2002年12月 八幡町議会定例会
2.災時の障害者・お年寄りの避難態勢について
問:川上朝史議員
東海大地震の恐れが心配されております。こうした大地震などの災害時、体に障害を持つ皆さんやお年寄りの皆さんの中にはどこへどのように避難すればよいか分からず不安に思っておられる方達が多くあります。去る9月1日の八幡町での防災訓練では、桜町は桜町公民館で、愛宕町、朝日町などは八幡小学校で、あるいは大正町公園など各地で皆さんが訓練や講習をされました。このような時、障害者や老人の方を避難させる訓練も必要に思われます。常日頃、住民の皆さんは、近くにはどのような方が障害を持っておられ、たとえば車椅子で出入りされるときは災害時には通れる避難路はどこか、障害物はどこか、又、大切なことはそれをサポートする人は誰か、を心得ておけば、万一、災害時にも落ち着いて避難できるのではないでしょうか。現在、どのようなことを想定して、その態勢はどのようになっているのかお伺いします。
答弁:井口利厚総務管理課長
災害弱者の災害時の避難についてということですが、災害の想定をどうしているかということについてですが、災害の想定をするという事は非常に困難なことがあるわけですが、現在では東海地震・東南海地震の発生に備えることが必要であろうと、これは消防のほうの広報紙で周知しておることでございますが、ご存知のことだろうと思いますが、そんなことだろうと思います。万が一、災害が発生し非難が必要になった時、一番頼りになるのは今までの一般質問の中でもお答えしておりますように、隣近所の方が一番頼りになるだろうと、これは阪神淡路大震災の時にも相当数が今の民間の方のボランティアによるサポート・介助・援助といいますかそんなふうやということですので、そのことが一番大事だろうと言う事やと思います。そのことを進めるためには地域内の寝たきりの方、あるいは高齢者の一人暮らし、あるいは障害者の方等、自治会内で自主防災会でどのように把握するか、まあしかしそれがですね今はプライバシーの事が非常にやかましくいわれますので、その辺をどうしていくかという所ですね。ですから弱者といわれる方がその辺のところをあまり主張されると自主防災会でも把握がしていけないということになりますから、日々のコミュニケーションを良くとっていただいておいて、そういう部分は強くしていただきたいなーというふうに私どもは思っております。それも自主防災会に全部任せるということではございませんが災害の規模によってそういうことが非常に大事であろうと。あるいは地域によってですね広い地域とそうでないところがあれば、町として消防団あるいは消防署等々が対応できる部分もございますが、災害の規模・大きさ・地域等々によって非常にこのことは変ってきますのでどちらにしても自主防災会の組織化を進めていただきたい。そんのふうに思っております。そのために今年からはそれぞれ自治会等々中心になって自主防災会を組織化していただくことを進めておりますが、現在128自治会の内96自治会で自主防災組織を立ち上げていていただいております。その辺で活動をしていただきたいと。ですから自主防災会での活動が大切になってくるだろう。訓練・災害時を想定しての訓練・避難路・避難先・解除の方法等について日常活動として、それぞれの自主防災会で話し合っていただく、情報交換をしていただく、そういうことが非常に大事になってくるだろうと。ですから住民の方にその辺を意識として、常日頃持っていただくことが大事だろうと、そんなふうに思っております。ですから、それぞれの地域で自らの地域は自らが守るというところ、一人一人が役割分担をどうしていくかというところ等、十分認識していただきたいと。ですからそういうことからあと32自治会では組織化がまだされてない状況でございますから、その辺のところについては是非組織化をしていただくよう働きかけをしていきたいと思っています。災害弱者ということの把握ということについては、民生委員さんを通じて福祉課のほうで福祉カードを整備している部分もあります。また地域の状況が日々変るという事もありますので情報をいただきながら整備をするという方向でございますのでよろしくお願い致します。
再質問:川上朝史議員
災害時の障害者やお年寄りの避難体制については、自治会に防災自主的な組織があるとお聞きしました。是非とも、プライバシーの事もあると言われましたが、役割をわかるように働きかけを強めていただきたいと思います。