行殺(はぁと)新撰組


てなわけで、おいらの好きゲーの一つ

新撰組を女性化して、はちゃめちゃ時代劇風味のいい加減なテキストで送る

ばごっ

いたーい

アホかっ!!!!なにがいい加減なテキストじゃぁっ、われぇ、沈めるぞ( ゚Д゚)

ひーん、たすけてぇ〜

・・・・・・・・・・・・・

なによその目わ

・・・・・・・てな感じで、漫画テイストというかギャグテイスト強いゲームです

どこがこの前説で行殺なのか聞きたいところね・・・・・


背景

新撰組好きがMAXに到達しかけていた頃、どっかで風の噂に
新撰組が題材のゲームがあるという噂を聞きつけ、八方手を尽くして手に入れた
自ら本気で欲した数少ないゲーム(ぉぃ
とりあえず新撰組を知ってる人間というよりは、司馬遼太郎の新撰組を知っているか
どうかという所が重要、ただ一般の知らないビギナーでも充分堪能できる
良く作られたストーリーと、台詞回しは圧巻、素敵ゲームなのです
キーワードわ
「士道不覚悟」「切腹」「金髪ショートもあり」

内容

基本的に司馬遼太郎「燃えよ剣」
これの近藤一派が上京して、まだ芹沢鴨が局長してる頃
壬生浪時代からがハジマリ、副長助勤クラスの人間が
数人、それが攻略可能キャラとして出てきて、しっちゃかめっちゃかな
ドタバタ劇を繰り広げる、非常にポップ色の強い内容
なによりも、OP曲が伝説となりつつあるらしく
秋葉原で一時期、切腹ブームが起きたとかなんとか(ありません)

とりあえず、主人公は「島田誠」(デフォルト)
島田魁がモデルと見せかけて、山崎蒸がモデルなので注意が必要
っていうかその時点で、真のヒロインは土方であると決定なわけですよ(完全に知らない人無視だな・・・)

基本的な流れは、主人公入隊→慰安旅行(温泉)→古高俊子(古高俊太郎モデル)捕縛拷問
→池田屋騒動→ED

ちなみに慰安旅行は、芹沢鴨が相撲取りを叩き斬った所の話をうまく消化したシナリオですわい

キャラごと感想ストーリィ

カモミール・芹沢
人読んで、かーもさん
新撰組局長にして、最強のバテレン姉ちゃん
新撰組の局長でありながら、妖しいフランス人かなんかの血が入っているという
既に数本飛んでる設定が、楽しすぎる
が、考えてみるとフランスは佐幕に荷担してたので、あながち笑えない、よく
裏を突いた小粋な演出と・・・・・見ようと思うと見える

さておき、かーもさん、モデルである芹沢鴨と良く似ており、破天荒で支離滅裂
自分が正しいと思った事は、どんな悪事でもこなしてしまう・・・・・
ま、それはいいや
ともかくシナリオのメインは、大砲持ち出して蔵焼き払い事件
実はそれは、蔵にたてこもっていた、キンノーを叩き出すための
仕方ない作戦だった
という話で、落着
池田屋では、怪我をしたため参戦出来ないとなる
が、池田屋で謎のキンノーロボット(いやぁ・・・)と戦う時
隊内の誰も歯が立たない、島田ピンチっ!!!!てな所で
颯爽とカーモさんがやってきて、叩き斬りふせて終了

この後、島田は怪我をし戦線を離脱、新撰組は幕府のために戦いゆき
カーモさんは、五稜郭の後、無事帰還するという話、ちなみに当然の如く夫婦になっている

この話で面白いのは、鴨が孤立しているという状態を
女性ならではの寂しさにくくりつけた、破天荒な所は、産まれの気質で
うまくやろうとしても出来ないんだよという、悲しげな所がね、うん、よかったよヽ( ´ー`)丿

