1月11日、八幡町成人式が郡上八幡総合文化センターで開かれました。今年は242名の二十歳の成人が誕生しました。会場前の広場では、喜びに満ちた新成人達が友達を見つけ合って楽しく歓談している姿が見受けられます。地元ケーブルテレビ局はカメラ2台とアルバイト社員を使いインタビューにおおわらわです。「新撰組は好きですか」のくだけた質問から「20歳から年金をかけることを知っていますか」「将来、郡上に住みたいですか」「家族にひとこと」と進みます。彼らの多くは年金をかけなければならないことは知っていました。郡上に住みたいという成人が多い中はっきり「住みません」という人も。故郷を捨てて大きく飛び立つ心意気でしょうか。新成人の服装は女性がほぼ全員が和服姿です。色とりどりの和服の艶やかさと頭の飾りには圧倒されてしまいます。男性は以前にも増して羽織・袴姿が目立ち始めました。中にはカラフルな和服もあり時代を反映していますが、多くは背広姿です。服装を通しても喜びに満ちた雰囲気が会場に伝わります。我が子の晴れ姿を写真に撮る親の姿もありました。記念写真を撮る写真屋さんは並ばせるのに声を枯らすほどです。お祝いする主催者側には礼服を着て祝意表す人も。新成人を代表し男女各一人が誓いの言葉を述べました。その一人小板由季さんは中日新聞の質問にイラクへの自衛隊派遣に反対の回答をしてみえました。憲法改正はわからないとの回答でした。政府の進む危険な道に対し、若者の健全で率直な思いが表れているように思われます。先輩として送る言葉を述べたレストラン赤垣の野田保司さんは、「自分のプライドを捨て、精一杯やれば、夢のほうが追いかけてきます。」と新成人を心より励ましました。

この励ましの言葉をした野田さん、14日に病気で入院されたことを聞き驚きました。早く良くなってください。      朝史

しんぶん赤旗読者だより「読んどくれ」の原稿です。仕上が間に合わず1月号に載せられなかったものですので、ここに載せます。(下線のところをクリックすると写真が))