人類が誕生したといわれている500万年ほど前、私たちの住んでいる日本列島は、ほぼ現在に近い形に
![]() ![]() その後、今から200万年ほど前から100万年ほど前にかけて氷河時代が訪れ海面が下がると共に地殻変動も活発になり、古東海湖の底にあった地層が陸地となって、今の春日井市の辺りはかなり平坦な地形になってきました。 ところが、20万年ほど前、再び海面が上昇し始め、内陸深くまで海が入り込んできました。この海を熱田海(右図)と呼んでいて、牛山町は再び水面下に没することになってしまいました。この時海底に積もった地層は軽石を含んだ砂の層で、田楽層と呼ばれています。この軽石は御嶽山の噴火活動によるものと言われています。 ![]() 今から6千年前から1万年ほど前になると、氷河が溶けて海面は再び上昇し始め、内陸部まで入り込んできました。約5千年前の縄文時代前期には、現在の名古屋市北部辺りまで海水が浸入してきましたが、牛山町が海面下に没することはありませんでした。その後、縄文後期から晩期にかけて海面はふたたび低下し、ほぼ現在の日本列島が出来上がりました。私達の住む牛山町が熱田海の底から顔を出したのは、約2万年ほど前のことですから、古代人が牛山町に足跡を印したのはこの時代以降のことになるでしょう。
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