星になったパンパ


2000年6月7日。グレートピレニーズの「パンパ」が、天国に旅立った。

それは本当に突然やって来た。

夏が過ぎ冬を迎えると9歳になるはずだった。

7日の朝、腰が立たなくなり、その日の夕方眠るように逝ってしまった。

悲しくて、悲しくて大声で泣き喚いたせいだろうか、コーギーの皆が遠吠えをはじめる。

 

すべてが、このパンパから始まった。

繁殖は全く考えず、ただただかわいいだけで、イタズラいっぱいそだった男の子でした。

この子の友達にと、大型犬とも上手く遊べる賢い小型犬・・・・

それでコーギーを飼うことになったのです。

 

今はパンパとの楽しい想い出が、グルグル頭の中を駆け巡り、メソメソメソメソ・・・

犬舎のドアを開けるとおっきな顔がヌッと現れ、ふさふさのしっぽがブルンブルン揺れる・・・

「磯部パンパく〜ん」  ハ〜イ!と右手が上がる・・・

公園でリードをつけて「伏せ!待て!」  背中を向けた途端、リードをくわえて逃げる・・・

歳をとるごとに甘えん坊になり、私に顔を身体をすりよせて歩く・・・

 大好きなおとうさんに挨拶をして、私達に手をわずらわせることもせず、
 逝ってしまった。おりこうすぎるぞ! 

まだ、いっぱいパンパの臭いが残っている。

食器もリードも・・・かたずけられない。

やっぱりパンパはいない。いないんだ・・・

パンパ、本当はもっともっといっしょにいたかった・・・

ありがとう!パンパ。天国でおもいっきり駆け回り、そのやさしい瞳で今まで以上に

すべてのものに安らぎを与えるのでしょうか。

 

そしてパンパを世に出し、私に託してくださったM御夫婦&Mちゃん。ありがとうございました。

今は多くを語ることは出来ませんが、本当に感謝しています。

 

パンパ、何年か何十年か経ち、天国の暮らしに飽きる日が来たら、また私たちの元へやってきて

くれる?その日を真剣に信じて、私たちは成長していきたいと思う。

 

あなたの顔にぶらさがって育ったティンクをはじめ、たくさんのコーギーの子供たちを面倒みてくれて

しっぽの毛がひっぱられぱなしで、寂しいしっぽの時もありましたね。

み〜んなパンパのことが大好きでした。

 

パンパ、安らかに眠ってちょうだい。そして、いっぱいいっぱいありがとう!