原田左之
モデル原田左之介
ホンモノとちがい、身体がお子様している、つるりぺたりな所がポイント
実際は、槍の名手で、永倉と組んで市内を粛正しまくっている
さて、メインの話は、池田屋騒動
ここに近藤、左之、永倉、沖田、島田の五人で乗り込むことになるのだが
圧倒的不利、キンノーの巣窟であった中で
粛正に続く粛正を加えるが、いかんせん人数が足りない
ピンチだ左之!!、実は左之は、状況分析と先見の明がある子で
それによって、今回の騒動は厳しいと予想していたとかなんとかって
ちょっと後ろ向きな所もありつつ、最終的に胸が無いから勝った
という(説明せぇよ)、めでたしめでたし

EDで、島田は左之と一緒に転戦していき、彰義隊に参加
そこで、官軍である巨乳の女に怒りを覚えて(無論私怨)突撃
という所で幕が下りる、史実の通り、このまま左之は討ち死にするのかと
行く末を思うと、割と泣ける話だった

ポイントは、左之介というキャラクタの消化の良さ
ホンモノを、知っていればこそ左之というキャラを小さくして、そして
状況分析が良く出来るという話にもっていったのが、逆説的なデフォルメであると
気付いたらもう最高、シナリオの中身では、あんまり感動はなかったが
EDに添えられた部分が、醍醐味だと思うのー

沖田鈴音
病弱眼鏡薄倖
全ての装備を兼ね備えた、最強のキャラというふれこみだが
どうも地味、本編は、まぁ当たり障り無い内容で
EDにかかっていく所の、沖田がやがて・・・というくだりが
凄く綺麗に描かれていて、また、ここを島田が市村鉄之介の役所で廻る
最終的に沖田の最後を見届けるに至るのはやや異なるが
そこまでの看病の所、そして儚い人の命の話、良い

もっとも沖田に関しては、沖田単独シナリオというのが存在しており
そこで、沖田は代々沖田家に祟る黒猫を斬らないといけないという
謎の運命に定められていて、まだ幼い頃、近藤門を叩いた時
天然理心流は猫を斬れますか?と聞いたという、凄いのか凄くないのか
わからない逸話を紹介したりしながら、沖田シナリオを進めていく
単独シナリオでは、沖田を襲う、謎の黒猫を追う展開が完全にギャグで
進められ、病床に伏す時も、その黒猫の影が忍び寄ってくる所を
うまいこと出して、なんかサスペンスっぽくみせかけるなど小技が利いてる
で、当然別シナリオなので最終的に元気になっちゃったりするんだが
最後に出てくるCGが、観賞モードの時のCGの題名として「誰だてめぇ」
という名が着くほど、変貌を見せていて、まぁ終了、いいや、この話そんなに好きじゃねーし(ぉぃ

ポイントは、猫斬るか斬らないかの悶着と、EDCG
二つのシナリオどっちともEDCGがそこそこ良かったのであります

永倉新
当然モデルは新八
その豪快な人柄を武器がハンマーという所で見せて
おおざっぱで男っぽい所は、まんまそういう女という事にして
とりあえずがしがし攻めるタイプ、っていうか見た目も中身も某大戦のカンナ
いいんだ、それはそれで(ぉぃ
豪快に話は進んでいく、難しい事を考えないという人柄で
どんな難事件も全て、永倉ハンマーで一撃粉砕するというテンポの良さがたまらん
が、そんな永倉が急に不調を訴える、島田がコクったからだ(ぉぃ
初めて自分を女と見てくれた島田に対して、驚きを通り越えて壊れる永倉
この壊れるくだりが抜群に面白いが割愛、とりあえず、ふぬけになってしまった
永倉と一緒に池田屋騒動に、当然ふぬけでは勝てるわけがない
まずい、大変だ、目を覚まさせないとっ!!!って所で突然Hシーン
どうもHしてしまえば、元に戻るだろうという非常に都合の良い
ショック療法を試すといういい加減な展開。で見事うち破って
EDでは、江戸まで無事戦い抜いて、その後故郷に帰って商売を始めようという所で終了
史実の通り長生きするのがなんだかうれしい
っていうか、下手しなくても唯一生き残る人なので、ハッピーエンドとして堪能すべし(カーモさんわ?)

