「テストも終わったし・・・後は、消化授業ばっかだな」
「ああ・・・・・テストの結果どうだった?」
「まあ、ぼちぼちだな・・・・・・お前は?」
「一緒だな・・・・みなつき先生のテストも、なんとか落とさずすんだぜ」
当利と俺が、昼休みに、一緒に飯を喰いながらそんな話しをしている

「おや、当利くん。成績よかったんだ、じゃ、お礼になんかちょうだい♪」
ふと、あ〜る子さんがやってきた・・・・そうか、当利の奴
あ〜る子さんと・・・・・・・・・
「先輩先輩♪・・・テスト終わりましたね♪」
まなも、やってきた、先輩二人が卒業してから、今度はこの四人で主に
行動を共にしている・・・・めずらしいよな(^^;、こういう取り合わせのグループって

「あーあ、とうとう、あたしも三年生か・・・・」
「そうだねえ・・・・・早いなぁ・・・・・・」
あ〜る子さんに、俺が続く
「ねえ、当利くんって、卒業後の進路は?」
「ん?・・・・・・・・・・ま、一人でとりあえず暮らしつつ、小説でも書いてやるさ」
当利が答える、あ〜る子さんが笑う
「とりあえず、一人で暮らすのが前提なんだねえ」
「そんなに、一人っていいか?」
俺が聞くと、当利が熱心に身振り手振りを交えて説明する、その姿もなかなか面白い

「・・・・で、高馬くんは?」
よそよそしい呼び名で、あ〜る子さんが俺に話題を振ってきた
「俺は・・・・・・・・・・・・・・・・」
会話が一瞬中断してしまった
「??・・・・・ま、焦って決めるようなコトでもないよね」
けど、あ〜る子さんが、すっと流してくれた・・・・・ふと、何も考えてない自分に気付かされてしまった
・・・・・何したいんだろう・・・・・

「あ〜る子さんは?」
「あたし?・・・・・・あたしはねえ、油絵描く・・・って言いたい所だけど、あれは趣味で
本当は、インテリアデザイナーって奴ね」
あ〜る子さんが、ふふっと得意げに笑った・・・・・あ〜る子さんも、決まってるのか
急においてけぼりをくったような俺・・・不安が、鎌首をもたげる

「まなちゃんは?」
当利が聞いた
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかりません♪」
にっこり笑ってそう、答えた
ま、まだ一年生だしな・・・・・・・なんて、この時は考えていた・・・・・・・ああ、意味深な引き

嘘級生〜オチが見つからないよぅ〜

テストも終わり、終業式までもう幾ばく、特に何かあるわけでない日にちを過ごしていた
変わらずまなと一緒に帰る日々、あの日キスをしたからといって、別に関係が変わるコトはなかった
「もう、終わりですねえ」
「そうだなあ・・・まな、春休みなんか予定あるか?」
「・・・・・特に、ないです」
「じゃ、一緒にどっか、また行こうな」
俺が気を利かせたわけでもないが、誘う。この前のキスの時に感じた、確かな
女の子としての手応え・・・・なんか、まなに対する気持ちに少し俺の中で変化があったのかもしれない

ふと、目の前を、ピンクのくまが横切った
「・・・・・・・・・・・お兄ちゃん」
まなが、げんなりした顔で、それを見送った・・・・なぜ、あの人は郵便屋のバイトで
あんな格好をしているのだろう・・・・ちょっと、謎だ
「最近は不況で、どこも大変らしいからなあ・・・・」
心にもないコメントをつけつつ、まなとそこを通りすぎた

「・・・・・お兄ちゃんがどうして、ここに来たのか・・・・先輩は知ってますか?」
まなが、聞いてきた・・・・・・・どう、答えるべきだろう
「・・・・・・・直接聞いたわけじゃないけど・・・・くろねこ先輩から聞いたよ」
「・・・・・・・・・・・・・・どうしてですか?」
まなが、怯えるように聞いてきた・・・・目を、俺とは合わせていない、自分の足下を見ながら
まなは、歩いている

「・・・・・・・・・・まなを、連れ戻しに来たって」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・そう」
まなは、それっきり黙ってしまった・・・・・・なんだろう、急にキャラが変わった(−−;
こんなのまなじゃないって、ふと、思ったが、くまのプリントされているランチボックスを
鞄に忍ばせているあたり、まだまだ大丈夫そうだ(何がだ)

「そう言えば先輩・・・・・最近、みなつきさんの様子がおかしいんです」
まなが、ふとそんなコトを漏らした
「おかしいって・・・・・、もともと、普通の人じゃないだろ」
失礼なコトを、本人がいないコトを好いことに言っておくが、まなはあうあうと、首を
横に振って、俺に切実に話しだした

「・・・・・どうも、最近帰りが遅いんです・・・・それに、何か悪いコトでもしてるような感じが・・」
「犯罪の匂いか・・・・・・・・うーん、でも、みなつき先生に限ってなぁ」
俺はいまいち信用出来ないという感じだ、実際、変わった人とはいえ
普通の先生だ、授業は真面目にこなすし、学級崩壊が起きているとは聞いたコトもない
教師としては立派につとめを果たしている

「・・・・・まあ、学年も末だからな、色々と大変なんじゃないか?」
「そうだといいんですけどね・・・・」
まなは、そう言うと前を見て、また歩きだした

「・・・・・・・あれ?・・・みなつき先生?」
「??・・・・・・・あ、本当・・・・」
重苦しい雰囲気の中歩いていくと、何もない空き地に、みなつき先生がいるのが見えた
「・・・・先生、何してるんですか?」
「え?・・・・・ああ、高馬にまなか・・・・・いや、別になんとなく、不思議な所だなって」
みなつき先生が挙動不審だ(ぉぃ

