平成17年度 第4回 郡上市議会 定例会 2005年6月10日(金)午前9時半
傍聴者:川上朝史(記録)
野田龍雄
初めに硲孝司市長のあいさつ
6月1日に、議長と東京へ陳情に。地方交付税確保、地方への税源移譲の約束を実現し三位一体が名ばかりとならぬようすることを陳情。
一昨日(6月8日)は、全国市長会へ行き、小泉首相・麻生総務大臣に地方切捨てをしないようお願いした。
議員各位もお力添えを。
議案第89号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
◎初納の高橋了海さん(57)が推薦される。任期3年。
委員会に付託(本会議で審議する前に少人数の委員会で審議することを任せる。後に本会議で委員長の報告を受けて可否を決める。)した案件。
陳情第 1号 「市場化テスト」や「給与構造見直し」に反対する意見書の採択を求める陳情について
議案第90号 郡上市行政改革推進審議会条例の制定について ◎委員10名以内・任期3年・報酬6500円
議案第91号 郡上市の常勤の特別職職員給与の条例の改正 ◎収入役を置かないため退職金など
議案第92号 郡上市の公の施設に係る指定管理者の指定手続き等に関する条例の制定 ◎資料配布され説明はなし
議案第93号 郡上市の個人情報保護条例の改正 ◎管理者の責務・罰則
議案第94号 郡上市の火災予防条例の改正 ◎三重県多度町RDF燃料事故で消防士7名が死亡した事件から(RDF郡上なし)
議案第95号 郡上市の消防団員等が公務での災害時の補償の条例の改正 ◎目の障害などを別表で
議案第96号 郡上市の非常勤の消防団員の退職時の報償金の条例の改正 ◎2000円ずつアップ
以上は、総務常任委員会へ付託された。
議案第97号 郡上市の工場等設置奨励金交付の条例改正 ◎固定資産 1000万以上→3000万以上に
これは、建設産業常任委員会へ付託された。
議案第98号 岐阜県市町村会館組合の構成数 ◎海津町・平田町・南濃町合併、金山町が可児市に、柳津町が岐阜市に、笠原町が多治見市に
※ 10時35分。ここで10分休憩。 再開。
議案第99号 中濃農業共済事務組合 ◎金山町合併で消える
ここで森助役から発言。今年の2月、西和良の市有林を地元交通安全協会の要請に応じ委託業者に伐採させ代金を相殺したことをお詫びする。
鬼谷地区の冬の凍結防止のため183本(樹齢30年〜40年)を。本来は市の歳入に入れるべきものだった。
議案第100号 17年度一般会計 補正予算(第2号) ◎3666万円追加。総額328億3969万3千円に。
◎地方債の減少。32億7210万・・28億60万に・・66億8090万に・・。以下、いくつかの補正予算が読み上げられるが、傍聴人には資料が無いためなかなか理解が難しい。
◎衛生費、総務費、土木費、消防費、教育費、農林水産費、民生費・・街づくり道路・小学校・県支出金・合併支援金・中央病院土地95.97u・・・繰入金 ※ 11時28分まで、各部長が補正予算の説明をしていった。
この後、質疑に入り日本共産党の河合潔議員が積極的に発言する。私もそうだったが、議場でわからないことを聞くのは勇気のいること。が、ここでは遠慮なく聞いてほしい。
◎順調な審議に異変が起こった。
市が、敬老会の補助金を合併前の合併協議会で1人3000円と決めていたものを先の補助金10%カットにより2700円としたものを、1人300円の復活を提案してきた。河合議員がこれに対し議会軽視だと発言し、長尾議員も同調し合併協議会の議決事項より市議会での議決が優先と発言。金子議員も「削ればいい」の後方発言。
このとき丁度、昼食時間となり、1時間の休憩。
休憩後、午後1時5分再開。執行部の森助役が先の議案の凍結を発言。取り下げられた。
先回の議会で決めたこと(補助金10%カット)を、今回あっさりと覆す執行部の提案に議会の中に反発があったことだが、合併協議会決議は何だったということになる。合併時に補助金10%カットの話など露も無かった。
合併すれば10年間は変わらないのだからと言い住民の意向を確かめることなく合併を進めた責任は大きい。騙す、騙された、になるのか。
議案第101号〜106号 特別会計 補正予算(老人保健・簡易水道事業・下水道事業・介護保険・観光施設・病院事業等) いずれも可決。
議案107号 都市環境センター建設工事委託協定の締結 (相生、1億 万円、委託業務2億8400万円、随意契約、日本水道協会)可決。
議案108号 八幡幼稚園と児童館建設工事請負契約の締結 (小野、指名競争入札、3億3390万円) 可決。
議案109号 郡南中学校校舎大規模改修工事請負契約の締結(美並町、2億244万円、潟Aイゲン、鉄筋3階) 可決。
議案110号 市道の路線認定 (向中野、188m長、5メートル幅、私道、平成9年より要望、可決後に用地買収)可決。
報告は以下のもの
繰越明許費(16年度一般会計・簡易水道・下水道の各会計のもの、いずれも限度額の範囲内)
※ 聞きなれない言葉だが「年度内に支払いが終了しない見込みの経費。あらかじめ議決を経て翌年度に使用できるもの。翌年度年限のもの。」
「財団法人・郡上八幡産業振興公社」(八幡町)
◎「八幡城・旧庁舎記念館・博覧館」。収入2億349万円、支出2億184万円。165万円の黒字。
「郡上大和総合開発梶v(大和町)
◎「道路サービス・古今伝授の里・大和温泉」売上4億8千万。道路1億6千万・古今800万・温泉3億2千万・見込。
「活ノ野原の郷」(白鳥町石徹白)
◎H8年設置。売上3729万、仕入1165万、経費2602万で53万円赤字。とうもろこし、トレッキング好評。
「笈「弥陀ヶ滝観光」(白鳥町前谷)
◎13年目。宿泊昨年比92%。売上3334万、仕入1214万、経費2558万。−560万円繰越。
「潟lーブルみなみ」(美並町)
◎物産食堂。5年目。資本金7千万円。年26万人(1日73人)。売上6797万。利益59万6千。繰越430万円。
「糾阜アガリクスファーム」(和良町)
◎6年目。中国産90%苦戦。売上1億833万円、仕入経費9031万円、利益223万円。
いずれも、頑張っているものの昨年の台風などの影響もあり売上げが微減。
文書による報告は以下の通り。
文教民生常任委員会・病院建設事業特別委員会合同の視察結果の報告
一般会計・特別会計の平成16年度3月分の定例監査報告 川上記
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