近藤勇子
当然の如く、勇。
局長にしてマゾという凄いキャラ
キャラ立ちは土方とともに非常に良くできていて
土方がSで近藤がMという、あらぬ話
気の弱い近藤という元のモデルを比較的無視した話展開が面白い
キンノーの親玉である、坂本龍馬と昔懇意の中であったという裏話があり
そこでM奴隷として飼われていたとかなんとかって話
それに再び目覚めてしまい、ダメになる近藤
そこで島田はとりあえずどんな責めにも耐えられるように特訓しなきゃ
という理由で、土方を訊ねたり、カーモさんに相談したりとか
色々苦労を重ねて、ようやく克服
池田屋で問答無用に坂本を叩き斬る近藤
近藤という女と付き合っていくという話が、うまいこと組み込まれてたなぁと思ったよ
EDは、やはりによってやはり、流山の話で終末を迎えるわけだが
ここの処理も上手く、流山で近藤が官軍にお目通しを願うくだりを
隊が逃げる時間を稼ぐためにやったという話にしてしまい、一気に美化
そして当然の如く、切腹を許されず、斬首の後さらし首という所へと向かう
これも、シナリオの消化の仕方が上手くて泣ける
正直、上手いと思った

土方歳江
無論、鬼土方。
本編は実は短い、わけがある、別シナリオがあるのだ(司馬意識しすぎ)
そのため本編ではCGが何度やってもちっとも埋まらないという惨劇が起こる
とりあえず本編の流れは、なぞる程度で、池田屋騒動の大本である
京都焼き払い話の情報を掴む所、もうモロに、血風録の山崎蒸の話
ここに実際土方を加えた感じで進めていき、無事解決
ここでHシーンが入るんだが、個人的に素敵に好き(ぉぃ
が、このままではEDが無い

いきなり池田屋をクリアしたら終わりという全然つまんないお話だが
沖田の時同様、裏シナリオが発動すると、いよいよ本領発揮
本編は、説明してないがギャグ一辺倒で、土方という怖い人をうまいこと使った
笑えるシナリオをずっと展開していたが、裏シナリオでは、全てうっちゃって
全編シリアス、このシナリオライターが思うところの土方を書きつづった形で
読み手としてはうわ、うらやましい(ぉぃ
とりあえず、燃えよ剣と血風録をうまく融合させて、土方をひたすら描き続ける

走り抜けるように、土方の話を描き続けていき、カーモさんが暗殺される所も
史実のように土方が発案したかのような思わせぶりな裏話
島田が土方という人に恐怖を覚えつつ従っていく
んでもって、古高拷問、池田屋、そして伊東甲子の登場
伊東が近藤をたぶらかす所を、マジでたぶらかしてるという寸法で見せたり
それを見事粛正する所、吐き捨てる台詞に
「土方の、研ぎすぎた刀は、いつか折れるで」
という、うわ狙いすぎっ、かっこえええっ、っていう展開

んでもって、それを占うがごとく鳥羽伏見突入、無論負け戦
新撰組の衰退と興亡を書ききってあり、途中での、永倉、原田との袂別
沖田との別れ、近藤の死、どれにも涙を流さず、士道のために生きていく女を描く描く
特に近藤の死後、洋装に着替え髪をザンギリにするという話を
洋装に髪を短く切り、金髪に染めるという形で表す
いよいよ五稜郭、ここらから島田の役回りは当然、市村もしくは、島田魁となる
最後の戦いの前、一宴を設ける土方、そこで二人きりで呑む島田

