといった顔をした、あかりが、目を細めて志保に言った

志保としては単に遊び相手が欲しいだけ、一応あかりに悪いと思い先に
雅史に声をかけたが、かのサッカー少年は部活のため、遊んでくれない、そこで
白羽の矢をヒロに立てたのだ

「いいじゃん、ちょっと借りるだけだってば、別にどうこうしようと思わないから」
「別にあたしに断らなくてもいいのに・・・」
遠慮がちな台詞を困ったように呟くあかり、そうあかりが言っても世間がそれを
許さないのだ、うるさいのがたくさんいるし・・・・

「Hi!!あかり、今度ヒロを貸してネ♪」
「あ!!こら、レミィあたしが先だってば」
「いや、だからね、宮内さんも・・・・」
「あのぉ・・・・神岸先輩、その、藤田先輩今度あたしに・・・・」
「あ、姫川さんまで・・・・・・・・・」
どこからともなくわいてきた、女三人が、ぎゃあぎゃあとわめく
とりあえず、のほほんと見守るあかり

「えーい、キリがない・・・・こうなったら、誰がヒロを借りるか勝負よ!!」
志保が吠える
「Yes!、勝負の方法は?」
「あの、あまり野蛮なのは・・・・・」
レミィと琴音ちゃんが言う、あくまで見守り続けるあかり

「そ、そうね・・・・・・・そうだ!麻雀で勝負よ!!」
志保がひらめきをそのまま口にした
「Ma−jang?Oh、OK、あたし腕に覚えありネ♪」
「まーじゃんですか・・・・あたしも、少々なら・・・」
妙に意外な答えだが、志保もここ最近ゲーセンの対戦台で鍛えている
いけると確信し、一路神岸邸へ(笑)

「な、なんで、あたしの家でやるの・・・・」
「あ、ちなみに、メンツ足りないから、あかりも入るんだよぉ」
志保がてきぱきと、場を整える、あかりが麻雀セットを持ってくる(無茶だなぁ)

「あかり、打てるのよね?」
「うん・・・・この前、浩之ちゃんに教えてもらった・・・」
恥ずかしそうにうつむき答えるあかり、あの鬼畜坊主(浩之くんね)あかりに麻雀教えて
何するつもりなのか・・・・一瞬、色々考えたが、とりあえず勝負に集中するコトにする志保
そして、サイが静かに振られた

ぢゃらぢゃらぢゃらぢゃら・・・・・
女の子四人が卓を囲み、かき回している光景などなかなか見られるモノではない
当然だが、全自動卓ではないので、自分らで山を積む

「勝負はハンチャン、トップがヒロを誘って、遊ぶコトが出来る。いいわね?」
「ねえ、志保、あたしが勝った時は?」
「あかりが勝った時は・・・・・・・」
「Hi、勝つコトないから、考えるコトないネ♪あたしの勝ちで終わりヨ」

レミィが勝利宣言を高々と掲げながらツモる
結局あかりが勝った時の話は流れて、ゲームが始まった

(・・・・・レミィが打てるってのが既に信じらんないわね・・・大方、漢字が読めるって程度ね)
志保が思惑のなかで、レミィを低く見積もる
(超能力少女に関しては・・・・まさか、ガンパイとか出来るわけじゃないでしょうね・・・)
ちらりと、琴音ちゃんの様子を伺う志保、見る限り透視しているようには見えない
(あかりは・・・・ま、この際ほっておこう・・・早め早めで安上がりを続けて逃げ切るわ♪)
志保が作戦を固める
「リーチ、ネ♪」

景気良く、レミィがリーチ棒を場に投げ入れる
(・・・・・・ずいぶん早いわね・・・降りるにはまだ早いし・・・ちょっと、つっぱってみるか
ま、大したモノじゃないでしょ♪)
志保が危ない所を、そっと切る

にぱっと、夏の日差しのような笑顔を見せるレミィ
「ロン!!、Great!!リーチ、一発・・・・ドラ6。倍マンいただきネ」
志保撃沈
「な、な、何よドラ6って!?しかも、単なる素人打ち・・・・なんたるバカヅキ」
志保がレミィの手を見て天を仰ぐ
「んー、ヌカに釘ネ」
意味不明

ぢゃらぢゃらぢゃらぢゃら・・・・・
沈む志保をよそに二局目へと移る、あいかわらずのほほんとした笑顔をたたえる、あかり
いきなりの大台にはしゃぐレミィ、へこむ志保、懸命にかき混ぜる琴音ちゃん
この後、レミィのバカヅキは更に続き、リーチにドラのみという手で、ずかずか稼ぐ
南場へ移る頃には、志保もハコを被る状況、面白いわけがない

