6月定例議会一般質問

<発言通告>

 市街地の商店街は元気を失っている。数年前から商工会の商業部の会議では、産業振興課の職員が出向き、商業者支援の制度を話してくれ、商店街にはとてもいいことだと感謝している。引き続き支援を強めないと更に八幡町は落ち込む。来年四月には消費税を売上1000万円の零細業者にも納税義務を課して徴税することが決まっており更に落ち込みに拍車をかける。下水道工事の宅内工事を進めようにも自営業者の工事着工は遅れているようにも聞いている。最近の町内業者への支援策の実態、小口融資・季節資金貸付などの実績についても状況を聞きたい。消費税については課税業者の免税点が3000万円から一挙に1000万円に引き下げられることの影響をどのように把握しているのか。対象者は凡そどのくらいか昨年の実績から聞きたい。  ※八幡町の商工費予算について


川上朝史議員;
 
 最後に、市街地の商店街のことに付きましてお伺いいたします。不況に非常にあえいでおります。売上も非常に落ち込んでおります。数年前から商工会の商業部会の会議では、産業振興課の職員が出向き商業者を支援する制度の話をしてくれます。商店街にはとてもいい事だと思っております。引き続き支援を強めないと八幡町はさらに落ち込むのではないか。来年の4月には消費税を売上が1000万円しかない零細業者にも納税義務を課して徴税することが決まっており、更に落ち込みに拍車をかけることになろうかと思います。下水道の工事の宅内工事がいま進んでおりますけれども、自営業者の工事着工は遅れているようにも聞きました。最近の町内業者への支援策の実態、小口融資・季節資金貸付などの実績について状況をお聞きいたします。また、これまでは3000万までは非課税であった免税業者が課税業者になるわけですけれども、1000万に引き下げられたことへの影響をどのように把握して見えるのか、対象者はどのくらい凡そ見えるのか、昨年の実績からお聞かせください。

細川議長; 松井産業振興課長。

松井武夫産業振興課長; はい。

 町内商工業者に対する支援事業、又、融資実績は、という御質問で御座います。支援策の1つとして、融資制度というものがあるわけで御座います。14年度の実績を報告させていただきますと、小口融資は4件で780万円、中小企業季節融資が6件で1200万円、それから起業者支援融資で御座いますが1件で50万円。次に勤労者生活資金融資で御座いますが、1件で50万円ということであります。また、この他にですね、中小企業信用保険法によります中小企業の認定件数で御座いますが、これは26件御座いました。これは、どういうものかといいますと、この中小企業の認定をしますと国の方からの融資が受けやすくなる、といった制度であります。つまり、いわゆる貸し渋り対策によるもので御座いますが、こういうことで御座います。さらに、商工会、八幡町の商工会を窓口にしました融資実績としまして、国民金融公庫が御座いますが、これが36件で1億6140万円と、いうご利用が御座います。こういった制度に付きましては、毎年、広報「郡上八幡」の中の紙面の中でPRさせておっていただくわけで御座います。今年度に入りましても、数件の問合せが御座いました。先ほど、町長の答弁の中にも、行政は最大のサービス業であると、で御座います。従いまして、御相談にお見えになられましたら、懇切丁寧に誠意を持って対応させていただきたいというふうに思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 細川議長; 税務課長

 旭里美税務課長補佐;

消費税について少し簡単に御説明を申し上げます。御承知のとおり消費税は国税で御座いまして管轄は税務署になります。そのような中で、関税務署管内の昨年、平成14年の実績を見ますと、3000万円以上の事業者数は1700件あります。それから1000万円以下に引き下げられることによりまして、3900件が増えることになります。大体、こういう風なことから行きますと、具体的な資料等御座いませんので詳細については判りませんが、この中での地方税分としては1%が回ってくると、いうふうなことになっておりますので宜しくお願いを致します。

 細川議長; 武藤水道課長

武藤五郎水道課長;

自営業者の下水のほうの接続の遅れということでしたけども、公共下水道に付きましては6月15日現在で3015件の供用開始件数があるわけですけれども、この中で1134件、パーセントにしまして37.6%の接続情況で御座います。自営業者と一般家庭というふうな区別でうちはまとめていませんけれども、確かに一般家庭と比べますと商売屋さんの方がやや遅れとるなという認識は持っております。それで期限付きで利子補給制度を設定しておりますけれども、20万以上200万を限度に供用開始3年以内の施工対象ということにしております。例外的には業者さんの都合で4年目に入ったという方についても利子補給の対象にしとるところで御座います。それで現在までの利子補給制度の利用についてで御座いますけれども、農業集落排水では3件、公共下水道の区域では15件の方で、全体で18人の方が今、利子補給制度を使用していただいております。それで参考までに郡上でですけれども、明宝・和良村についてはこうした制度を作っておられませんけれども、大和町については4件、白鳥町につきましては6件、高鷲村については14件、美並村については2件の方が利子補給制度を使用してみえるということを聞いております。それで担当課としましては、今言われましたような金銭的な理由もあろうかと思うんですけれども、やはり下水工事をやるということになりますと店を休業せんならんと、いうことの原因でやはりなかなか思い切りというか、その辺がつきにくいんではなかろうかというふうに思っております。それで、先般の5月6・7日と総合庁舎のほうで町内の食品衛生に関係される方の大会が300名位やられたわけですけれども、少し時間を頂く中でそこでも下水道の接続のお願いやらしたわけで御座いますけれども、今後とも利子補給制度等のPRをする中で加入促進にも協力して頂くようお願いしていきたいと思っておりますので宜しくお願い致します。

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