街頭演説の内容(2004年4月)
ご紹介をいただきました川上朝史でございます。大変な選挙に立候補し、非常に緊張しております。
特に、この選挙戦では、私の住む北町地域や、小駄良川筋の地域には、私以外の立候補者は無く、
その責任の重大性をかみ締めております。何んとしても、当選を勝ち取って、皆さん方の期待に応え
る議会活動を行って参りたいと決意を新たにしております。どうか、その川上朝史に、皆様方の温か
いご支援と、大きなお力添えをまずもってお願いいたします。
皆さん、郡上郡の七か町村が合併し郡上市が発足しましたが、一番心配されることは、皆さんの
声が行政、市役所に届かなくなる、そして行政サービスもみんなの所に届きにくくなると言う問題で
あります。
郡上市の面積は1030平方キロメートルで岐阜県の十分の一を占めるという大変な広さであります。
人口5万人足らずでこのような市は、本州には見当たらず、北海道にしかなかったそうであります。
そのような広いところでは、住民の声も届かない、行政の目も届いてこないという心配であります。
そういったことから、住民の代表である郡上市の市議会議員の役割は今までになく大変重要なもの
となってまいります。
特に、前の郡上郡時代は90人の町村議会議員がいたわけでありますが、今度の郡上市では30
人の定数で前の三分の一でございます。
したがって郡上市の市会議員は、郡上郡時代の三倍の責任を負う勘定になります。
ここで議員としての大きな役割の一つは、住民の声を議会に届け、市政に反映させるということ
であります。先般、私たち日本共産党八幡委員会が実施したアンケート結果は、福祉を大事にする
行政、医療や介護を大事にする行政に力を入れてもらいたいという回答が一番多くを占めていました。
こうした声を議会に届け、みんなが安心して暮らせる市政の実現を目指すことが議員としての大き
な責任であります。特に高齢者、お年寄りがこの郡上には大勢おられる現状から、こういう所へ
温かみのある行政が強く求められていると考えます。
(先のアンケートに、国民年金で老後を細々と暮らしています、という書き出しの77才の老人が、
6万円の年金で入所できる施設を多く作ってください。くれぐれもお願いします。という切々とした
文面を、私の元へお寄せ下さいました。)これらをしっかり踏まえた議会活動を行ってまいります。
また、岐阜県下で一番高い公立幼稚園の保育料など、子育て支援に積極的で、教育に力を入れ
る市政の実現に議会活動を通じてがんばってまいりたいと考えております。
不況は深刻です。保育料や国民健康保険税や介護保険料など公共料金の負担の軽減が強く求
められています。こうした住民負担の問題でもしっかりと住民の側に立って取り組んで参ります。
さらにもう一つの議会の重要な役割は、行政を厳しく監視するということであります。議会と行政が
慣れ合いになってはいけません。特に郡上市ともなると予算の規模も大きく事業も大きなものとなっ
てきます。ここに不正があってはなりません。しっかりと監視する必要があります。
そして大事な予算を無駄な公共工事などに使わせたりはしないということであります。
大事な予算は、暮らしに役立つものに使っていくように、しっかりと監視する議会の責任があります。
私は、幸いにして、皆さん方のお力添えを得て当選することが出来ましたならば、これらの議員
としての責任、議会としての責任を、しっかりと果たしてまいりたいと、お約束をするものであります。
どうか皆さん方には、この川上朝史に大きなご支援、今までにないお力添えを、心からお願いする
ものであります。以上、本日は街頭より川上朝史が立候補に当っての皆様方への訴えをさせて
いただきました。ありがとうございました。