(どうして、あんな手で上がれるのよ・・・・・あのバカヅキなんとかしないと・・・)
じと目で、レミィを見る志保、そこで
(鳴きで、流れを変えるか・・・・・・)
志保が、あかりの捨て牌に手をかけるコトにする
「ポン!悪いわねあかり♪」
あいかわらず、にこにことしているだけのあかりをよそに、レミィのツモ順を狂わせる
これが功を奏したのか、レミィ沈黙、志保の親もあいまって、志保が連チャンを続ける

(いけるわ・・・・流れがあたしに来てる、まってなさいよヒロ・・・)
心の中でうはうは気分に浸る志保、なんだかんだと、前半の遅れを取り戻す
しかし

「あの・・・・ポンです」
恥ずかしそうに、琴音ちゃんが白を鳴いた
(・・・・・ま、結構稼いだし、そろそろ逃げに入るにはこの子に振っておくか・・・)
いきなり動いた琴音ちゃんに驚きつつも、逃げの体制に入ろうとする志保

「あ、それもポンです・・・・・・・」
琴音ちゃんが飛ばす、その時、囲むメンツは気付かなければならなかった
かすかに、琴音ちゃんの鳴いた牌が光ったのを(笑)

「カン・・・・・・・・」
しぱっ!!!牌がテーブルのへりを走る、驚くメンツ
「リンシャン・・・・・・・・・・」
ぱたぱたぱたぱた・・・・、ゆっくりと牌が倒された
「ツモ。リンシャン、ホンイツ、白、ドラ1・・・・・マンガン」

「い、今、牌が光ったわよ・・・・・・」
冷や汗が志保の頬をなでていく・・・・
「すごいわ、姫川さん」
あくまで、のほほんなあかり
「Oh、あんた背中が煤けてるネ♪」
なにもんだ、あんたは

琴音ちゃんがほくそ笑む、なぜか、ちょっちうつむき上目遣い
字牌は切れないわ、と琴音ちゃんの鳴きを阻止しようと頑張る志保だが
レミィが典型のタンヤオ狙いの手作りで、琴音ちゃんを肥やす、かなり厄介だ

(なんで、こんな所に伝説の雀ゴロじみた子がいるのよ・・・・)
志保が頭を抱える、レミィが勝手に沈んでいくのはいいのだが、琴音ちゃんに
走られるのは困る、現在わずかな差で、志保がトップ、次いで琴音ちゃん
二人に勝負は絞られた、そして、オーラス親はあかり

レミィは勝負をかけるようで、字牌を関止めしている、国士無双でも上がって、能書き垂れる
寸法だろう、しかし、おかげで琴音ちゃんの手はあまり進んでないようだ
(・・・・・・なんでもいいから、早い手で上がって終わらないと・・・・)
焦る志保、しかし、思うように手は進まない、じわじわと進むツモ順、そして

「・・・・・・あの、リーチです」
琴音ちゃんが、ついに張った、リーチをかけてくるあたり、かなり安い手なのだろうが
ともかくまずい、自分が振り込まなくてもレミィやあかりが、なんとするか分かったもんじゃない
志保絶体絶命のピンチ

緊迫する最終局、琴音ちゃんからはオーラにも似た何かがゆらゆらと浮かび上がっている
志保も一応は張っている、どちらが先に上がるのか・・・・・

そして、あかりの捨て牌が河に落ちた時
「ロン・・・・・・・・・・・」

凍り付く卓、静かに倒される牌
「平和のみ・・・・・・・・1000点。あたしの勝ちね・・・・」

この勝負を制したのは志保だった
残念がるレミィ、やっと終わってほっとしてるあかり
何か力つきて寝てる琴音ちゃん、この三人の頂点に志保は立った
「じゃあ、文句ないわね、あたしがヒロ誘うから♪」
ハンチャン限りのイロモノ麻雀はこうして幕を閉じた、帰り際に神岸家の門が何か見えない力に
よって歪められていたというが、本当の所はわかっていない

とるるるるるるる、とるるるるるるるる、かちゃ
「もしもし?」
「あ、ヒロ?ねえねえ、どうせ暇こいてんでしょ、遊ぼう♪」
「うるさいなあ、俺は今それどころでないんだよ」
「な、なんですって!?このあたしが誘ってるのに、何を遠慮してんのよ!」
「一人で遊んでろ、これから忙しいんだよ」
「そういうわけにはいかないのよ、あんたねえ、あたしがどれだけ苦労したと思って・・・」
・・・・なあ藤田君、なんやのこのロープは?・・・・あ、電話かいな
「?」
「とにかく俺は忙しい、じゃあな」
がちゃ

つーつーつーつーつー・・・・・・
一定の音をリズム感を感じさせずに吐き続ける受話器
「何?関西弁??い、委員長、抜け駆けじゃん!!」(お前が言うな)

志保の休日はこのまま暮れていったそうな・・・・・
ロープとはいったいなんだったのか、それは誰にもわからない(本当かよ)

「んー、これを、勝負に勝って、眼鏡に負けたって言うネ♪」
・・・・宮内レミィのことわざ辞典より引用(ぉぃ

もどる

はふん。