死を覚悟してなお言わない
ここで、イイ酒にはいい女だという話になり、島田がようやく告白する
驚いた様子だがそれを受け入れる土方、本当のHシーンに突入するが
なんていうか、マジで惚れる(ぉぃ
二次コンに陥れられるというか、なんというか、完全にキャラ惚れする(;´Д`)
士道を貫く様が、かっこよく描かれすぎて、凄い女を作ってしまっている
このHシーンも全然濃密じゃないが(注:リーフ比)、本当に結ばれたかった人と
ようやく結ばれたというか、なんというか・・・・・・うわぁ、もう感動

そして終末、一人駈けていく土方、追いつこうと必至に走り抜ける島田
描写はほぼここで終わる、最後、島田の台詞で終わる

土方の喪失が、物語全ての集束となる、秀逸

斉藤はじめ
男キャラだが攻略可能、言うまでもなく、レッツ801
斉藤も単独シナリオがあるが、それ以外の所でも
斉藤が島田に惚れているという話展開がギャグで語られて楽しい
特に永倉が島田に惚れたというシナリオの所で
土方さんから島田を奪うには、土方さんを倒さないといけない
永倉がけしかけられたはずなのに、秒を待たずに斉藤が突進するとか
島田へのラヴ度を大量に表している
彼単独シナリオでは、斉藤は実は会津藩の密偵であるという
史実の不鮮明な斉藤の素性を最大限に活かした話になっている
新撰組ファン的にこの見解は面白くて、読みふけってしまうが
それは置いておいても、上手く描かれていて、二人の恋がもう濃密にっ
密偵だとばれたから、島田を殺さないといけない斉藤
だが愛の前に殺せない、涙する斉藤、俺を殺せ島田っ!!!
そんな斉藤の悲痛な叫びに、そっと斉藤を抱き留める島田
なんかよくわからない機微だが、そっから、そういう展開になっていき
ああきっと、これがそういう世界なんだっ、とか色々思わせてくれたりなんかだったりしちゃって
最後は、二人で手に手をとりあって愛の逃避行
凄いです、ちなみに隊を抜けること=切腹ですから
この逃避行は、死と隣り合わせなのです
死ぬ、愛、だから逃げる・・・・・ここが見せたかったそういう展開なのかなぁとか
まだ初心者なのでこのあたりで(なにがだ)

このほか、山南さんや、井上さんも出ますけど
まぁ、ちょい役って感じで、山南さんは沖田シナリオで頭角を表しますが、脇の男性

総括的に

マジ面白い。
シナリオの分岐が多くて、色々な話が楽しめる。
どうもこの作ってるスタッフが、BMだとかなんとかという、手紙を使ってRPGみたいなのをする
ともかくそういう遊びの企画だかをやってた人たちらしく、納得の作り
シリアスシナリオを全般に紹介しましたが、実際はギャグてんこ盛りで
笑う所だらけ、明るくポップなテンションで、最後だけしめやかに終わらせるという
うまいこと見せた話が多いのもそのあたりに所以か。
システム的にも、色々考えた所があるらしく
新撰組クイズとか、エロ漫画クイズとか、無駄な所で力を注いでしまうような
そういうおまけもたくさんで満足、裏シナリオは二つ三つあって
女性攻略と関係ない、新撰組全体でのドタバタ劇を見せてしまう話が、あったり
飽きさせない作りが非常によかった

プログラムに多々の問題があったようで、難儀を強いられましたが
それさえなければ、そこらのゲームよりよっぽど面白いのでしたわい

おお、褒めすぎ、ライヤー金くれ(ぉぃ

エロシーン

男もあり

最終的に

OPの曲が全てと、言えなくもない


・・・・・・・・・無駄に長いわ

言うな

お前、自分が書きたい事描き続けたらそれで作品になるとか思ってたら
大間違いだってそろそろ気付かないとダメだろ

べ、別にそ、そんな、ちょっと知識をひけらかしたかったとか、友達増やしたかったとか、そ、そんな事わ

あんたがノリノリで書くのって、何書いてあるかわかんない事多数で困るのよ、やーねー

さて、次回ですが

また無視か

Greenってやってたか?

・・・・・・・・・・・

ってな所で

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