終末の過ごし方


というわけで、多分これで終わりだろうと思ったりするところ

あと、ろくなゲーム残ってないですものね

いや、その、なんだ、そういうことじゃないだろうエロゲをやるということわ…

思いっきりしどろもどろじゃないですか、ともあれ

当時は地味に人気を博したと記憶しています、アボパの秀作

やった理由が3時間で全クリできるからという話しでしたが

実際、さくさく進んでよかったのか悪かったのかというお話です


背景

高校の時の友人が、「眼鏡」という病というか呪いというか、ともかく、
そういう属性を身に付けたばっかりに、これを無理強いしてきたという記憶がある
出てくる女の子は全部眼鏡、出てくる男共もほとんど眼鏡
だけど、眼鏡に特化した何かがあるわけでもなく、たんたんと読ませる
そんな当時流行だった気がせんでもない、テキストエロゲでありますところ
キーワードわ
「眼鏡」「退廃」「世紀末」

発売時期は、実際世紀末だったわけですね、時代だなぁ

内容

JAMJAM!Hey Yo!
そんな世紀末真っ盛りなラジオが鳴る世界
そう、あと一週間で終わります、終末と週末がかかってます
そんな世界観の中で、あれこれと諦めたかのようなうら若い男女が、
なんとなし最後の一週間を学校で過ごしていく、
過ごしながら、この短い間で、何かしら関係を終末に向けていく
そんなステキで、センチメンタルで、短いお話が束ねられた
そういうゲームでありました

キャラとか

宮森 香織
髪ロング、ヒロイン。
中学生の頃付き合っていた彼女というヤツで、まぁ中学生の付き合いだから、
なんというか何してたかよくわかんなかったし、自然消滅だったけど
折角だから、もう一片付き合っちゃう?いいよ、べつに、終末だしね。
そんな感じで、高校生でもう一度、本当に付き合いなおしました
と、まぁ、よくよくできた優等生なお話
ちょっと浮き世離れしすぎた、高校生カップルだなと思ってしまうのでありますが、
まぁ終末だからなぁという言葉で片づけられてしまうのだけども、
それはそれとして、ラストシーンは随分暑苦しくできてて、
ああ、青春シナリオなんだなと実感させられる、なんともステキなシナリオでありました


敷島 緑
髪ショート、目つき悪い、幼なじみ。
これをクリアせずに誰をクリアするというのだ…
そう思うほど入れ込んだような気がしたのでありますが、
実際はそう、大したお話でもなく、終わりゆく世界で、
幼なじみと本懐を遂げましたと、ただそれだけだったような気がする
終末と週末がかかっている感じは、少しだけ、
乾いた哀しさみたいなのが出てたようにも思うが、あんまり面白くない(身も蓋もない)


大村 いろは
ロリ少女1。

稲穂 歌奈
ロリ少女2。

と、まぁ、ヒロインたちは眼鏡をかけている以外
心に残ることが全くなかったのでありますが、実はサブヒロインが用意されておりまして
むしろそっちの方がステキであったのでありまして、

大塚 留希
保険医。終末になってしまい、病院が閉まってるので、
病院がわりになんか簡単な治療を施すという、なかなかステキなことをする女医もどき。
実際は女医になりたかったんだが、夢破れた。
女医になりたかったのは男と一緒にいたかったから。
男は、少し前に別の女とくっついた。
さぁ、終末を楽しみましょう少年♪
なんて言わなかったんですが、まぁ、そういうノリで
サブキャラの少年となんか、唐突にくっついてしまうというお話
まったくどこにも、感動する要素などありませんでしたが、
ちょっと破天荒な女医に憧れる少年という図柄というか、シチュエーションが大好物だっただけに
非常によかったと書いてしまうわけであります
できれば、主人公とくっつけたかったというか、プレイヤーとしてなんというかな、残念やるかたない

瑞沢 千絵子
ランニング少女。終末もただ走り続ける、だって走りたいんだもの。
そんなよくわかんない感じでありましたが、
ちょっといわくのある過去というか、走ることを薦めてくれた先生と
なにやらいざこざがあったりしたようで、その幻影から逃げるように走っている
そんなお話。
いや、もっと深いというか、語らないけどあらましはこうだとわかる話しなんだけども
ロリっぽいというか、ちょっと、普通に犯罪臭いそういう関係になってしまうので
なんというかな、まぁ、よい終末を過ごしましたねというお話

ゲーム的なお話

ただ読むだけ、分岐点は実に少ない、3時間でクリアできる
これはゲームとは呼ばない

エロシーン

唐突に挟み込まれるように起きるのでありますが、
まぁ、それなりに退廃感みたいなのを味わいながら、
堕落していくようなエロシーンでステキであります
もの凄く盛り上がるわけでも、びっくりするほどエロいわけでもなく、
和姦というほどに、お互いがなんというでもない、義務やなんかというようなすれっからしでもない
シナリオ全体に滞ってる、終末感というのがてきめんに出ているというか
まぁ、つまるところ、ほとんどエロいと思えない
なんというか雰囲気はあるんだが、ヌキどころがないといった、そんな印象でありました

最終的に

エロゲ?ちょっとエロそうな、小説じゃないかしら


終わりましたね

まさに終末という感じだな

今日月曜日だから、思いっきり週明けですけどね

というわけで、手持ちのエロゲとしてはこれで卒業できたとなんとなし満足

でも、よくよく見てみるとやったのに書いてないのが何本かありますね

思い出せないから、やることないだろう

なんでしょう、この、面白みというものが全く抜けきった、炭酸のないコーラみたいな文章わ

キャラ萌えするというのが、いかに重要なのか
エロゲの神髄を見たという、そういうことにしておこう

オチなしですか

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