この場所は、なにやら、住宅街にそぐわない、鬱蒼と背の高い草の茂った(もっとも今は枯れているが)
やや、広い空き地だ・・・・離れた所に、使われなくなってかなり経つのであろう、資材が見える
「・・・・・・・・・・なんか、懐かしい感じがするんだよ」
みなつき先生は、ふーっと息を吐きながらそう言った、俺は特に何も感じない
まなに関しては、全く興味がないようで、ぼーっと、壁に貼ってある映画のポスターを見ている

「もう、三月か・・・・・・・・雨でも降るかな」
みなつき先生が、お年寄りのような口調で空を見上げてそう呟いた
そう、気付けば三月なのだ、もうすぐ、春休み、ああ、めくるめく遊びほおける時間が♪
「じゃ、俺はここで帰りますね」
そう言って、まなとみなつき先生を残して、帰るコトにした
もう一度振り返ってみたが、俺には、やはり、何も感じられなかった

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「まな・・・・・・・」
「あう?」
みなつき先生が久しぶりに、保護者ぶりを発揮している
とてとてと、横を歩くまなに声をかけてみる、きょとんとした顔で、みなつき先生を見上げる
「・・・・・・・・・・・さっきの場所で・・・・女の子にあったコトないか?」
「女の子ですか?・・・・・・・・・別にないです」
まなが、答える。みなつき先生はそうかとだけ言って、家まで帰った
不審に思うまな、翌日わーふに相談するにいたる

「・・・・・・・・って、わけで、どうやら女の子が絡んでるみたいなんです」
「うーーーん・・・・・援助交際かなぁ・・・・ショックだな、みなつき先生がそんなコトしてるなんて」
まなと俺が、帰り道でそんな話しをしている、みなつき先生が、女子高生とそんなコトしてるなんて
「まずいな、他の誰かにばれてしまったら、先生いなくなっちゃうじゃないか」
「はう!?・・・そ、それは困ります・・・あうあう」
おろおろとするまな・・・・、しかし、二人揃って先生のコト全く信用してない所が凄い(−−;

そんな話しをしながら歩いていくと、昨日と同じ場所にまた、みなつき先生が
立っているのが見えた、犯罪の香りが・・・・・(−−;
「・・・・・・・・・・・先輩どうします?」
まなも、何かやる気満タンという感じで、俺に期待を載せた視線を向けてくる
「もちろん、しばらく見守るさ・・・・・・」
俺も、松田優作気取りで、素早く物陰に隠れてそこをのぞき見るコトにした

そして、みなつきサイド

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・雨を待ってるのかい?」
「そうです」
「そうか・・・・・、どうしてそんなに悲しそうな顔で僕を見るんだい?」
「まだ、言えません」
「僕は、君と以前どこかで会ったコトがあったかい?」
「それも、言えません」
「君のコトは・・・・・・僕にしか見えていないようだね」
「そうなんですか」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・君は誰なんだい?」
「秘密です」

みなつき先生の前には、一人の少女が見えている
ロングの髪のかわいい女の子だ、手には傘を持っている、今はまだ晴れている

ちなみに、高馬霧島サイド

「・・・あわわわ・・・・み、み、みなつきさんが・・・・みなつきさんが・・・ぼ、ボケてしまいました・・」
ショックを隠しきれないまな、驚愕の事実だ・・・・・みなつき先生が何もない空中に向かって
話しかけて困った顔をしている・・・・困った顔をしなければならないのは、俺達の方だと言うのに(−−;
「・・・・参ったな・・・・・最近、中間管理職のうつ病が流行ってるとは聞いてたけど・・・・・」
俺が、ゆっくりと、冷や汗をぬぐう・・・・そして、まなの頭を抱きかかえる、まなはショックで
泣き出しているのだ・・・・・・真剣な目でみなつき先生のなれの果てを見続ける俺

俺の視界もぼやけてきた・・・・涙をこらえきれそうにない・・・うう、先生・・・
思えば、もっとちゃんと授業を聞いておけば好かったとか、色々とこの場で反省している

みなつきサイドに戻る

「・・・・・・・・・・雨が降ると・・・・・・・何かあるの?」
「かもしれません」
「そうか・・・・・・・・・いつまで待ち続けるんだい?」
「わかりません」
「・・・・・・・・・・・・・あまり、無理をしない方がいいよ・・・・うん、僕は行く」
「そうですか」

みなつき先生はゆっくりと歩き出した、その場を後にする、女の子はくすりと笑って
みなつき先生の背中を見送った、不思議と足取りが軽いみなつき先生
そして、頭をもう一度整理している・・・・・あの子・・・どこで・・・・・

オチは高馬霧島サイド

「・・・・・まな」
「・・・・・うう・・・う・・・先輩・・・・」
泣きじゃくるまな、俺も悲しい・・・・・・先生があんなコトになってしまうなんて
「どうする?」
「・・・・・・・・でも、帰ります・・・・・みなつきさんが少しでも好くなるように・・・・」
ぐいっと涙を拭って俺に笑顔を見せた、俺もそっとハンカチで顔を拭いてやった
「そうか・・・・辛くなったら俺に言えよ」
そう言ってここで別れた

・・・・どうなる、みなつき先生

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・話しパクリまくり(ぉぃ